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2008年05月30日

■著名米国科学者と経済学者が地球温暖化汚染を迅速に大削減する事を要求する

ワシントンDC-5月29日-米国の最も卓越した科学者とエコノミスト、1,700人以上が今日政策当局に地球温暖化を起こす熱封鎖排気ガスの迅速大削減を求めて共同声明を発表した。
この声明は、上院が「リーバーマン-ワーナー(Lieberman-Warner)気候法案」に関する討議の数日前に発表されて、科学者と経済学者がこのようなアッピールをする為初めて結集した画期的な事である。

(ステートメントと署名者リスト: www.ucsusa.org/climateletter.)

米国科学振興協会(The American Association for the Advancement of Science)会長、またこのステートメントの著者の1人、ジェームズ・マッカーシー(James McCarthy)は、こう述べている:「我々は、地球温暖化を起こす排気削減で何かをしなくてはならないという強いコンセンサスがある。現下の討論は、我々がどのくらい削減する必要があるか、である。これほど多くの科学者とエコノミストが意見を表明してこの文書に署名したという事実は、我々が深刻な悪気候インパクトを避けることができるという信念を政府立案者達に与えるべきものである。」

マッカーシー以外のこの声明執筆者達には以下を含んでいる:マリオ・モリナ(Mario Molina)、化学ノーベル賞受賞者;ピータ・フルムホフ(Peter Frumhoff)、憂慮する科学者連合(Union of Concerned Scientists)(UCS)の科学と政策ディレクター、及び、気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change)(IPCC)主筆;ステファン・シュナイダー(Stephen Schneider)、スタンフォード大学(Stanford University)気候学者と全米科学学会(National Academy of Sciences)(NAS)メンバー;ジェフ・ヒール(Geoff Heal)、コロンビア大学 (Columbia University)ビジネススクール(Business School)エコノミスト。署名者達は、UCSによって集合されて、以下を含む:科学あるいは経済学での6人のノーベル賞受賞者、31人のNASメンバー、100人以上のIPCC著者と編集者、彼等はアル・ゴア(Al Gore) と2007年ノーベル平和賞(Nobel Peace Prize)を共有した。

このステートメントによれば、「気候変動に関する科学の力」が、署名者達に気候変化の増大している危機を政策当局に警告するように強く動かした。その危機には、「増大する植物と動物の種絶滅を始め、海面上昇、熱波、干ばつ、山火事、雪解け、洪水、疫病」が含まれている。

このステートメントは地球温暖化汚染物質を削減するため迅速に行動をすることは気候変化を制限する最も費用効果が高い方法であることを指摘している。もし合衆国が行動を起こす事を遅延すれば、未来の削減はもっと過酷な、そしてずっと高費用にならざるをえなくなるだろう。それらの費用はもっと大きな気候変化に順応する増加コストにさらにのしかかるだろう。逆に、このステートメントは、「スマート」な削減戦略が経済成長を可能にして、新しい国内の仕事を生み出して、公衆衛生を守って、そしてエネルギー確保を強くするだろうと、述べている。

このステートメントは合衆国が「2050年までに80パーセント台2000レベル下に」地球温暖化汚染を減らすべきである、そして第一歩が2020年までに2000レベル下に15から20パーセントの削減をすべきである、と、結論を出している。ステートメントは合衆国が模範を示して、気候挑戦に立ち向かうために諸国を結集させることを要求している。

コロンビア大学エコノミストのヒール氏は無活動のコストが気候変動に対処するコストよりもずっと大きくなる、と、述べた。安全なレベルに排気ガスを削減するコストは、国内総生産(GDP)の1から2パーセントの間である、他方気候変動が削減されないまま進行させるコストは、GDPの10から20パーセントの間になるだろうと、彼は言った。

ヒール氏は地球温暖化排気削減への挑戦を経済的機会として見ている。

「地球温暖排気を制限することは素晴らしい投資である。有行動と無行動のコストを比較するとき、排気ガス削減は世界に10から1の見返りを与えるであろう。それは投機キャピタリストにさえ魅力的である。」と、彼は述べている。

憂慮する科学者連合 (Union of Concerned Scientists)は、健全な環境とより安全な世界の為に活動する指導的な科学基調の非営利組織である。憂慮する科学者連合は1969年に設立されて、マサチューセッツ州ケンブリッジに本部を持っていて、バークレー、カリフォルニア、ワシントンD.C.にオフィスを持っている。(www.ucsusa.org)

Author:事務局 : 2008年05月30日 14:10