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2007年10月05日

■EU諸国で「青舌病」の発生拡大で家畜に被害が起きている

EUの獣医エキスパート達が2007年10月3日、英国の地区を含めて、初めて、青舌(bluetongue)家畜病の発生があった周辺に規制地帯拡張を承認した。EU食物チェーンと動物健康常任委員会(The EU's Standing Committee on the Food Chain and Animal Health(SCFCAH))がこの疫病勃発が報告された以下の地域を含む「青舌病規制地域」を拡大することを票決した:イギリス南東部地域、チェコ共和国の多くの地域、デンマーク、フランス、ポルトガル。

英国で記録された青舌病の最初の発症は、先週南東部イギリスのイプスウィッチ(Ipswich)近くの雌牛に確認された[2007年9月24日]。欧州連合内の青舌病問題は、北ヨーロッパで去年[2006年]、ワクチン接種がないBTV8菌株が始めて勃発して以来、速く増加してきた。今年[2007年]は青舌病の発生はこれまで23500以上に昇っている。この疫病は、ごく小さな飛んでいる小昆虫によって移されるので、コントロールすることが難しい。それは人には危険ではない、しかし動物にはそれは高熱、口内潰瘍、頭部の腫れ、を引き起こす。『奇妙だが、この報告通信は「BTV」が「同じく」家畜を殺す事を無視している;感染されやすい羊属での致死率は50パーセント以上である!』

過去では青舌病は、スペインやイタリアのずっと南部、北アフリカで起こる傾向があった、そして一部のエキスパート達はこの疫病の北向進行を気候変化に原因を帰している。現在ヨーロッパでのこの問題の大きさがあるので、欧州委員会はコントロール処置を増強して、対策が持続可能で、相応で、科学依拠であるようにしている。そして措置がいっそう国際基準に対応するようにしている。 [国際基準は、幾分後手だが、最も推奨できるもので、不必要な抹殺処分がないようにする。 ]

EUエキスパートによって承認された草案法律の下では、青舌病モニタリングはすべての感染がある国では強制的なものである、他方他のEU加盟国は監視措置を実行しなければならない。EU委員会は、北ヨーロッパを襲っている菌株のためのワクチン接種が来年2008年には利用できる事を望んでいる。

-PRO MEDのコメント-

商業的に利用可能な(不活性)BTV-8ワクチンが無いので、感染しやすい家畜、特に羊、は、2007年の残っている2-3月の間、深刻な損害を蒙るかもしれない。この病気はさらに広がる明確な可能性を示している。特に英国では、反芻動物は全て免疫抗体を持っていないので、被害が予想される。科学的説明が欠けている理由で、生の弱化BTV ワクチンの使用がEUによって容認されていないのだが、もし今年2007年の損失を減少させる真の願望があるなら、この事は再考に値するように思われる。信頼できる情報源によれば、安全がテストされた、生の弱化されたBTV-8ワクチンの入手性が最近言及されていて、討議の対象になっている。

Author:事務局 : 2007年10月05日 09:54