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2007年10月16日

■米国とタイの科学者が熱帯果実研究で協力する

フロリダ州のウィンターヘイブン(Winter Haven)に在る「農業研究サービス」(ARS)の科学者達と、タイのチアン・マイ大学とシャム大学の科学者達の間でユニークな協力が進んでいる。
それは、ライチー果物の赤い色を維持して、そして新鮮カットマンゴーを保護するコーティングと表面処理を開発する事を目標にしている。消費者がライチーとマンゴーのユニークな味と栄養価値を見いだしているので、これらと他のトロピカルフルーツのマーケットは急速に大きくなっている。

米国側の研究者は、園芸家リズ・ボールドウィン(Liz Baldwin)、植物生理学者アン プロット(Anne Plotto)、微生物学者ジャン・ナルシソ(Jan Narciso)を含み、全てウィンターヘイブンに在る柑橘類・亜熱帯性産物研究所(USCSPL)の科学者達である。

合衆国とタイの科学者間の交流はおよそ5年間続いてきた。

この共同協力の大部分は、ニシヤ・ラッタナパノネ(Nithiya Rattanapanone)と一緒になされた。同氏はチェンマイ大学のアグロ産業学部にしていて、2003年にUSCSPL を訪問し、翌年、ボールドウィン は果物と野菜のための食べられるコーティングに関するワークショップを与える為にCMUを訪問し、さらにカット・マンゴーのためのコーティングを開発する研究をしていた。

2005年に、 ウサワディー・チャナスット(UsawadeeChanasut)、CMUの収穫後技術研究所(PostharvestTechnologyInstitute)教授、は、タイなすの可能な酸化防止剤を決定するために、ARS化学者のジョンマンシー(John Manthey)と共に研究するために「USCSPL」に到着した。チャナスットは今タイでその研究を終了させようとしている。

ラッタナパノネ(Rattanapanone)は、ライチー皮を茶色にするのを減らす食べられるコーティングと他の表面処理についてのそことタイの実験結果を比較するために、2005年から2006年の間、USCSPLに戻ってきた。ラッタナパノネの大学院生数人が同じく彼らの博士論文でウィンターヘイブンでの研究に時間を過ごした。

この進行中の協力は相互に有益であった。それは、とりわけ、種々の熱帯と亜熱帯産物に対する収穫後処理を研究する機会をUSCSPLとCMU科学者に提供している。

カンジャナ・マハッタナタウィー(Kanjana Mahattanatawee)、USCSPLの前タイ博士課程修了者、は、ウィンターヘイブンにいる間に、トロピカルフルーツ味とフェノール化合物を研究した、そしてシャム大学 でこの研究を続けていて、その後教授陣に加わっている。彼女はさらなる共同研究のためまもなくウィンターヘイブンに戻ることを計画している。

Author:事務局 : 2007年10月16日 16:20