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2008年04月30日

■米国で絶滅から救われた狼が野生保護リストから除外され射殺されている

地球正義「Earthjustice」は狼を「絶滅危機種保護」から削除するという「米国魚類野生生物局「USFWS」による悲劇的な、欠陥決定に抵抗して法廷に行く。

ミズーリ州モンタナ発-4月28日-12の野生保護団体が北ロッキー山脈で狼の生き残りのために闘っている。これらのグループは今日「北ロッキーズハイイロオオカミ」を絶滅寸前生物リストから除去する連邦政府の決定に挑戦して連邦裁判所へ提訴した。狼はリストから外されるべきではないと多くのグループが主張している。なぜなら狼は、偏見がある不適切な州の管理計画によって、各州の孤立した狼棲息間に連帯がない事情もあり、絶滅脅威の立場にあるからである。

北ロッキー山脈の狼を絶滅危機品種保護法(Endangered Species Act)から排除する「魚類野生生物局/The Fish and Wildlife Service」の早まった決定は、近年の狼回復に向けて苦労して獲得した進歩を元に戻す事になる。この保護リストからの除去後に続く狼の管理を方向付ける州法は、この地域での狼の生存に対する州の持続する敵意を暴露している。ワイオミング州、アイダホ州、モンタナ州は狼が不動産やレクリエーションの防衛で殺せる事を保証する一方で、これらの州境内の実行可能な狼棲息へのコミットメントを強制化する事を拒否している。これらの諸州は最近の狼殺しを追跡記録していなく、また不可欠なモニタリングと保護努力のための資金を確保するのを怠ってきた。

狼が保護リストから外されて以来、アイダホ、ワイオミング、モンタナ州、そして個人による複数の行動は、狼のための連邦政府予防措置を、この地域で持続可能な狼人口を保証する州計画が実施されるまで、再開する必要性を明示している。例えば、狼保護除外が効力を発したまさしくその日、2008年3月28日、に、アイダホ州知事ブッチ・オッターは、アイダホ市民に、狼が家畜や家庭の動物を、当惑させたり、邪魔したり、心配させる時はいつでも、許可証なしで眼に入る狼を殺すことを許す新しいアイダホ法を立法させる事にサインした。ワイオミング州は同州のほとんど90パーセントにその「見たら殺す」猛禽法を実行してきた。驚くことではないが、これらの敵対的な州法は、新たに狼を殺す波をもたらしている。

現在では、中央アイダホ、北西モンタナ、グレイター・イエロー・ストーン地域の狼はお互いに繋がりがなく、またカナダの狼とも繋がりがないままである。グレイター・イエロー・ストーン地域の狼は、特に、31頭の狼が10年以上前にイエローストーン国立公園に導入されて以来、遺伝的に孤立したままでいる。さらに、その地域の1,500頭の狼集団は、北部ロッキー山脈にいるこの狼種の健康を確保できると独立した科学者達が定めている必要な頭数には達してはいない。

継続的な狼回復の努力で、この地域での真の狼の復活は到達できる範囲内にある。保護リストからの除去は、増加している狼殺し、減少した狼頭数、狼群生間の低い遺伝子交換のために、さらに狼を危険にさらす事になる。

地球正義(Earthjustice)は以下の諸組織を代表して法廷への提訴をしている:

○ Defenders of Wildlife

○ Natural Resources Defense Counci

○ Sierra Club

○ Center forBiological Diversity

○ The Humane Society of the United States

○ Jackson Hole Conservation Alliance

○ Friends of the Clearwater

○ Alliance for the Wild Rockies

○ Oregon Wild

○ Cascadia WildlandsProject

○ Western Watersheds Projec

○ Wildlands Project.


野生保護団体のステートメント:

「ワイオミングとアイダホでの狼の最近の無意味なそして無差別な殺害は諸州による目下の計画の重大な問題を明白に示している。・・・狼は、現在のそして信頼できる科学に基づく計画の下で責任を持って管理される必要がある。スノーモービルで狼を追い詰め、疲れ切った狼を撃つことはマネージメントではない-それはあまりにも極端で、そして破綻無く維持できない事である。」

スザンヌ・アシャ・ストーン野生生物を守る人達 (Suzanne Asha Stone,Defenders of Wildlife)

Author:事務局 : 2008年04月30日 10:25