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2008年02月16日

■中国は南部地域の大寒被害で食物供給政策を変更している

北京-中国は、食物供給を確保する優先政策を、厳しい冬の嵐が通常温暖な南部を横断して繊細な植物に損害を与えた後、ポークから野菜類に移している。
中国での1年以上に及んでいる食物価格の厳しい上昇は、元来穀物類と肉によって引き起こされたものである。それは豚の不足によって物価が突然急上昇した結果であり、2007年のインフレを4.7%上げた。北京政府はもと約3パーセントの目標をかかげていたがこれをずっと上回るものになった。

ここ一ヶ月間の南部中国に広がった異常な寒さと雪が107人を死亡させて、直接の経済損失は154億ドルにも及んで、送電線を倒して、一連の道路事故を引き起こし、そして旧暦新年で故郷に向かう何百万人もの人達を立ち往生させてしまった。

今回の寒気は、氷結が輸送を混乱させて、野菜畑を凍らせて、そして果樹に損傷を与えた後、1月で7パーセント以上に年度インフレーションを突き上げたと広く予想されている。商務省(Ministry of Commerce)は共同記者会見でこう述べている:「一部の地域では、作物の価格は短期間で著しく上った、しかしその値幅と持続期間は大体耐えられるもので、そして価格は今ほとんど通常に戻っている」

「一般的に言って供給における問題はない、物価は大被害の初期からは下がっている、しかし遠隔地域では輸送問題のために、若干の商品の価格はまだ高いままである」と副貿易大臣の黄海氏がリポーター達に述べた。

農業省はこう述べている:「野菜供給を確保することと生産を復活させることが新しいプライオリティになっている。シリアル、調理用油、卵、家禽肉、魚、ミルクの供給には大きな変動はなかった。しかし一部の地域ではまだ肉と野菜の欠乏がある」

中国はポークの価格が去年夏に急騰した後、ポーク備蓄地を作っていた。そして何億という中国人が家族と一緒にごちそうを食べるため故郷に向かう旧正月前には通常物価があがるが、これを抑える為に、政府は豚肉を放出させていた。

中国は2月1日以来、一部の困っている州で市場に1,250トンの生きている豚を放出した、と商務省が言った。

それは、1月21日と2月5日間の6,000トンの生きている豚、1月21日と2月1日間の17,000トンの冷凍ポークの放出に続くものであると商務省は述べた。

Author:事務局 : 2008年02月16日 11:09