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2008年06月27日

■「プラスチック容器入り水」対「蛇口の水」の環境尊重度と経済効率

米国の市長会議が「ボトル入り水」を段階的に排除することに同意する。全米市長会議(US Conference of Mayors)は自治都市による容器入り水を段階的に無くして、そして公共水道の重要性を促進する決議を通過させた。
この票決は、プラスチック使用負荷と飲み水供給エネルギーコストの理由で容器入り水の使用について環境上の危惧が増大している最中に、行なわれた。

市長達は、マイアミで会合して、容器入り水からの納税者の金を他の都市サービスに当てる為、ガビン・ニューサム(Gavin Newsom)サンフランシスコ市長と他の17人の市長とによって提案されたこの決議案を承認した。

ニューサムサンフランシスコ市長はこう述べている:「我々が私企業から使い捨て容器の水に納税者ドルを使う事で、市(複数)は公共水道水の品質について市民に思い違いをさせるメッセージを送る事になっている。我々の公共給水システムは世界中で最も良い部類に入り、そして意義ある、直面の投資を必要としている。」

活動家グループ「Think Outside the Bottle」(ボトルの外を考えろ)によれば、合衆国の60人以上の市長達がすでに「ボトル入り水」会社との契約をキャンセルしている。

「Think Outside the Bottle」(ボトルの外を考えろ)の全国ディレクター、ジジ・ケレット(Gigi Kellett)はこう述べている:「市が納税者の金を使ってボトル水産業の最終益を金で脹らますのをやめることは明かな常識的行動にすぎない。この決議は、ボトル水の換わりに蛇口を選ぶことが我々の環境、財布、そして最も基本的資源への我々の長期の平等なアクセスに、最善であるという強いメッセージを送るだろう。」

アメリカ飲料連合(American Beverage Associations)はこの決議を「偽善と不正確で汚されている」と呼んだ。「一部の市長が市政によるボトル入り水の使用に反対しているが、他方アメリカじゅうのたいていの市長は、災難が起きた時は、ボトル水を喜んで歓迎している」と業界団体がステートメントで言った。

「我々の諸飲料会社は、共同体が洪水、火事、ハリケーン、他の自然災害、不十分な市の給水システム、で被害を受けた時、絶えず援助に駆けつけている。業界団体は、プラスチックの水ボトルは「100パーセントリサイクル可能で、ボトル水を少数の完全にリサイクル可能な消費者商品の1つにしている。」と言った。

Author:事務局 : 2008年06月27日 16:25