« ■「青い黄金」水の未来を考える(2) | メイン | ■新しい鳥インフルエンザ計画はさらに薬剤備蓄を提案する »

2008年06月04日

■豚マニュアのボウラックス(Borax)処理研究発表

硫化水素は養豚農場の排泄物溜めから出る悪臭原因になる化合物の1つである。糞尿中の微生物の活動が硫化水素と他の化合物を放出させる。

マサセッツ州ボストンでの「アメリカ微生物協会」の会合で、「農業研究サービス(ARS)」科学者シェリル・スペンス (Cheryl Spence)が豚マニュアを、ホウ砂(洗濯用洗剤で使われるのと同じ物質)を使って「ダスティング"dusting"/まぶし」をする研究結果を発表している。ホウ砂は、悪臭微生物を中和する働きをする。悪臭微生物は、硫酸塩を減少させる(sulfate-reducing(SR))バクテリア、またその他の嫌気性バクテリアを含んでいる。ARS は米国農務省の主要な科学的な調査機関である。

スペンスは、「農業研究サービス(ARS)」の同僚テリー・ホワイトヘッド(Terry Whitehead)とマイク・コッタ(Mike Cotta)と一緒に、ペオリア(Peoria)にあるARSの「農業利用研究全国センター(National Center for Agricultural Utilization Research (NCAUR))で、この研究を行なった。さらにこの研究は、ミシガン州立大学(Michigan State University)の科学者達:すべてイーストランシングにいる、メルヴィン・ヨコヤマ(Melvin Yokoyama)、スー・ヘンゲミュール(Sue Hengemuele)、ロバート・フォン・バーナス(Robert von Bernuth)の協力を受けた。アイオワ州、デ・モイネス(Des Moines)に本部がある「全国ポーク協会」(National Pork Board)がこの研究に資金を提供するのを手伝った。

硫化水素、アンモニア、豚排泄物溜めから放出される他のガス、は、悪臭がすることに加えて、空気清浄度を低下させる。この不快な臭いは、また家畜業者と隣接する人達との緊張関係を生む事になる。

スペンスが発表するこの研究のため、ARSとMSUの研究チームは、養豚部屋の下にある「マニュア溜め」を1から2パーセントのホウ砂を含む粉末で週1回6週間処理した。他の養豚部屋は、このチームがガス放出と屋内空気清浄度を比較できるように、処理されないままにしておかれた。

この研究班は、分子遺伝子学ツールを使って、マニュアに存在して、硫化水素を生み出す「硫酸塩を減少させる」(sulfate-reducing)(SR)バクテリア「人口」に対するこの薬剤処理効果を測った。この作業はツール技術の数量化能力のおかげで、これらのバクテリアを他のマニュア偏執微生物を区別させる特定遺伝子を検出して、計測する事が可能になった。

研究チームのバクテリアと空気の分析は、ホウ砂処理が「硫酸塩を減少させる(sulfate-reducing(SR))(SR)バクテリア人口を第1週後に99パーセント減少させ、硫化水素レベルを6週間後に80パーセント下げたことを示した。

ホウ砂は、研究者がマニュア臭気マネージメントで査定している「ツール袋」に有望な力を付加する。なぜならこの鉱物(ホウ砂)は自然に発生するもので、扱うのにかなり安全で、そして容易に入手できるからだ、と、スペンス氏は、NCAUR発酵バイオ工学研究ユニット(Fermentation Biotechnology ResearchUnit)と共に、注目している。

ARS は米国農務省の主要な科学的な調査機関である。

Author:事務局 : 2008年06月04日 14:10