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2007年04月09日

■鳥コレラがカナダで勃発している

鳥のコレラは、時に家禽コレラとも呼ばれ、急速に多数の鳥を死滅させる病気である。鳥インフルエンザ菌とは別で、「学名Pasteurella multocida」菌によって起こされる。
「Vibrio cholerae」バクテリアによって起こされる人のコレラとは別で、家禽コレラあるいは鳥コレラは、人獣の区別を超えて(zoonotic)感染するものではない。

生物学者と鳥類のエキスパート達が、2007年4月6日、カナダ、ホリルードの岸に打ち上がった多数の鳥の死についていくつかの理論を提出している。ビル・モンテヴェッチ(BillMontevecchi)氏はこれらの鳥は現地でマー「mur」と呼ばれる厚口嘴の鳥と普通の「 murs」であると言う。モンテヴェッチ氏はこの死は鳥類のコレラあるいは飢餓によるものであるかもしれない、と、言う。 彼は、2006年11月と12月に、沖合いで鳥コレラの主要な勃発があり、感染したのは大きなかもめで、内陸のセントジョンズの近くでも、少しの被害がでたと、言っている。

鳥類のコレラは、また家禽コレラとしても知られているが、北アメリカの野生水鳥の間で最も普通の病気の1つである。この病気は感染後に直ぐ死亡させ、時には6時間から12時間で殺す力がある。そして健康な鳥は、死んだ鳥や死にかかっている鳥によって環境中に放出されるバクテリアを通して、この病気に感染する。ビル・モンテヴェッチは、他の可能性は鳥が、風の悪条件が原因で、あるいは餌の欠乏が原因でしばらく食べる事ができなかったからではないかと、述べている。

ビル・モンテヴェッチはこう述べている:鳥がまた他の地域でも出現している。生気を失っているように見える鳥達が岸に近いところで見られている。その様子はそれらの鳥が病気になっていること可能性がある。 鳥達は南アヴァロン(Southern Avalon)に沿っても出現している。その実際の範囲は、ウイットレス・ベイ(Witless Bay)からずっとセント・ショッツ(St.Shotts)までに及んでいる。

モンテヴェッチはさらにこう述べている:もし誰かが海岸沿いで鳥を見つけたなら、それを野生生物保護当局に報告すべきである。人々は用心の為に死んだ鳥を拾い上げてはいけない、そして、もし必要であるなら、当局者のために鳥は二重になった袋にいれられるべきである。鳥の2つの種が繁殖するために北極を目指して北へ飛んでいるいる。

この関連地図は以下でアクセスできる。

-鳥コレラ/家禽コレラの病理的な特徴-

この鳥コレラバクテリア(学名Pasturella hemolytica(multocida))にはいくつかのタイプ がある、しかし最も多く野鳥に感染するタイプは「タイプ1」型である。土地の中あるいは水中で、このバクテリアは最高4カ月間生き残ることが知られている。従って、このバクテリアは食物あるいは水を通じて摂取されるか、あるいは感染している鳥との直接の接触によって、あるいは感染した鳥の糞を通じて感染されるかもしれない。このバクテリアは、空気によっても伝染される事がある、特にもし鳥達がお互いに接近している場合空気感染が起きる。

大量死滅は、カモとガチョウで最も多く見られる。だが、オオバン、カラス、カモメもこれらの大量死の影響を受ける事がある。鳥の死は通常非常に急速に起きて、鳥が文字通りに空から落ちてくることになる。この速い病菌攻撃の結果として、多数のよく肉がついた鳥が死んでいるのが発見されることになる。

この病兆は、鳥が生気を失ってグッタリした様子になる。あるいは痙攣を起こして、異常な状態でグルグル回って泳ぐか、あるいは飛ぶかもしれない、あるいは逆さまに飛ぼうとするかもしれない。病菌の攻撃が急速なので、病変があまり観察される事がない。糞便は、淡黄色から血だらけになる範囲がある。

鳥類のコレラは、時に家禽コレラとも呼ばれるが、鳥インフルエンザと区別される病気である。けれどもその区別は菌による組織病化、テストで示される。鳥コレラは、「Pasteurella multocida」菌によって起こされもので、「Vibrio cholerae」バクテリアによって起こされる人のコレラと混同されてはいけない。家禽コレラあるいは鳥コレラは、人獣共通(zoonotic) で感染するものではない従って公衆衛生上の意味合いはない。

Author:事務局 : 2007年04月09日 16:53