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2007年07月07日

■世界銀行がインドの最貧困農民へ最大の貸付資金援助を発表する

この資金援助は、《The Strengthening Rural Credit Cooperatives Project》「田舎貸付協同プロジェクト強化策」と呼ばれ、インド政府の田舎の貸付金融組織を改革するプログラムを支援するものである。
その目標は地方の金融機関を変革して、困窮した辺境農民を含むインドの最貧農民へ金融サービスを与え、要求に応じられる、効率的な、商業的に実行可能な、金融機関にする事であると、世界銀行は述べている。

インドの田舎の住民は正式機関からの金融利用が困難で、代わりに非道な金貸しに頼る事になっている。小規模の、辺境の農民は、インドの田舎住民の最貧困層で、1エーカー以下や4エーカー以下の土地で困窮した農業をしている。

ワシントン発 6月27日:世界銀行(WorldBank)がその最大の援助金の1つをインドへ今日承認した。このローンとクレジットはインド農民が金融サービスへアクセスできるよう6億米ドルが提供されるものである。

これらの「田舎貸付協同銀行」は約31の州共同銀行、367の地区中央共同銀行、10万ルピー(lakh) 以上の第一農業貸し付け協会を含んでいる。

そのゴールは、これらの地方銀行を変えて、困窮した辺境の農民を含む、インドの最も貧しい農民の金融サービスの求めに対応できる、効率的な、商業的に実行可能な、金融機関にする事であると、世界銀行は述べている。

世界銀行はこう述べている:「1990年代初期から、インドは本格的な金融部門の諸改革を導入してきた、その改革は、増加した競争、多様化、開放性、深さ(depth)、を、もたらしてきた。それでも、インドの田舎の住民は正式機関からの金融アクセスを制限されていて、代わりに法外な金貸しに頼る事になっている。この問題は特に小規模の、辺境の農民では厳しい。彼等は、インド田舎住民の最貧困層で、1エーカー以下、1から4エーカー以下の土地で農業をしている」

これに関する見積もりでは、末端農民の87パーセント、小規模農民の70パーセントは、正式な金融機関からのクレジットへアクセスができない、ことを示唆する。

「不平等を減らし、そして究極的に貧困を無くす為には、インドの田舎の貧困層が資金をもっと容易に利用できるようになる事が、もっと進んだ田舎の発展には絶対的に不可欠なものである」と世界銀行インド国ディレクター、イザベル・ゲレロ(Isabel Guerrero)が、述べた。

Thursday, June 28, 2007 11:22 AM

Author:事務局 : 2007年07月07日 16:13