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2008年06月26日

■カナダで2003年5月以来13頭目の狂牛病確認

カナダ食物検査局(Canadian Food Inspection Agency)は月曜日にブリティッシュ・コロンビア(British Columbia)州で雌牛に狂牛病を確認したと述べた。
この発症はBSEが2003年5月以来カナダで検出されて13頭目に当たる。「現時点では我々はこの牛の出生農場を決定する過程の途中である。その件が確定すれば、我々は感染牛の生年月日を確証することができるだろう。」と、ロイター電がカナダ食物検査局/CFIAのシニア獣医ジョージ・ルータバック(George Luterbach)の発言を引用している。

これまでのところ、BSEに感染していると確認されたほとんどの牛が6歳以上年を取っている牛である。2003年5月にカナダがその最初の狂牛病発症を検出したのだが、それ以前韓国は毎年およそ10,000トンのカナダの牛肉を輸入していた、しかし今輸入は禁止されている。しかし、カナダ生まれの牛が合衆国に輸出されて、そこで飼育されて、そしてやがて米国牛肉として韓国の市場に行った可能性がある。

米国農務省によれば、カナダは合衆国へ140万頭の牛、カナダで育てられた1千5百万頭の牛の1/10にあたる、を、輸出した。「若いカナダ牛だけが合衆国に輸出されている、そして我々は30カ月以下の若い牛からの牛肉だけを輸入している。従って狂牛病を持っている年齢が上のカナダ牛からの牛肉が韓国に入る可能性はない。」と農務省官吏が言った。

カナダは昨年5月に動物健康(OIE)の世界組織によって「制御されたBSEリスク」の状況位置を与えられた。韓国とカナダはカナダの牛肉輸入を再開することについて、2007年11月に交渉を持った。カナダは伝えられるところによれば米国と同様な貿易条件を要求している、そして米国は同じくコントロールされたリスクの国である。 「カナダでの狂牛病の確認されたケースがカナダ牛肉輸入を制限するか、あるいは禁止する我々の要求を助ける事になるだろう」と政府官吏が言った。

Author:事務局 : 2008年06月26日 10:04