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2008年07月04日

■国連の食品安全委員会で新安全基準が決定される

ジュネーブ(GENEVA)(AP)-国連(U.N.)の食物委員会が幼い子供たちの病気を防止する為特別調合粉乳の生産と取り扱いに関して新しい基準を採択した、と保健担当官が3日に言った。

この基準は、コーデックス・アリメンタリウス委員会 (Codex Alimentarius Commission)によって採択されて、粉ミルクが深刻な病気に至るバクテリアからの汚染リスクを減らす為一連の措置を、含んでいると、ピーター・ベン・エンバレック(Peter Ben Embarek)、世界保健機構 (World Health Organization)食品安全科学者が述べた。

数年前、発展途上国の特別調製粉乳が汚染されていたか、あるいは汚い水と混ぜられたからかで、赤ん坊が病気になったり、また死にさえした。その際一部の粉ミルク製品が安全でなかったことが明確になった、と彼が言った。

中国では、例えば、2005年生産者が、幼児用フォーミュラ(調合粉ミルク)にほとんど栄養価値のあるものを入れなかったので、幼児が栄養失調になり、一部死者が出た事があった。

新しい基準は、親と世話係への哺乳ビンの準備と安全な保管の推奨事項を含んでいる、と、エムバラックが言った。

「もし哺乳関連のビンを適切に保管しないなら、ビンのバクテリアの成長を許す事になる。そして粉乳の再汚染が起き、従って終わりにこれに感染するリスクを増やす事になる。」と彼が言った。

このコウデックス委員会は、174の加盟国と欧州連合(European Union)が参加しているが、今週ジュネーブ(Geneva)で開催された年次会合でこのフォーミュラ基準を採択した。

同委員会は、国連食糧農業機構(Food and Agriculture Organization)と世界保健機構 (World Health Organization)によって設立されて、消費者と食品交易のために食品安全のために世界的に参照される機関である。これらの基準を採用して、そして実施することは個別の国の義務になる。

同委員会は、また、ひょっとして遺伝子改変された動物が食物のため使われる場合、可能性がある健康への危機を査定するガイドラインも採択した。

GM動物から作られた食物はまだ市場にでていないけれども、同委員会は、産業界の開発が、そういった食品が消費者に届く前に、適切なリスク査定を受けることを確証する事を「予期する/anticipate」と決めた。

「WHO食品安全部」の科学者ヨルゲン・シュラント(Jorgen Schlundt)はこう述べている:「多くの国に開発がある。しかし個別の国が先へ進んで、そしてそれを市場に出すことを決めるか否かは、それは実際我々の仕事ではない。」

同氏は、乾燥気候に抵抗することができるよう変更された植物あるいはビタミンAを含んでいる米に言及して、こう言った:「遺伝子組み換え食品が問題を解決するために役立つ可能性はあり得る。しかし遺伝子組み換え食品はまたリスクを持つ可能性がある、従って、それを使う前に、我々はリスク査定をしなければならない」

同委員会はすでに遺伝子改変された植物と微生物のリスク査定のために類似のガイドラインを採択している。

同委員会によって採択されたもう1つの新しい基準はこう規定している:グルテンなしとラベルをはられた食物は、小麦、ライ麦、大麦、あるいはオート麦を含んではいけない。そしてグルテンレベルは1キログラムについて20ミリグラムを超えてはならない。

グルテンに対するアレルギーはセリアック(celiac)病として知られている。この症状は、腹痛、関節痛、腫れ、便秘、下痢を含む。

Author:事務局 : 2008年07月04日 16:15