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2007年12月14日

■カナダの種ジャガイモに「金色ジャガイモ嚢胞線虫」が発見される

アイダホ州ボワーズ(BOISE)-米国農務省(The U.S. Department of Agriculture)は、カナダからきたワシントン、オレゴン、アイダホと5つの他の州に向けられた種ジャガイモの出荷を追跡している。
同省はカナダからの種用ジャガイモが、ジャガイモを襲う、微細な、害虫を運んでいることを恐れているからだ。

同省は合衆国への追加の出荷を禁止している、そして、ワシントン、アイダホ、オレゴン、カリフォルニア、ノースダコタ、コロラド、メイン、ネブラスカの畑地で、「golden potato cyst nematode」(金色ジャガイモ嚢胞線虫)を検出することを計画している、と、カリフォルニア、サクラメントにある米国農務省報道官、ラリー・ホーキンス(Larry Hawkins)、が述べている。

米国当局者は8州のいずれでも金色線虫が発見されれば、一部の国が米国のジャガイモを禁止する事になることを心配している。ジャガイモの輸入禁止は、アイダホ州で類似の「青白ジャガイモ嚢胞ネマトーダ」が2006年に発見されて、起きた事がある、と、ホーキンス氏が述べた。

10月23日カナダ食物検査機関が、約60マイル離れた2つの農場で「金色ネマトーダ」が発見されたと発表した後、米国農務省は11月1日にカナダ、アルバータ州からの種子用ジャガイモに対し米国の国境を閉ざした。

「この時点での我々が持っている心配はカナダがこの汚染範囲を確定する事が可能であるかどうかである」と、ホーキンス氏は述べた。

今月早く、メキシコも同じくアルバータ州の種子用ジャガイモの出荷を禁止した。

ネマトーダ線虫はジャガイモの根を食べて、収穫高を80パーセントも減少させることができる。

当局がこの害虫は人には有害でなく、ジャガイモ自体にも影響を与えないと述べている。

種子用ジャガイモは直径1、2インチ程で、高地の冷たい地域で育てられている。それは植えられると、より多くのジャガイモを生むジャガイモプラントに成長していく。

Author:事務局 : 2007年12月14日 14:08