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2007年11月14日

■家畜疫病の執拗な感染から解放されない英国

英国で七面鳥にH5N1感染が確認され農場が隔離される。この農場には5,000羽の七面鳥、1,000羽のカモと500羽のガチョウがいる。

サフォーク(Suffolk)州のレッドグレイブ・パーク農園(Redgrave Park Farm)が閉鎖されて、隔離された。同農場の鳥インフルエンザ感染が判明した七面鳥のテストがH5N1型ウィルスである事が確認された後の措置である。

この高病原性ウイルス菌株はアジア全体で見いだされるものと同じである事が政府獣医によって確認された。6,500羽の全家禽が、七面鳥、カモ、ガチョウを含めて、屠殺されている、そして3キロの保護地域と10キロの監視地域が設定された。

イースト・アングリア(EastAnglia)の農民はこの感染勃発を家禽産業へのさらなる打撃として見ている。サフォーク(Suffolk)とノーフォーク(Norfolk)地域の農場は、これまでの10カ月にわたって、前の鳥インフルエンザを始め、FMD/足口病/口蹄疫、青舌病、の衝撃に、対応せざるを得なかった。

-落雷のような攻撃-

「それはまるで青天のへきれきのようであった」と、最近の鳥インフルエンザ勃発について、ナイジェル・ジョイス(NigelJoyce)、ノーフォークのファケンハムの養鶏業者、が述べた。

彼はこう述べている:「それは心が痛む事である。およそ1カ月前には大陸でいろいろ問題があった。そしてやっと全部かたづいたようだった...ところがこんどは何の明白な理由もなく、この電光石火の打撃である」

-何千羽の七面鳥と他の家禽が屠殺されている-

レッドグレイブからおよそ5マイル先のウエストホープにある農場で働くデイビッド・バーガー(DavidBarker)は、この勃発は巨大な打撃であるとこう述べた。

「最近は戸外に多くの家禽がいる。それは、戸外飼育の、有機飼育家禽に対する消費者の需要があるからである。...そしてこの個別な地域の農民は消費者が求めるものに対応しているところである。大きな区画で飼育されている多くの家禽だけでなく、地元村落の多くの人々が裏庭でニワトリを飼っている。そして彼らは当分の間屋内に家禽を閉じ込めなければならない」

-開かれた防御体制を-

農民達はこの最近の発生の原因は渡り鳥であると思っている。このウイルスの起源に関する「環境・食物・郷土省(Defra)」の調査は野鳥による伝播に焦点を合わせている、しかし正確な起源はまだ調査中である。

ジョイス氏は、「環境・食物・郷土省」がこの時点で感染勃発が渡り鳥に起因すると想定している、だから同省がこのような広大なコントロール地域を設定しているのだ、と理解している。

バーガー氏はこう述べている:「この地域の農民達には鳥インフルエンザの大流行を克服するために事業基準をまもり、「環境・食物・郷土省」と協力する大きな決意がある。我々が腕まくりをして協力する事が重要である。そして我々が関係者すべてに手を貸していく。そして我々ができるだけ速くこれを片付けて後にすることが本当に重要である」

Author:事務局 : 2007年11月14日 13:03