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2007年10月11日

■アメリカでも最終診断がつかない牛の多数死が起きている

パーデュー大学(PurdueUniversity)の獣医病理学者達がインディアナ州(Indiana)南部の農場で死亡した12頭の牛を調査している。
しかし獣医病理学者達は、その原因は、青舌(bluetongue)病ウイルスあるいは家畜流行性出血病(EHD)ウイルスではなさそうだと、述べている。
獣医病理学者達は、検診作業が完了するまでは、クラーク・カウンティー(ClarkCounty)の牛がなぜ死んだかを正確に指摘することは可能ではないであろうと述べている。初期的な組織のテストは1日から2日で戻ってくるだろう。けれどもこの検査プロシージャの一部は数週間を要するであろう。

南インディアナパーデュー農業センターに在るヒーク動物疾病診断研究所(the Heeke Animal DiseaseDiagnostic Laboratory (ADDL)共同所長、ドゥエイン・マーフィー(Duane Murphy)によれば、これらの死亡した牛を見た地元の獣医は上述の病気のいずれにも合致する兆候は見なかった。 マーフィー氏は「我々はこれらの雌牛がある他の原因で死亡したものだと思う」と、のべた。

彼はこう述べている:「我々の研究所の検査がこれらの牛の組織を調べるチャンスを得るまで、推測することは時期尚早でしょう。「青舌」病はインディアナ州では極めて珍しくて、そして多分実在しないかもしれない。そしてそれは牛の口、舌、鼻に潰瘍(sores)を引き起こすが致死性ではない病気であると思われる。この病気は羊にとっては致死性であり得る、しかし我々はインディアナ州では牛あるいは羊の発症の記録がなく、また挿話的な証拠もない」

-ProMEDのコメント-

クラーク郡では青舌病の記録がこれまでにはないけれども、ケンタッキー(Kentucky)州とインディアナ(Indiana)州の多くの地域は家畜流行性出血病(EHD)が起きている。この早い時点でこの病気の可能性を除外することは尚早に思われる。さらにまた「アナプラズマ病/anaplasmosis家畜の退生退化性病気」がクラーク郡で過去に発症している。

Author:事務局 : 2007年10月11日 14:19