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2008年02月28日

■カナダで狂牛病の新発症が確認される

オタワ-カナダ当局者が26日に狂牛病の新しい発症を確認した。これはここ2カ月間での第二の発病で、2003年に最初に狂牛病がカナダで発見されて以来12件目になる。

カナダ食物検査局は、感染牛の死体の部分が人間の食物チェインあるいは動物飼料チェインには入っていない、と言った。この死んだ雌牛はアルバータ(Alberta)州で発見された。これは、狂牛病、また牛脳海綿状劣化神経症として知られているこの疫病への危険に最もさらされている牛に目標を定めた全国モニタリングプログラムの下で発見されたものである。

カナダ食物検査局は、カナダがその牛群からこの疫病を排除する目標に向かう過程で、この先十年で、小数の発症が出る事を予期していると、述べている。

合衆国農務省事務次官チャック・コナー(U.S.Departmentof Agriculture Deputy Secretary Chuck Conner)はこう述べている:今回のカナダの最新発病は米国との貿易には影響を与えないだろう。「これは危惧の原因にはならない」

2003年5月のカナダに於ける最初の狂牛病勃発の発見は、米国がカナダからの感染疑惑がある牛の輸入を中止する事になった。これは輸出再開までにカナダの産業に対し何十億ドルもの損害を引き起こした。

ワシントン州マブトン(Mabton)の雌牛が2003年12月にこの脳を破壊する狂牛病テストで陽性反応を示した後、24カ国以上が合衆国からの牛肉輸入を中止させた。この感染牛の起源はその後カナダに辿れる事が判明した。狂牛病の他の二つの発症がそれ以後合衆国で見い出されている。

狂牛病感染の組織を含む肉製品を人が食べることは、稀有な致死性病気:「異型クロイツフェルト-ジェイコブ(variant Creutzfeldt-Jacob disease)病発症に結びつけられている。この病気は世界中でこれまで150人以上の人々を死亡させ、そのほとんどの死者は英国で起きている。

Author:事務局 : 2008年02月28日 10:05