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2008年04月25日

■米国で何年にも亘って起きているガチョウの大量死が毒剤に結びつけられる

セーラム(SALEM)発-げっ歯類を殺すために農民とゴルフコースマネージャーによって典型的に用いられている殺鼠剤が、カイザー(Keizer)に在る個人湖で65羽以上の鳴き声が高いカナダガチョウの最近の死に関連づけられた。

これらの死亡したガチョウ群から採った6体のサンプルの内5体が、ミシガン州立大学(Michigan State University)統合毒物学センターの調査結果によれば、リン化亜鉛に対して陽性テスト反応を示した。

リン化亜鉛は、げっ歯類が農作物に損害を与える特に草地の野鼠、マウス、モグラをコントロールするために使われている、と州政府官吏が21日に述べた。リン化亜鉛が摂取されるとき、それは胃酸によって心臓、腎臓、肝臓を損なう「ホスフィンガス/phosphene gas」に変換される。

オレゴン州農務省(Oregon Department of Agriculture)殺虫剤課アシスタントアドミニストレーター、デール・ミッチェル(DaleMitchell)氏はこう述べている:リン化亜鉛は、限定使用殺虫剤として分類されて、ライセンスを与えられた施設使用に限って販売されている。

ミッチェル氏は、農務省がカイザー地区での殺虫剤販売を追跡していて、殺虫剤がどこで使用されたか、そしてそれが合法的に使用されたかどうかを決定する調査をすると述べている。

ミッチェル氏はこう述べている:「第一に、殺虫剤がラベル指示に従って使われていることを確認することを望んでいる。そして第二に、もしこの殺虫剤が、ラベルのインストラクションと反して、誤用されていれば、我々は関連グループにそれを通達する必要がある」

カナダガチョウの大量死は、2000年、2001年、2005年、2007年に、スタアッツ・レーク (Staats Lake)で同じように起きた、と新聞報道が伝えている。

前の複数の調査は、鳥の大量死を殺虫剤汚染と、アスペルギルス症(aspergillosios)病に結びつけた。この病気はかびが生えた穀物を食べる事で起きる呼吸器系疾患であり、ウイラメット渓谷(Willamette Valley)でのガチョウ死の頻繁な原因でもある。

ミッチェル氏は、リン化亜鉛が2005年の鳥の死に関連づけられた、そして農務省はそれを誤用したら起きる結果について農民達に通告したと、述べた。

Author:事務局 : 2008年04月25日 10:22