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2008年03月05日

■キャベツ族の野菜には抗癌効果があるという研究発表が出る

ニュージーランド、ウェリントン(Wellington)発-キャベツのような野菜を高摂取している食事療法は膀胱がんに対し保護効果がありうる、と、この課題を調査する研究者チームを率いている、ニュージーランドの科学者が4日に報告した。

農業の科学者、レックス・マンデー(RexMunday)氏は動物テストでは「ブロッコリー・スプラウト」からの抽出液が膀胱がんの発生率を50パーセント以上下げたことを示したと述べた。

彼はこう述べている:ロスウエル・パーク癌研究所(Roswell Park Cancer Institute)と米国のジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)から来た研究者達が、ニュージーランドのマッシイ大学(Massey University)と「農作物&食物研究」(Crop & Food Research)と協力して、このプロジェクトに取り組んでいる。

今回の研究による発見事項は、ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ、クレソンのような、キャベツ類の野菜を給餌されたネズミは発ガン性物質へ対抗保護する「組織酵素の増加」を示した、という早期の研究結果を、サポートした。

マンデー氏はこう述べている:「最も大きい効果は膀胱に見られて、このような野菜が膀胱がんに対して保護することを示している」

「この結果は、キャベツ族植物の高い食事摂取量がある人々は、これらの野菜の小量だけを食べる人たちより膀胱がんを起こす可能性が低いことを示した疫学研究と、一貫性を持っている」

マンデー氏は、膀胱がんが、特に西側諸国では、主要な病気であり、毎年世界中では30万人以上の人々がその診断を受けている、と、言った。

それは男性では4番目に普通の癌で、女性では8番目のがんである。

この研究者達は今他の野菜に取り組んでいて、膀胱癌を防止できるいっそう有効な物質を見つけるために努力している。

Author:事務局 : 2008年03月05日 11:28