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2007年10月02日

■鳥インフルエンザが胎児にも感染しうる事が観察される

高致死性鳥インフルエンザH5N1型ウィルスが、妊娠している女性達からその生まれていない子供達に伝染すると研究者が述べた。

中国の科学者達が生まれていない赤ん坊にこのウィルスの細胞を発見して、そのウイルスが肺から体の他の部分に移ることを証明した。

この観察結果はウイルスが最初恐れられたよりさらに強力である事を示す。一般のインフルエンザウイルスは生まれていない子供に転移するとは思われていなかった。

健康のエキスパート達は、鳥から人に伝染することができるH5N1の拡がりは、グローバルなインフルエンザ広域悪疫の発生の前兆であると警告している。

健康のエキスパート達は、もし、このウイルスが人から人に容易に伝染することができるように、突然変異するなら、何百万人もが死亡する事を恐れている。

北京大学の研究者達は、このウイルスによって殺された男と妊娠していた女性の肺、気管、脳、の中にこのウイルスを発見した。死亡した女性の胎児の中で、その肺、免疫システム、肝臓、にこのウイルスの一部を科学者達は発見した。

ジアン・グ(Jiang Gu)教授はこう述べている:「この研究はH5N1ウィルスが人間へ垂直感染する能力を示した・・・。ヒトインフルエンザウィルスによる母親の感染は、一般的に胎児には感染しないと思われているから、この発見は注意深い調査が必要である」

「我々は H5N1ウィルスが肺を越えて伝染することを示した。これらの新たに得られたデータは、人間H5N1感染の臨床的、病理的、疫病的調査に於いて重要な事である、そして公衆衛生と健康ケアを実施する人達に対し、深い意味を持っている」

これまで150人以上が世界中でこのウイルスによって死亡させられている。このウイルスが初めて去年4月にスコットランドで啼かない白鳥に発見された。このウイルスは今年早くサフォーク(Suffolk)州、ホルトンのバーナード・マシューズ(Bernard Matthews)農場でも発見された。

Author:事務局 : 2007年10月02日 12:44