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2008年05月13日

■食肉起原追跡にDNA鑑定技術を用いた「トレイスバック」方式が広がっている

合衆国食肉小売業者はDNA鑑定を使って牧場から冷蔵庫までその商品を追跡することが今できる。

「IdentiGEN」社はアイルランド(Ireland)に本拠を置いているが、米国のカンサス、ローレンス(Lawrence)にある米国オフィスと一緒になって、そのDNA「TraceBack」技術が、ハンバーガー、ステーキ、ポーク切り身、その他の肉の価値を高め、消費者の信頼を引き上げることができると、述べている。

「トレイスバック/TraceBack」方式は、何処から肉がきたか、あるいはそれが有機であるか、アンガス(Angus)であるか、またラベルに書いてあるどんな事でも、決定を下すことができる、とこの技術を売る会社役員が言った。ドン・マービン(Don Marvin)、最高経営責任者、は、それは全食肉供給チェーンにDNA追跡を提供する最初のプロダクトであると言った。

「もしあなたが「DNA TraceBack」の表記ラベルを見たら、それを信じて下さい。それは本当です。それはDNAです。」

この技術は-10月に米国農務省によって認可されているが-2000年からヨーロッパで使用されてきた。英国の大手食料品店テスコ(Tesco)、アイルランドの「Superquinn」、「Dunnes Stores」はそれを使っている。

カンザス食肉加工業者連合(Kansas Meat Processors Association)専務、デイブ・シャッファ(Dave Schafer)はこう述べている:DNAによる追跡が合衆国で必要であり、また生産者達がすでに高い食品価格に追加費用を望んでいる、ということには私は疑念を持っている。「このコストを正当化する重大な安全問題がある、あるいは非常に最小の問題さえある、という証拠はありません」と、シャッファ氏は消極的な態度をのべている。

Author:事務局 : 2008年05月13日 18:46