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2007年10月05日

■さらに厳しい水不足が続くオーストラリアの農畜産業

ナショナル・オーストラリア銀行(The National Australia Bank(NAB)は国の多くの農地に降雨の「必死の」必要がある事を警告した。エコノミストのスカイ・ディクソン(SkyeDixon)は、小麦収穫の展望が、すでに大きいストレス下にあるが、さらにひどくなっていく事を警告した。

「時をえた植えつけ時の降雨は大きなプラントを促すが、後続する雨の欠如はおよそ7百万トン分生産見積もりを下降させている。旱魃の現状はさらなる生産低下の危険がある、と、ディクソン氏が声明で述べた。銀行の農業関連産業総支配人、ウェイン・カールソン(Wayne Carlson)氏は、この状況を「極めて失望的である」と述べた。

カールソン氏はこう述べている:「オーストラリアの多くの土地で素晴らしい秋雨があった、それで穀物裁培業者達が「塀から塀までびっしり植えつけする事を促した。まだ素晴らしい季節に恵まれている少数の分散した箇所は別にして、複数の銀行は収穫下落の予想を出している。さらに牧草成長がだめになり、飼料価格が急上昇するにつれて、家畜の投売りを報告している」

ニュー・サウス・ウエイルズ州からウエスタン・オーストラリア州に至る小麦ベルトがこの先7日間雨の確率がほとんどない青空の下にあるので、展望は絶望的になっている。2日9時まで24時間、気象庁は、NSW、サウス・オーストラリア、クィーンズランド小麦ベルトに降雨がない予報を出した。他方、南部と中部ビクトリア、南東部WAに軽い降雨を予報した。

この季節に小麦を収穫する少数の穀物裁培者にとっては、事情は確かに良くなっている。

ディクソン氏はこう述べている:「短期的には価格に限定された悪い面がある。もろもろの価格は、きついグローバルな「在庫作物」にサポートされて、よい状態のままでいることが予想されている」

干ばつの痕跡は、飼料不足で600,000頭の全国的な家畜削減もあり、小麦に限定されているものではない。「オーストラリア牛肉の価格の方向には不確実さがある、その展望は、季節の状態の改善と確実な輸出需要に大いに依存しているのです」とディクソン氏がのべている。

Author:事務局 : 2007年10月05日 09:48