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2007年11月21日

■高病原性ウイルスH5N1感染が英国でさらに飛び火している

ロンドン-高致死性H5N1鳥インフルエンザウイルスが、口蹄疫と青舌病の最近の勃発で揺らいでいるなか、2番目の養鶏場に広がり、英国の畜産部門への新たな打撃になっている。

農業省報道官はこう述べている:この農場は先週確立された「危険な接触地点」の1つであり、そしてイギリス東部にあるこのサイトのすべての七面鳥が処分された。

「鳥が前点検されたとき病理的には健康であるように思われたから、この感染は早くから起きていたように思われる」と同氏は付け加えた。農業省は先週こう発表していた:同省は4つのサイトで七面鳥を処分している。その4サイトは、11月13日に最初の発症が確認されたノーフォーク (Norfolk)とサフォーク(Suffolk)境界にあるレッドグレイブ・パーク(Redgrave Park)農場と同じ労働力を共有していた。

レッドグレイブ家禽(Redgrave Poultry)は、5つの農場全てを経営しているが、ノーフォーク、ネティシャルにある「ヒル・メドウ農場」で処分された少数の七面鳥は陽性テスト反応を示していた、と、述べた。この農場は9000羽の七面鳥を飼育していて、そしてレッドグレイブ・パークからほんの数キロに位置している。

レッドグレイブ家禽社は5つの農場全てで処分が完了されたと言った。さらに結果が待たれているのはそのサイトの2つからである。「実験所のテスト結果は、この地域の家禽飼育業者達が極めて厳しく警戒する事が重要である事を強く求めている」と担当主任獣医官、フレッド・ランデッグ(FredLandeg)がステートメントで言った。

ランデッグ氏は、この病気拡大はまだ非常に初期ステージにあるので次の数日間に新しい発症が出る非常に高いリスクがあると警告している。農業省報道官は新しい保護ゾーンが感染勃発2番目の農場周辺に確立されて、監視ゾーンが拡張されている、と、述べた。この悪性H5N1型ウィルスは2003年から世界で200人以上を死亡させている、そして何百万という鳥がこの疫病で死ぬか、あるいはその拡大防止で抹殺処分されてきた。

-鳥インフルエンザ処理作業員の安全問題-

鳥インフルエンザ勃発の取り扱い方が非難を受けている。家禽作業者のためのワクチン接種がこの先2カ月間は完了されないことが表面化したからである。高病原性H5N1感染が七面鳥に発見されたサフォークの家禽作業者は鳥インフルエンザ感染予防で抗ウイルス薬を提供された。しかし彼等は人間のインフルエンザ予防注射もされるべきである。なぜならもし2種のウイルスが同時に同一人に感染すれば、結合して人間の広域悪疫菌株を変異発生させる恐れがあるからである。しかし、インフルエンザシーズンが早くて10月に始まっているのだが、ほとんどの家禽作業者は人間インフルエンザ予防注射を受けていない。鳥インフルエンザ感染が勃発している農場を予防範囲に持っている「サフォーク・プライマリーケア・トラスト」(Suffolk Primary Care Trust)は、2008年1月までに作業者にワクチン注射をさせることを予定していると言っている。しかしインフルエンザウィルス学者、グレーム・レーバー博士(Dr Graeme Laver)は、来年1月ではあまりにも遅すぎる」と述べている。

Author:事務局 : 2007年11月21日 13:16