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2008年01月17日

■バイオテクで造出された家畜の肉とミルクが米国で認可される

ワシントンDC-1月15日-

クローン家畜からの肉とミルクの販売を許す食糧医薬品局の決定は消費者を危険にさらし、もう1つの疑わしい技術を食料供給の中に放出させている。

食糧医薬品局は、クローン動物からの肉とミルクを食べることに関してのリスクアセスメントを終了させたと発表した。これは、これらのプロダクトを売る自発的な停止が撤廃される前の最終段階になる。この食糧医薬品局(FDA)のリスクアセスメント案は、クローニング産業によって指揮されたほんのひと握りの研究に依存していて、長期的な証拠をほとんど含んでいない。食糧医薬品局自身の科学委員会さえ、FDAが「危険/利益査定における専門的知識を欠如している」と述べた報告を先月発表していた。

「いっそう完全な研究がこの技術に関して必要とされる一方で、倫理的、動物福祉の危惧に基づいた消費者からの根底的な反対がある。150,000人以上の人々が、動物の食物クローニングに反対して今年早くFDAに対してコメントを提出した。しかし食糧医薬品局は、広く行き渡った大衆の不賛成にもかかわらず、クローン動物からのプロダクトにラベルをはる事を要求することを計画していなく、すでに不安が深い消費者を暗闇に置く事になる。

「食糧医薬品局は、大衆の危惧を無視することに加えて、議会(Congress)の指示もあからさまに無視している。ほんの先月、上院は農業法案を通過させた、そして全議会は共同歳出予算案(the omnibus appropriations bill)を通過させた。その両方とも、FDAが、最終認可が与えられる前に、もっと多くのクローニングに関する研究をするよう促す条項を含んでいる。しかし食糧医薬品局は、議会に傾聴して、大衆の利益の為に行動する事をしないで、産業界の圧力に屈服している。

「クローンされた食糧用動物の自発的登録に関するクローニング産業による最近の発表は、この技術について残っているまさに真の安全問題と倫理的危惧へ何も対応していない。我々は、この最新の紛争の的になっている食糧技術をどう追跡するかについて弱い提案をするのではなく、およそその技術が使われるべきでかどうか率直な査定を要求すべきである。これが起きるまで、クローン動物やその子供が食料供給に入ることは許されるべきではない」

「Food & Water Watch」(食糧と水監視団)は企業コントロールと我々の食糧と水資源の濫用に立ち向かう非営利の消費者権利組織である。(www.foodandwaterwatch.org)

Author:事務局 : 2008年01月17日 11:34