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2007年07月12日

■米国でも鳥インフルエンザ菌感染が勃発している

バージニア州で鳥インフルエンザウイルスが屠殺前の七面鳥に発見された。
バージニア州農務省はこう説明している:それは世界的に2億5000万羽の鳥を死滅させたH5N1型ではなく、家禽によくある鳥インフルエンザの穏やかな菌株の1つである。この鳥インフルエンザ非致死性ウイルス菌株にさらされた54,000羽の七面鳥が処分されるだろう。これらの七面鳥は何も病気の徴候を示さなかったし、また人間の食料供給経路には入らなかった。合衆国ではこれまでのところH5N1ウィルスの勃発は免れていると言われている。

人には有害ではないこのウイルスへの免疫抗体が、屠殺前の所定テストの間に発見された、とバージニア州の農業サービス局が、ステートメントを発表した。

州獣医リチャード・ウィルクス(RichardWilkes)がステートメントでこう述べている:「これは合衆国外の諸国で広範囲にわたる鳥の破滅と人間の死をもたらしている、高病原性菌株ではない。これは家禽ではよくある鳥インフルエンザの多くの穏やかな菌株の1つで、鳥にはマイナーな病気、あるいは、目立たない症状しか起こさないものである」

バージニア州農務省報道官がこう言った:これらの鳥は何も病気の徴候を示さなかったし、人間の食料供給経路には入らなかった、そして即座に処分されれば、今後も入ることもないだろう。

渡り鳥は、家禽にされた鳥を、また人も感染させる、また時には致死性がある型のウイルスで感染させることができる。

しかしながら、病疫学者の最も大きな恐れはこのウイルスが人から人へと伝染する型に突然変異して、パンデミックを引き起こすことである。

バージニア州で発見されたこのウイルスは弱い病原性のもので、世界的に、主としてアジアでだが、2億5000万羽の鳥を死滅させたH5N1型ではない。

生きている家禽の展示や販売は、7月末まではバージニア州で禁止された、と、農業省報道官がAFPに言った。

バージニア州でとられた処置は、H5あるいはH7鳥インフルエンザの勃発を絶滅させる米国連邦の政策に従ったものである。その連邦政策はこのウイルスが突然変異して、悪性菌株になる可能性を阻止するものである、と、同氏は述べた。

合衆国ではこれまでのところH5N1ウィルスの勃発を免れてきた。

合衆国当局は、多数の野鳥を始め、家禽、特にアジアとヨーロッパから来る家禽、を規則的に検査している。

Author:事務局 : 2007年07月12日 16:56