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2007年11月15日

■中国の揚子江への厖大な下水投棄量が明らかにされる

労働者達が中国中部にあたる「Wushan」地域の揚子江から浮いているゴミを船から拾いあつめているのが観察されている。中国の揚子江に捨てられた下水量は2006年で記録的レベルの3パーセント増になっていた、と国営メディアが2007年11月14日に発表した。

中国の水担当局によれば、およそ305億トンに上る家庭からと産業からの下水が2006年に川に捨てられた、と新華社電(Xinhua News Agency)が述べた。

フ・ジアジュン(HuJiajun)、揚子江水資源委員会(YangtzeRiverWaterResourcesCommission)報道官、によれば、この投棄量は、前年比で、新記録になる「3.1」パーセント、即ち9億トンの増加であった、と新華社が伝えている。

全長3,900マイルに及ぶ揚子江は、中国を横断して東シナ海に注ぐ、世界で3番目に大きい川である。農業で使われた鉱物性肥料がその水質をさらに悪化させている。

去年の廃棄量は97億トンの家庭下水と208億トンの産業下水を含んでいたとフ氏が述べた。

揚子江水資源委員会チーフエンジニアの「マ・ジアンフア」(MaJianhua)はこう述べている:「この最新の投棄量は揚子江の水質汚染状態を現実に反映しているものである」

Author:事務局 : 2007年11月15日 13:05