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2008年07月01日

■水質汚染度検出にトンボを利用する

シンガポール(SINGAPORE):若いトンボが、丁度炭坑でのカナリアのように、水での警告を発する生き物になりうると、研究者が日曜日に発表された報告書のなかで、述べている。

さえずる鳥が、炭鉱夫に有毒な空気を警告するために利用されたのとちょうど同じように、貯水池や池に棲息している若いトンボが水質汚染について人に警告する可能性がある、と、「ストレイツ・タイムズ」紙(The Straits Times)が伝えている。

シンガポール国立大学(National University of Singapore)の研究者、ナンシネ・ジーヴァナンダム(Nanthinee Jeevanandam)は、トンボの遺伝子指紋を「シンガポール公営施設」のような国立水機関が貯水池水の清潔さレベルを決定するのを助けるために利用することを望むと言った。

異なったトンボの種は、鉛と硫酸塩のような汚染物質に異なった許容度を持っている、と、研究報告書が述べている。一部のトンボは、もっときれいな水、あるいはもっと多くの酸素を必要としている。

トンボの種類を調査することは、水質査定をすることで、速い、そして化学物質を使用しない検査方法になるだろう、と、ナンシネ・ジーヴァナンダムが述べている。

彼女は、シンガポールにいる110種類のトンボの約4分の1のDNA配列を収集していると述べた。

Author:事務局 : 2008年07月01日 13:05