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2007年10月02日

■外交官達が食物品質はグローバルな問題である事に合意する

中山(ZHONGSHAN)、広東 (Guangdong)発:

外国の外交官達が食品安全とプロダクト品質はすべての国の共通懸案事項であるということに同意して、そしてもっと良い国際協力、特に情報交換、基準設定、を要求した。

カナダ大使館のカウンセラー、レ・クモール(Les Kumor)氏はこう述べた:「我々が最近学んだことは生産物の安全問題はもう1国の問題ではなく、グローバルな問題であるということである。これはグローバルなアプローチとソリューションを必要とする。経験から言って、最も良い解決は、常に対話、協力、国際規則と基準に応じた行為である」

クモール氏は、上級の中国品質管理当局官吏との円卓会議でこの発言をした、この官吏には、中山、南中国、広東省の品質監督と検査検疫(AQSIQ)一般行政次官を含んでいる。

参加した外交官は欧州委員会、合衆国、カナダ、ドイツ、オーストラリア、アルゼンチン、ニュージーランド、韓国を含めた14の国からきていた。

ピーター・ヒューイット(Peter Hewitt)、オーストラリア大使館(Australian Embassy)のカウンセラー、は、品質管理問題が無い国はなく、すべての政府がこの状況を改善する責任を持っていることを強調した。

広東省の主要都市、「Shenzhen」の査察と検疫局によって火曜日に発表された報告は、この考えを支持した。

この報告は、今年これまで同都市の検疫官が他の国々から来た80荷分の安全でない凍結肉を発見した事を明かしていた。これは去年の同期間よりずっと多くなっている。

今年、「Shenzhen」市の官吏達は、輸入織物衣服で2つの立入検査を行なって、そして81のうち71のサンプルが、不明確ラベル、誤pH値、あるいは過度ホルムアルデヒト量のために、標準以下であったことを発見した。

「中国はひどいプロダクト品質で外国メディアによって批判されてきたが、我々は外国からのプロダクトに類似の問題を発見している」とその報告書は言った。

ヒューイット氏は協力を改善することが決定的であったと言った。彼は世界諸国がいっそう理解力を持って、世界貿易機関(WorldTrade Organization)規則のような共通原則に従うべきであることを提案した。もし可能であるなら、ローカルな基準も科学に基づいた国際規格と矛盾しないようにすべきである。

合衆国大使館の農業カウンセラー、ウィリアム・ウエストマン(William Westman)は「ウェイ」氏に、彼の国は、中国とインフォメーションを共有し、問題を明確にして、そして技術サポートを申し出ることをいとわないと言った。

これに応じて、ウェイ氏は将来の協力は、デザインとスタンダードを設定するディスカッションに焦点を合わせるであろうと言った。彼は、中国が品質の改善で、他の国々の経験からまた学ぶであろうと言った。

「JorgenSchlundt」、世界保健機構(World HealthOrganization)(WHO)食品安全省省長は、今月早く、台頭してきている諸国での問題はきちんと文書化されていると言った。

今回の国際円卓会議は、AQSIQが外交官に中国製造業の公正な姿を提供するために組織化された4日間のツアーの一部であった。広東で火曜日に始まったこの進行中のツアーの間に、外交官達は、おもちゃ、衣服工場、野菜農場、テスト研究所を見せられた。

「このツアーは中国のシステムについて我々の理解を改善する」とレイモンド・セーラ (Raimondo Serra)、欧州委員会のカウンセラーが言った。

「私は繰り返して「品質は起源で始まるべきである」という言葉を聞いてきた。そしてこれらの言葉は、私の耳には音楽のようであった、それはEUの原則でもあるからだ」と彼は付言した。

Author:事務局 : 2007年10月02日 09:44