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2007年05月28日

■ベトナムで人間へのH5N1ウイルス発症が再勃発する

ベトナムは2003年にアジア家禽に壊滅的損害を起こしたH5N1ウィルスを撃退することに成功したとして歓声を受けていた。
ベトナムはH5N1ウィルスで42人の犠牲者を出した後、全国的大量家禽ワクチン接種プログラムと強い政治意志でH5N1ウィルスを抑制したとしていた。2006年にはH5N1ウィルスの家禽勃発は報告されていなかったが、今年はやく再勃発が始まっていた。
H5N1ウィルスは人が罹病しにくい状況が続いてはいるが、世界全体では185人を殺している、と、WHOが述べている。

ハノイ、ベトナム発:ベトナムは、1年半ぶりで最初になる人間の鳥インフルエンザの発症を確認した。このウイルスがベトナムの家禽の集団に拡大しつつある。

北部「VinhPhuc」州から来た30歳の男、は、入院中で、3日前にH5N1ウィルスに対し陽性テスト反応を示した後、人工呼吸器を通して呼吸している、と、ハノイのバッハ・マイ(Bach Mai)病院長トラン・クイ氏が言った。「この男性は危篤状態である」と彼は述べた。

「彼は高い熱があり、呼吸困難で、咳をしていて、彼の肺レントゲン写真は完全に白かった。これらすべては典型的な鳥インフルエンザの症状である」

この男性は先週病院に入院した、とクイ氏は言った。患者の親類達は、彼が病気になる前に、結婚披露宴のためにニワトリを料理する準備を手伝っていた、と、言った。

それは2005年11月以来ベトナムでのH5N1の最初の人への感染であり、家禽間の鳥インフルエンザの大流行が南部、中部、北部ベトナムで報告されているなかで、発生したものである。

このウイルスのサンプルが分析と再確認のため世界保健機構の実験所に送られるであろう、とWHOベトナム代表ハンス・トロウドソン(Hans Troedsson)氏が述べている。「我々はもっと多くの詳細を手に入れるため保健省と連絡している」、と彼が述べた。

ベトナムは、2003年遅くにアジアの家禽に壊滅的な攻撃を始めたウイルスを撃退することに、成功した国として歓迎されていた。42人の死者が出た後、国家的な大量家禽ワクチン接種プログラムが、強い政治意志と結びついて、このウイルスを抑制した。2006年には家禽での勃発は報告されていなかった。しかしこのウイルスがまた今年はやく台頭してきた。

H5N1ウィルスは人が罹病しにくい状況が続いている、しかしエキスパート達は、それが人々の間で容易に広まる型に突然変異することを恐れている。このH5N1ウィルスは185人を世界中で殺している、とWHOが述べている。

Author:事務局 : 2007年05月28日 11:39