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2007年08月14日

■英国口蹄疫再勃発の起源追求が進んでいる

ロンドン発-南部英国での口蹄疫発生調査の中心にいる研究所は8日にその「biosecurity」処置に完全な信頼を置いている、と言った。

政府の検査官達は、牛の処分と英国の肉、ミルク、家畜に対する国際的な禁止を引き起こしたこの病気が、牛が感染した農場に近いサリイ州の実験場から来たという「強い蓋然性」があると、述べている。

この勃発への予備調査は、5日前に以下の事を確認した:これは実験場から「人間の動き」が関連しているという現実の可能性がある。政府の動物健康局(IAH)ともう一つ研究所「メリアル動物健康(Merial Animal Health)は、米国のメルク(Merck)社とフランスの会社「Sanofi-Aventis」に所有されている会社だが、感染発生農場から約5マイル(8キロ)にあるパーブライトの同じ敷地を占めている。

メリアル社は、この調査報告の示唆する事を退けて、こう述べている:何日もの集中的な内部調査にもかかわらず、「そのウイルスが我々の研究センターから人によって運ばれたかもしれないという証拠を確立することができなかった」

英と米の両研究所も、FMD/足口病に対するワクチンを開発する研究を行なっているが、このウイルスの確実な、稀な菌株を扱っている。その菌株は40年前に英国の科学者によって分離されたものである。

主導調査官ポール・ローガン(PaulLogan)はこう述べている:彼のチームがメリアル実験所の排水設備システムのさらなるテストを実施していて、それはそのウイルスが排水を通じて広げられたのかどうかを調べていて、その結果は水曜日に出る予定である。

10億ドル以上に値する英国畜産業は今回の勃発で脅威にさらされている。この勃発は、農業に壊滅的打撃を与えて、英国におよそ85億ポンド(170億ドル)の損害をかけた2001年の口蹄疫危機の記憶を引き起こすものである。

この発生が先週金曜日に確認された後、欧州連合は素早く動き、新鮮肉、生きている動物、ミルクのすべての英国輸出品を禁止した。EU獣医達はEUブロックの反応を討議する為水曜日にブラッセルでの会合を予定している。

この病気の2つの勃発がこれまでのところ確認されていて、両方ともギルフォード町近くの南東イギリスの牛の群れに起きている。

両方の場所の家畜が処分されて、3キロの隔離ゾーンとその農場とパーブライト両研究所の周辺10キロの保護地域が設置されている。

この調査官の報告は、まだ決定的な結論を引き出してなく、いずれの研究所にも非難の指を指してなく、またそのウイルスがどのように広がったのかを識別していない。だがそのウイルスが空気感染、拡散の最も普通の形、によって、運ばれたという限定的可能性がる、と言った。

「人間の移動による放出は現実性がある可能事であると考えなくてはならない」と報告書は述べている。

この報告が発表された後、ゴードン・ブラウン首相はテレビで話をして、実験所の1つの排水システムが役割を果たした可能性を指摘した。

しかしメリアル社はその排水が感染原であるかもしれないことを否定した。「我々はメリアルが共有しているパーブライトの敷地から排水を放出しなかった事を明確にすることを望んでいる。我々は我々のウイルス生産で使う水が処理されることを確実にしている、そして我々はその処理済みの排水を「IAH」に移動させる。そして「IAH」はさらにそれを処理して、それをリリースしていると、そのステートメントで述べている。

Author:事務局 : 2007年08月14日 10:27