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2007年07月12日

■ベトナムで口蹄疫の勃発が確認される

ベトナム保健省によるテストで、発病した家畜は、「アジア1抗原型」によって感染されていて、「O抗原型」による感染ではない事が確認された。感染勃発地域では先月55頭の雌牛が、地区貧困除去プロジェクトで輸送されていた。
州農業地方開発省(Agriculture and Rural Development Department)が担当会社に輸送牛を15日から21日間隔離するよう助言していたけれども、同会社はその「アドバイス」を無視して農民に牛を配っていた。この会社は、輸送された牛は輸送される前に、FMD、また他の病気に対する予防接種が実施されていたと主張している。

新しい足口病ウイルス[ FMDV ]抗原アジア1型が中部州「QuangTri」で、雌牛、バッファロー、豚、やぎの少なくとも650頭に感染した。

同州の地区人民委員会は2007年7月4日に以下の報告をした:「アジア1ウイルス抗原型」(その起源はまだ追求中)によって引き起こされた最近の疫病はすでに、「Dakrong」、「GioLinh」、「TrieuPhong」、「CamLo」、「HuongHoa」の5つの地区に広がっている。

最もひどい打撃を受けた地域「Dakrong」では、この疫病に感染した650頭のうち470頭以上を出している。ベトナム保健省によるテストで、発病した家畜は、「アジア1抗原型」によって感染されていて、一般に「O抗原型」として知られているものによる感染ではない事を確認した。先月[2007年6月]早く、55頭の雌牛が、地区貧困除去プロジェクトのため、「ThanhHoa」北部州から「QuangTri」まで、地元の「ThuanThanh」有限会社によって輸送されていた。

その州の農業と地方開発省(Agriculture and Rural Development Department)は担当会社に輸送される牛を15日から21日間隔離するよう助言していたけれども、同会社はその「アドバイス」を無視して、農民に牛を配っていた。この会社は、輸送される牛は「Quang Tri」に輸送される前に、FMD/足口病/口蹄疫、また他の病気に対する予防接種をされていたと、主張している。

これまでのところ、州当局は、関係機関に、感染している牛と地区を速く隔離して、殺菌して、そして発生を抑制するように指示した。地区の検査機関は、さらにこの勃発を調査する課題を課せられている。

州動物保健省長官の「NguyenQuangVinh」、は、速く広まるこのウイルス型に対処するのには、感染家畜の治療と接種で何十万ドルもの費用がかかるだろうと、述べている。

州当局は、影響を受けた農民援助で、そして2007年7月10日までにこの疫病根絶するために、70から80億VND(434,000から496,000米ドル)を割り当てる予定である。

-ProMEDメールのコメント-

4-5日間でこの病気を絶滅させるというベトナムの宣言された計画は、とても非現実的である。

「抗原型アジア1」のFMDは、2006年5月にベトナムによって最後報告されていた。伝えられるところによれば、それは中国国境に隣接している「HaGiang」州の6地域に在る19のコミューンで検査されて、牛、野牛、豚、が感染されていた。それ以後、追加報告はこれまで取れなかった。ベトナムのFMD状況査定には、「ProMED-mail 20070705.2133.」のコメントを参照されたし。

Author:事務局 : 2007年07月12日 16:41