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2007年12月04日

■中国で人が鳥インフルエンザで死亡し17人目になる

北京発-中国東部出身の男性が鳥インフルエンザで死んだ、これはH5N1ウィルスで死亡した中国で第17番目の犠牲者であると、国営メディアが報告した。

この死亡した24歳の男は肺炎と診断された後で、先週火曜日に入院していた、と新華社(Xinhua)通信社が、江蘇(Jiangsu)地区保健省を引用して、3日早く報告していた。この男の状態は病院で悪化し、日曜日に死んだ、と報道は述べている。

地区と国家の疾病コントロールセンターによる別のテストが、この男が鳥インフルエンザ高致死性H5N1型ウィルスで陽性であったことを示した、と政府機関が述べ、保健省が彼が鳥インフルエンザに感染したことを確認していたと付言した。

この男性の姓はル氏で、新華社によれば、死んだ家禽との接触はなかった、と江蘇健康省が言った。江蘇はまた鳥インフルエンザ発生が出ていなかったと地区畜産学局を引用して同機関はのべた。

ル氏と密接な接触があったすべての69人はすでに医療観察の下に置かれているが、だれもまだこれまでのところ症状を見せていないと新華社は報告している。

この最新の発症で、ウイルスはこれまでのところ26人を感染させて、その内17人が死亡している。中国の前の鳥インフルエンザ死者は6月に死んだティーンエージャーの兵士であった。

この病気は通常感染している鳥と接触する事と結び付けられているが、中国は広範囲にわたる家禽ワクチン接種プログラムを持っている、そしてただ1つの確認された人間の鳥インフルエンザ患者が家禽の勃発に対応して発病している。

中国は、積極的に何万という家禽を屠殺処分して、そして大衆教育の努力を強化して、この病気を制圧する巨大なキャンペーンを先年行なっている。

しかし副農業大臣イン・チェングジエ(Yin Chengjie)は、今年9月に、中国が鳥インフルエンザの拡大を妨げるのに準備が足りないことを警告していた。

11月12日の最新の世界保健機構(WorldHealthOrganisation)の数字によれば、鳥インフルエンザH5N1型ウィルスは2003年から206人を世界中で殺した。

アジアはインドネシアだけで91人の死、ベトナムで46人の死で犠牲者の大部分を占めている。

科学者達は、H5N1がやがては容易に人間に伝染する型に突然変異して、グローバルな広域悪疫を引き起こすことを恐れている。国連と世界銀行の報告は、鳥インフルエンザから生じる人間の広域流行病に対し、うまく対処する準備ができていないことを先週警告していた。このウイルスの元々の起源は野生の渡り鳥であると考えられている。

Author:事務局 : 2007年12月04日 13:44