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2008年02月21日

■食肉リコールが起きてUSDAの改革要求が高まっている

米国でこれまで最大の食肉リコールを引き起こした牛肉の汚染恐怖が起きている。これを受けて、米国農務省の二つの至上命令、米国農業促進と食品安全監視、が、問いただされる破目になっている。

コネティカット州民主党員、ローザ・L・デラウロ(Rosa L. DeLauro)下院議員、は、USDA基金に責任がある下院小委員会の議長を務めているが、USDAから食品安全に対する責任を剥奪すべきだという要求を突きつけた。

「食品安全は米国で高いプライオリティも持つべきものである、だからそれに対処する単一の機関を持つべきであり、産物を促進させ、産物を販売させ、次ぎに後の考えとして、食品の安全を対処する機関であってはならない、と、ローザ・L・デラウロ議員が述べた。

同議員がこの発言をしたのは、今回の食肉撤収について報道記者達との「電話会合」に於いてであった。この牛肉撤収はおよそ1億4300万ポンドの牛肉製品に上り、チノに本拠がある「ウエストランド/ホールマーク食肉会社」(Westland/Hallmark Meat Co.)から出た2006年2月1日の期日にさかのぼっている。

USDA官吏がリコールを発表したのは米国動物愛護協会が潜入して撮ったヴィデオを公開発表したのをうけてであった。それは歩けない、病気の牛が屠殺場で、フォークリフトでつき押されているのを示していた。

当局官吏はリコールされる牛肉の約5千5百万ポンド牛肉が「USDA栄養プログラム」に配送されたと推定している、そしてそのほとんどが学校に送られた、と、動物愛護協会会長のウェイン・パーセル(Wayne Pacelle)が、述べている。まだ何も発病がリコールされる牛肉に関連づけられてはいないと保健担当官が言った。

デラウロ下院小委員会議長は3月初旬に1組の公聴会を計画している。そこで連邦検査官がなぜその虐待に気付かなかったのか、そして「学校給食プログラムが不良肉の業界の投棄場所にならない」ことを確保する処置がとれなかったのかを検証する事になる。

カリフォルニア民主党議員のジョージ・ミラー(George Miller)下院議員、下院教育と労働委員会議長、はこう述べている:この電話会議のなかで、米国政府説明責任局(U.S.Government Accountability Office)が、USDAの行政下にある全国学校給食プログラム(the National School Lunch Program)の安全性を調査し始めた。

動物愛護協会会長のウェイン・パーセルはこう述べている:ダウナー牛、助け無しでは立つ事も歩く事もできない牛、への注目が、食料供給からダウナー牛を除外する下院と上院で審議中の法律を通過させるよう議員達を促すであろう。

連邦政府条例は、屠殺場で歩行不能牛を加工して肉の中に入れることを推奨してはいない。なぜならそれらが、大腸菌、サルモネラ菌、あるいは狂牛病、からの汚染を起こす高リスクを提するかもしれないからである。しかしUSDAは、まだ検査官の認可でダウナー牛を使用するのを、許していると、彼は述べた。

フローレス議員のオフィスによれば、カリフォルニアにある学校は2007年7月から740万ポンドの牛肉を問題のウエストランド会社から注文したことを報告している。

副地方検事グレン・ヤブノ(GlennYabuno)は検察官がウエストランド社の商慣習が州かあるいは地方法律に違反しているかどうか調査していると言った。だが彼は詳細には言及しなかった。USDA当局もまた考えられる違反を調査している。

Author:事務局 : 2008年02月21日 15:15