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2007年07月31日

■ニュージーランドの有機食品はパッキングも有機に向かう

有機栽培の果物と野菜は従来の農産物に代わる環境上好ましい選択肢であると思われている。
しかし、それを主流に向ける仕事は道義的気持ちを鈍くするほど容易ではない。

従来のプラスチックパッケージは販売を追うスーパーマーケットが要求し、また顧客が買っているものが本当に有機栽培であることを知ってもらうために生産者によっても要求されている。

「純粋新鮮有機Purefresh Organic」、ニュージーランドのスーパーマーケットで売られている有機野菜の80パーセントの供給元は、今週バイオ分解できるプラスチック包装用資材を導入しようとしている。これは環境上の影響を減少させようとする試みである。

アンナ・アロマ(Anna Aloma)、創業10週年記念を祝った同社の「新鮮直接Fresh Direct」部門総支配人、は、そのプラスチックは、150年ではなく、18カ月以内に分解するだろうと、述べている。

「私はこれがスーパーマーケット棚に出す我々の有機産物が環境への影響を減少させる事になる事を希望している」と総支配人8年経験のアロマ氏が述べた。

「純粋新鮮Purefresh」は10年間ニュージーランドのスーパーマーケットに有機産物を供給してきたが、有機農産物部門はいまでも「新参者」として見られていて、オーガニックセクターの他の部分が真に本物であることを消費者に確信させる厳しい課題に直面している。

アロマ氏は、コーンスターチや大豆製品のような有機加工食品で最高0.9パーセントの遺伝子変変更された成分を許容するというEU委員会の裁定を強く斥けてきた。同氏はその規定が無効にされる事を期待もしていたが、このEUの後退はニュージーランドの有機生産者への好機になるかもしれないと考えた。

「もし遺伝子組み換え作物が我が国に入れられてしまったら、それは有機産業全体また従来の農業も危険にさらされてしまう。なぜなら海外市場で明らかに実証されているように、特に合衆国とヨーロッパのようないっそう豊かな市場では、消費者はGM産物を買うのを嫌がっているからです」と同氏はのべている。

Author:事務局 : 2007年07月31日 14:12