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2008年07月16日

■カナダが狂牛病テストを半減させる

(EDMONTON)発:カナダ、アルバータ(Alberta)州は、最年配の牛と適切な記録がない牛をテスト目標にするのを中止する新しい監視プログラムの下で、狂牛病テストをする牛を50パーセント削減した。世界全体での「経歴」/ヒストリーでは、9歳以上の牛が「狂牛」になる可能性が低いことを示しているから、地域と連邦政府はカナダの畜産州で年齢9歳以上の牛を検査することをもはや望んでいない。

それは、牛脳海綿状劣化症を起こす率が高い給餌慣習を禁止した「1997年禁止令」前に生まれた頭数が減少している牛を含んでいる。そして今度は牛がこの脳障害を起こす病気を持っているという明確なサインを示す時だけ、テストに受け入れられる事になるだろう。「我々のシステムはどこか外にあるすべての狂牛病の牛を検査して、見いだすようには設計されていない。我々は人間の健康と牛の健康両方を守る他の予防措置を備えている。」とジェラルド・ハウアー博士(Dr. Gerald Hauer)、アルバータ州アシスタント地方主任獣医が述べた。

その予防措置は以下を含んでいる:病気の牛にあるBSEタンパク質を持っていそうな、すべての牛脳、脊髄、他の神経組織の屠殺場での撤去、さらに他のいかなる動物にもそれらの牛の部分を給餌することを禁止する昨年導入され強化された禁止令。極めてまれなケースでは、BSEに汚染された牛肉が人にこの致命的脳障害症の変異型を感染させるることが可能である。もっともカナダの牛肉がそれを誰かに伝染させたと言う記録された事例はない。2004年から2006年中期間に、BSEでテストされた牛の54パーセントが、地区のデータによれば、9歳以上であった。アルバータ州は年に最高30,000頭の牛、カナダBSEモニタリングの全体数のおよそ2分の1、を、検査している。

合衆国と他の数十の国は、BSEを持っているアルバータ州生まれの牛が発見された後に、2003年に、カナダの牛肉と牛の輸入を禁止した。その時以来、カナダは国境南の最大の顧客である米国への輸出を取り戻している。そして現在は、すべての牛を狂牛病ふるいにかける日本へ一部のプロダクトを出荷することができる。「R-Calf.」として知られている合衆国農民グループは長い間カナダ牛輸入を中止させようとしてきて、その最近の法律上の戦いでは米国消費者監視団体を糾合している。先週合衆国連邦判事は、ワシントン政府が去年カナダとのトレード拡張した規則を再考すべきであるというこのグループの主張に同意した、しかし判事は輸入中止を命令する事は拒否した。

もっと多くのBSEテストを支持しているセックススミス(Sexsmith)の牧場主は、今回のアルバータ州の新しいプログラムに、あきれている。すべての牛のBSE有無を検査する北西部アルバータに設置する新しい精肉工場の資金を4年間調達する努力をしてきたニール・ピーコック(Neil Peacock)はこう述べている;「これは「R- Calf」側にもっと多くの攻撃口実を与えるであろう。私は個人的にはカナダ食品の安全のため、そして主権のため、我々がすべての牛を検査すべきであると感じている。」2003年以来カナダで発見あれた13のBSEケースの内、2件は9歳より上であった。カナダの牛群には9歳以上の牛は、搾乳牛あるいは繁殖牛はその高齢では生産的でないから、はるかに少数である。ハウアー 氏は、BSEテストの削減はカナダの貿易に害を与えないであろうと予測した、なぜならこの政策転換は、より危険性が高い動物の方に傾いている国際獣疫事務局(World Organization for Animal Health)によって作成された新しい「ポイントシステム」に基づいているからである。

新しい「ポイントシステム」は、当該国の低いBSEリスクを確認することでは、高齢牛のためにはより低いポイントしか与えない、なぜなら、もしそれが狂牛病にかかっていたなら、9歳に達する前に多分死んでいるからである。正しい年齢や歯の記録がない牛は、臨床記録であまり有用ではないから、それほど「価値ある」ものではない、とハウア氏が言った。これがアルバータ州が。高齢牛のテストを止めて、そしてそれでも新しい国際必要条件を満たすことができる理由である、と、彼が言った。この数年間、カナダはBSE最小リスクの位置づけを守るためにその義務化された限界の2倍をテストしてきた。

Author:事務局 : 2008年07月16日 17:14