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2007年06月13日

■カナダの公的埋立地で「死んだ牛」を埋める禁止令が出る

カナダ食物検査機関(Canadian Food Inspection Agency)が狂牛病を排除する為に出した新しい規制法は、牛の死体を埋立地で処分する事を禁止する事になる。

この禁止令導入には批判が出ている:それはあまりにも費用が高い。牛の死体処分のため個人的に取りに来てもらうのに1頭およそ300ドルもかかる。それで農民は自分の敷地で埋める事を考えなければならない。それには、バックホー(切削機)が必要で、または堆肥化させることが必要で、それはさらに異臭問題をおこすかもしれない。

新しい埋立地規制法は狂牛病規制に順応しているが、代策を与えていない。

エセックス(ESSEX)-死んだ牛をどうすべきかが7月12日から農民に煩わしい問題になる。
は牛の死体は地域の埋立て地において受け入れられなくなるからだ。

この禁止令は訳が分からない、と、酪農家のマーク・ボークウィル(Mark Balkwill)が言う。
一体何で死骸を農場で埋めて堆肥にするのが、監視される埋め立て地より、安全になるのか、と彼は糾している。

狂牛病を排除する為のカナダ食物検査機関(Canadian Food Inspection Agency)(CFIA)が出した新しい規制法は、牛の死体と付随物に対する埋立て地での処分をコントロールする事になる、と、エセックス-ウィンザー固形廃棄物局(Essex-WindsorSolidWasteAuthority) は先週通告された。

埋立て地マネージャーのラルフ・ライザー(Ralph Reiser) は、この新しい規則が分析されるまで、死亡牛処分に対し一時的な禁止を要求した。この開始される禁止令について農民に警告する標識が埋立て地に立てられた。

埋立て地マネージャーのラルフ・ライザーは、埋立て地では死んだ牛を受け入れるにはライセンスが必要となるだろう、そして処分の仕方を変更しなければならなくだろう、と、言った。例えば、車と死んだ牛の処分で使われた装置の洗浄も必要になる、と、彼は言った。

この禁止令を中止するのに、また当局の高くなる処分コストを止めるのにどれぐらい期間がかかるのか、について、彼は確かに述べる事ができなかった。

しかしボークウィルは、狂牛病が東部カナダではこれまで発見されていないと言った。

「オンタリオでは狂牛病はこれまで1件もでていない。どうして我々が規制されるのだろうか」と、彼は述べた。

知り合いの酪農家バーナード・ネルソン(Bernard Nelson)、エセックス郡農業連盟(The Essex County Federation of Agriculture)会長、は、この禁止令は農民の危惧になるだろう、と述べた、そして地元の固形廃棄物局に再び牛の死体を取る為必要なライセンスを獲得するように督促した。

彼はこう述べている:それはあまりにも高価になる。牛の死体処分のため個人的に取りに来てもらうのに1頭およそ300ドルもかかる。それで農民は(自分で)埋める事を考えなければならないだろう。それには、バックホー(切削機)が必要で、あるいは堆肥化させることが必要で、それはさらに異臭問題をおこすかもしれない。

ライザー氏は毎年投棄される死んだ牛の頭数には確言できなかった、しかし相当な数になるというのには疑いを持っている。ネルソン氏は、年に2頭を埋立て地に持って行くかもしれないと言った、そして家畜オペレーションがエセックス郡ではあまりないので、全体的な数は低いだろう、と、述べた。

ローランド ガラント、地区埋立地連絡委員会議長、は、私有地での埋め立てが持続するのを許す一方で、埋立て地が死んだ牛を受け入れるのをさらに難しくする理屈を理解することができないと言う。

ガラント氏は、彼がかつて自分の敷地で死んだ馬を埋葬しなければならなかったので、その問題はよくわかる、と、述べた。大きい動物を不適切に埋める陥穽の1つは、「死体が表面に上がってくる傾向がある」事だと彼は言った。

Author:事務局 : 2007年06月13日 12:30