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2008年08月29日

■アジアでの食品価格高騰と貧困拡大でネズミ肉への需要が高まっている

プノンペン(PHNOM PENH)発-ネズミの肉の価格が今年カンボジアで4倍になった、理由はインフレーションで他の肉を貧しい人々が買えなくなっているからである、と、当局が水曜日に述べた。消費者価格インフレーションが37パーセントだとする最新の中央銀行査定によれば、1キロのネズミ肉需要が去年の1,200リエルから、およそ5,000リエル(1.28米ドル)に押上げた。

牛肉が1キロ20,000リエルもかかる時に、スパイスが利いたニンニクを入れた野生ネズミの料理は特に人気が高くなっている。ベトナムでも村人達がネズミをゆでて食べている。

当局官吏達は、ネズミがずっと低いメコンデルタ(Mekong Delta)の洪水浸水地帯からより高い土地に逃げているので村民がネズミを捕えることが容易になっていると、述べている。

「多くの子供達が、ネズミをマーケットに売ってお金をもうけられるので嬉しがっている、しかし子供達は家族のためにそのお金の一部をあてている。」とベトナム国境にあるコ・トム(Koh Thom)地区のリ・マロン(Ly Marong)、農業省官吏、が電話で言った。

「単に我が国の貧しい人達がネズミを食べているだけではなく、国境近くに住んでいるベトナム人からの需要もあります。」彼はカンボジアが1日1トン以上の生きているネズミをベトナムへ供給していると推定している。

ネズミはまたタイでも広く食べられている、他方東部インドの州政府は、急騰する食物価格と闘い、そして穀物の蓄えを節約する為、ネズミを食べるように今月奨励した。

投稿者 bm_kanri : 12:05

2008年08月28日

■インドネシアで世界最多死者をだしている菌株に対するワクチンが開発される

「ノヴァヴァックス」(Novavax Inc.)社は、鳥インフルエンザの1つの菌株に対するその実験的なワクチンが人に強い免疫反応を作り出したと述べている。

(米国東部メリーランド州)ロックビル(Rockville)市にベースがあるこの会社はこう述べている:その新ワクチンは、生産に要する時間を半分に削減することができる技術を使っているが、160人の臨床実験に参加している患者が3つの服用レベルで、強い免疫抗体活動を示し、患者で最も高い服用をしたものが最良の反応を得た。

このワクチンは2005年にインドネシアで出現した鳥インフルエンザの菌株に目標を定めている、その菌株は少なくとも135人を感染させてきて、そしてそのほとんどが死亡した。

ノヴァヴァックスは、ゼネラル・エレクトリック(General Electric)社のディビジョンであるGE医療(GE Healthcare)と協力して、その技術を使って鳥インフルエンザワクチンを開発している。両社は、感染勃発地域で速く、そして安く展開できる使い捨てシステムを使ったワクチン製造プロセスを開発することを希望している。目指すワクチンは、ウイルスを識別して12週間以内に開発されうるものである。

ノヴァヴァックス(NASDAQ:NVAX)は、季節のインフルエンザのためのワクチンをまた開発するためその技術を前進させていて、今年遅くには人間への臨床実験を始めるだろうと述べている。

投稿者 bm_kanri : 10:07

2008年08月27日

■化学汚染物質と出生児障害

デイリー・ニューズ」(Daily News)で先月報告されているが、「アラスカ (Alaska)の幼児が主要な先天性欠陥を持った幼児として生まれる可能性が米国全体でみて2倍高い」という事実は、ただ喫煙、アルコール消費量、母体年齢、ダイエット、に繋げて説明がつくことではない。この記事は環境汚染物質が出生児欠陥と男性と女性両方に於ける他の有害な生殖健康への影響に関連づけられることを示す増大する科学的証拠については論じられていなかった。

多くの人々がアラスカを秘境であると考えているけれども、アラスカは2,000箇所以上の毒性廃棄物敷地を持っている。それらは、以前に使われた700箇所の米軍防衛敷地、アラスカ全体の田舎地域にある野外ごみ捨て場、さらに米国で最も危険なサイトに指定されている5つの主要な軍事サイト(スーパーファンドサイトとして知られている)を含んでいる。その二ヶ所がアンカレッジ(Anchorage)にある。これらのサイトは、出生児欠陥を含めて、広範囲の悪性健康作用に関連づけられる危険物質を含んでいる。

アラスカと北極近辺地域はまた農薬と産業の化学物質の影響を受けている、これらの汚染物質は何千マイルの遠くからきたもので、海流と大気の流れを通じて北方に来て、そして最後に寒冷地に定着したものである。これらの化学物質は北で自然累積する、なぜなら冷たい気候と脂肪基礎の食物網はこれらの執拗な毒性物質が停留するのに有利だからである。

合衆国で禁止されてきた有毒化学物質(例えば殺虫剤DDTやPCBとして知られている産業化学物質のクラス)でさえ、北極圏と北極下地域で累積し続けている。汚染物質は、魚と海生哺乳類の伝統的食事に依存している北地の人々の健康を脅やかしている。

研究が、産業化学物質、汚染物質、農薬、が、タバコとアルコールからの残留物と同じぐらい容易に胎盤に達することを示している。

科学的研究(複数)を点検した結果は以下の事を明らかにしている:溶剤、重金属、農薬、のような汚染物質、は、出生児欠陥に関連づけられることを明らかにしていて、その事例には、心臓異常、口部裂(唇そして/あるいは口蓋)、神経管欠陥(脳、脊髄、そして/あるいは神経器官保護皮膜、の、不完全発達)。

可塑剤(消費者製品使用)への露出は男性赤子の女性化に関連づけられてる。PCBと微粒子物質は低い新生児体重に関連づけられている。アラスカにおける最近の研究は、「危険な」野外のダンプサイトを持っている村に住む女性は、未熟児あるいは低体重赤子を出産させる可能性がいっそう高い事を発見している。

妊娠女性の血中にある人工化学物質の高いレベルはまた、北極圏に於ける新たに発見された性別のアンバランスの原因になっているのかも知れ無い。全米的には、男性が生まれる数は減少している。グリーンランドとロシアの一部の極地圏の村では、男の2倍の女が生まれていて、そしてチュールアメリカ軍事基地近くにあるグリーンランドの一部の村ではまったく少年が生まれてきていない。

我々はパリン州知事(Governor Palin)と公的機関に以下の事を実行して、国民の健康を保護する事を要求する:

○執拗な、生物累積する化学薬品を段階的に排除する-特に、がん、遺伝子破損、内分泌障害、免疫と神経傷害、を、引き起こす化学物質を無くして行く。
○軍事そして工業起原から出る有毒化学物質の放出を止めさせる法律を実施させる。
○環境清掃をする為の保護基準を確立させる。
○学校、病院、公園、近隣地区、に於いて、有害農薬使用を中止する。
○ PVC合成樹脂と塩素漂白された紙の使用を排除するため購買政策を確立させる。
○バイオ監視と健康追跡システムを確立させる。

アラスカ民族の未来の健康と環境を保証するために、最も弱い立場の住民―発達中の子供、に害を与える化学物質への暴露を防止するために、我々が今行動をすることが緊急である。


投稿者 bm_kanri : 12:40

2008年08月26日

■米国の穀物生産ブームと輸送停滞

米国全土で、小麦、トウモロコシ、が聳える山になって貯められて、風、雨、鼠、に曝されて、市場に鉄道貨車が運んでくれるのを待っている。

この場景は、米国のトウモロコシ、小麦、大豆に対する世界的ブーム需要の暗い一面である。穀物輸出の急上昇は、世界を食べさせるのに役立つ穀物を運ぶ米国の鉄道、ハイウェー、輸送河川の効率の悪さを暴露しつつある。そしてそれらの「ボトルネック/行き詰まり」は、農民、運輸会社、最終的には消費者に一日に何百万ドルもの負担をかけている。

マーク・ホッジズ(Mark Hodges)、オクラホマ小麦委員会(Oklahoma Wheat Commission)理事長は直接にこの状況を目撃している。今年の夏早く、世界中の消費者がこれまで以上にアメリカの小麦とトウモロコシを渇望していたとき、彼は自分のピックアップトラックに飛び乗って、穀物倉庫を見て回った。穀物の山が、輸送されるのを待って、巨大なアリ塚のように立っていた。狂乱的になっているマネージャー達もそれを長距離輸送する十分な貨物車両を見いだすことができなかった。

今秋の驚くほどの大収穫がこの輸送システムをさらに試練にさらす事が予想されている。

米国農務省は農民が史上2番目に最大のトウモロコシ収穫、史上4番目に最大の大豆収穫を生産させるだろうと予測している。

一部の農業ビジネスグループは、ブラジルやアルゼンチンのような、他の国が儲けが高い市場獲得で競争している際に、輸送のボトルネックがグローバルな食物プロバイダとしての米国の地位を損なうことを心配している。

過去何年もの間、何百万ブッシェルにもなる豊富な収穫の場合、穀物は詰め込み過ぎのサイロの外で貯留されて出荷をまっていることを意味してきた。

陸軍兵站工兵隊(Army Corps of Engineers)の新しい分析によれば、河川輸送船の遅延だけでミシシッピ 河川とイリノイ河川の年輸送商品コストは平均7260万ドルの負担増加になる。

鉄道の遅延は同様に高くついている。2006年に、米国農務省の数字によれば、推定10億ブッシェルの中西部穀物が戸外かあるいは臨時置き場で貯留されて、輸送コストに推定1億700万ドルから1億6000万ドルを負担追加させている。それは2006年のトウモロコシと大豆輸出を合わせた輸出額138億ドルのおよそ1パーセントになる。

穀物輸出業者を代表する貿易団体である農業輸送連合(Agriculture Transportation Coalition)の専務、ピーター・フリートマン(Peter Friedmann)はこう述べている:「我々は、民間部門でもそして公公共部門でも、基本設備投資で、遥かに、遥かに、遅れている。」この問題は、仮に悪化しないにしても、今後数年の間、続きそうである。

修正は高価になる。

この行き止まり・ボトルネックを直すことは数年にわたる投資で何十億ドルにもなるだろう。その間、輸出が増加すると予測されている、「食物と農業政策研究所」(Food and Agricultural Policy Research Institute)によれば、トウモロコシ輸出では、次の10年にわたって毎年5千4百万トンから7千7百万トンまで増大することが予期されている。

より大きいボトルネックからくるコスト増は競争するグローバル産業で合衆国農民に損害をあたえるだろう。「価格がこのビジネスではまだ王様である。1トンで2ドルから3ドルが契約を手に入れかどうかの相違になる。」とラリー・ジャンスキー(Larry Jansky)、ポートランドの北太平洋(NorthPacific)の農業商品のシニアトレーダが言った。

米国の農業輸出は去年ほとんど900億ドルに価した。もし米国がアルゼンチンのような成長が速い輸出国にその市場の1あるいは2パーセントだけでも失うなら、それは経済から9億ドルから18億ドルを取り上げる事になるだろう。

アメリカ鉄道協会(Association of American Railroads)(AAR)は増加需要に対処するために次の30年にわたって鉄道線路を拡張するのには1480億ドルのコストがかかるだろうと査定している。しかしアメリカ鉄道協会は鉄道会社はその費用の70パーセントだけしか資金をだせない、と言う。

最も厳しいボトルネックの1つは米国の港で起きている、港では農作物が外洋航行の船に積み込まれる。この数年間、輸出業者は、中国のような海外市場から消費品を米国に運んできて空になった船を賃借することによって、穀物を送ることが増大してきた。しかしそれらの輸入が下落しているので、輸出業者は待機がながくなり、さらに費用が多くなり、外洋にでる船にスペースを探さなければならなくなっていると、ポートランドの貿易業者ジャンスキーが言った。

ジャンスキーは20フィートのコンテイナーを賃借するコストがこの10カ月だけで2倍になり1,700ドルになったと言った。

投稿者 bm_kanri : 12:12

2008年08月22日

■サツマイモがエタノール産出でトウモロコシを上回る

メリーランド(Maryland)州とアラバマ(Alabama)州で栽培されたサツマイモが、それらの州で栽培されたフィールドトウモロコシに較べて、2倍から3倍燃料エタノール生産のための炭水化物を生産すると、米国農務省の「農業研究サーヴィス」(Agricultural Research Service /ARS)の科学者達が報告している。同じことがアラバマで生産される「熱帯キャッサバ」についても言える。

サツマイモの炭水化物産出高は、サトウキビ、最も高生産エタノール農作物、によって生産されている産出高の低い限界に接近した。もう1つのサツマイモとキャッサバの利点は、トウモロコシよりずっと少い肥料と農薬しか要らないということである。

メリーランド州ベルツヴィルに在る「農業研究サーヴィス」の「収穫システムズとグローバルチェンジ実験所 (Crop Systems and Global Change Laboratory)の植物生理学者、リュウ・ジスカ(Lew Ziska)と、アラバマ州オーバンに在る「全米土壌ダイナミックス実験所」の同僚達、がこの実験を行なった。この研究は、根菜をトウモロコシと比較することで、さらに米国の2つの異なった地域でこの3つの農作物すべてを栽培することで、ユニークである。

この実験に使われたトウモロコシ、キャッサバ、サツマイモのテストはベルトヴィルにある畑地で行なわれ、さらにアーバーンに在る大きい土壌容器のなかで行なわれた。

サツマイモでは、炭水化物生産はアラバマ州で1エーカーにつき4,692トンで、メリーランド州では1エーカーにつき6,353トンであった。アラバマ州のキャッサバの炭水化物生産は1エーカーにつき4,940トンで、これに比較してメリーランドでは1エーカーにつき1,434トンであった。トウモロコシでは、炭水化物生産はアラバマ州では1エーカーにつき1,692トンで、メリーランド州では1エーカーにつき2,760トンであった。

キャッサバとサツマイモでの不利な点は、開始での高いコストで、特に植え付けと収穫時の増大する労力が在る。もし経済的な収穫と加工するテクニックが発展させられれば、実験データは、メリーランド州のサツマイモとアラバマ州のサツマイモとキャッサバが、エタノール資源としてはコーンよりより大きい可能性を持っていることを示している。

さらなる研究が、肥料と水と農薬のインプット、さらにエネルギー効率査定に関するデータを得る為に必要である。全体的には、今回の実験データは、エタノールのために、キャッサバとサツマイモを栽培する事を研究する試験的プログラムを、特に余白的な土地で、始めることは価値があることを示している。

これらの追加される研究は、フィールドトウモロコシの供給を食物と飼料への用途から燃料に転向させる事をしないで、新しい生物燃料資源を開発するのに役立つことができるだろう。

農業研究サーヴィス(ARS)は米国農務省内の科学的調査機関である。

投稿者 bm_kanri : 16:15

2008年08月21日

■「世界水週間」(World Water Week):「水の進歩と展望」

ストックホルムで開催されている世界水週間(World Water Week)の開会で、WWF理事長ジェームズ・リープ(WWF Director General James Leape)はこう述べている:「きれいな、新鮮な水の世界の供給は、ほとんどの国で縮んでいる食料供給と上昇する食物コストをもたらした今日の「浪費的な」水の使用と不適当なマネージメントで、維持することができない。」

「世界の食量危機の背後には、グローバルな真水の危機があり、気候変動の影響が強くなるにつれ、食物危機は急速に悪化することが予想されている。潅水される農業が世界の食料供給の45パーセントを提供している、そしてそれなしでは、我々は我々惑星の60億人の住民を食べさせることができないだろう。」

リープ氏はこう警告する:世界の潅水地域の多くは大いに圧迫されていて、川と地下水の水資源が、特に気候変動から判断して、維持できる限界を超えて、取水している。同時に、真水に依存する食物資源は、ダム建設の加速ペースと持続不可能な取水に直面して、下落している。

何十億という人々が安全な飲料水へのアクセスなしで生活しているか、あるいは劣悪な公衆衛生のために不健康で苦しんでいる時期に、食料生産者が土地と水資源のために生物燃料生産者と闘っている時、そしてグローバルな気候変動が全体的な水収支を変えている時、「ストックホルム国際フェア議会センター」(Stockholm International Fairs and Congress Center)に2,500人の水エキスパート達が今週結集して、これらの問題への解決策を作り出そうとしている。

「世界水週間」(World Water Week)はストックホルム国際水研究所(Stockholm International Water Institute)によって準備される年度のイベントである。今年の会議は次の全体テーマを掲げている:“Progress andProspects on Water: For A Clean and Healthy World with Special Focus on Sanitation”「水の進歩と展望:衛生に特に焦点を合わせて清い健全な世界を求める」、これは国際衛生年(International Year of Sanitation)としての2008年国連宣言に対応しているものである。

発展途上国が、前例がない水不足、さらに1970年代以来最初のグローバルな食物危機に直面するなか、会議で提出された国際水管理研究所による新しい53都市の調査が、調査された80パーセントの国が処理されていない、あるいは部分処理された排水を使っている事を明らかにした。

調査された都市の70パーセント以上で、都市農地の半分以上が生の排水か、河川で薄められた排水で潅水されている。

調査された53都市全体の消費者達は、排水での農作物を回避したいと述べている。しかし彼等が買う産物の起原を知る方法がない。また農民達も排水で潅水することは自分自身と産物の消費者共に健康リスクを受けるかもしれないことを知っている、しかしIWMIの報告によれば彼らにはほとんど選択の余地が無い。なぜなら彼等には使える安全な地下水はほとんどないからである。

ほとんどの発展途上国は農業に排水を使用する公式の強制実施できるガイドラインを持っていない。
結果として、この慣行は理論的に禁止されているか、あるいは規制されていることになっているかもしれないが、それは実際には「非公認に看過されている」事をIWMI が見出している。

世界全体の水資源の内97.5パーセントが塩辛いもので、そしてその残りは主に凍結真水で、ただ1パーセントだけが人間の使用のために利用できるものであると、WWFの所長リープ氏が言った。
「しかしこの微小な比率でも、もしこの水のサイクルが適切に機能して、そしてもし我々が賢く我々の水の使用を管理したなら、地球に住む人間にとっては十分であるだろう」、と彼が言った。

しかしリープ氏は会議の代表者達にこう警告している:世界は悪化している水危機に対応できる準備がとてもできていない。この危機は一部気候変動と真水管理への生態系アプローチの欠如が原因である。

「人間の必要の為だけの水マネジメントは、我々すべてが依存している自然なシステムにダメージを与えるものである。水マネジメントが無い事はさらにもっと悪いことである。我々はまた世界が気候変動に適応する実行をするのではなく、主に議論を続けている事に危惧している。我々は全世界で適応する実行を続けてきた。そして我々は、真水生態系の健全を改善させる事が、将来の気候変動に対して、真水の生態系反発力を改善する事に大きく貢献する事を発見してきた。」と、リープ氏は述べている。

投稿者 bm_kanri : 16:03

2008年08月20日

■増大している農民の自殺

「オーストラリア自殺調査防止研究所」 (the Australian Institute for Suicide Research and Prevention )による研究は、この高い自殺率は農民が孤立した人間になる傾向があるからであると述べている。
農民連合(Farmers Federation)は干ばつが高い自殺率に大いに関係があると言う、しかし他の人たちはそれ以上の事があると言っている。

今、「オーストラリア自殺調査防止研究所」による研究が、農園所有者と従業員を含む、15歳から65歳の農業労働者間で、他の住民と比べて自殺率が2倍以上になる事を、発見した。

同研究所の副所長、ジャシンタ・ハウグッド(Jacinta Hawgood)はこう述べている:我々は、農業労働者が、クィーンズランド(Queensland)州の活動している人口の自殺率より際だって高い事を見出した、そして活動している人口の男性自殺率が100,000人で17.74人であるのに、農業の男性労働者は36.58人になっている。この研究は1990年から2004年の間にクィーンズランド州自殺記録所のデータを使っている。

研究所副所長、ジャシンタ・ハウグッドはこう述べている:過去で最大の危惧はおそらくメディアが引用された統計値をセンセーショナルに表現して、そして干ばつと金銭問題を非常に重要な政治問題として使用しているという事であった。

しかし今度は始めて実際に密接に、信頼できる形で、以前にはなかった非常に固定された労働者人口に対して、調査ができた、そして、確かに、彼等が非常に際立ってより高くリスクに直面している事を識別した。それが、農業労働者へのまさしく特定のリスク要因は何であるかを調査する真に必要な土台になると思う。

全国農民連合(National Farmers Federation)のデニタ・ウォン(Denita Wawn)はこう述べている:干ばつが高い自殺率の重要な要因である。それは農民の家族に巨大なプレッシャーを与えて、そして農家に、金銭的なそして感情的な影響両方を与える、それで自殺率が上がる事になる。

ニューサウスウェールズ州(New South Wales)のモレ(Moree)に本拠地を置く「オーストラリア農業健康と安全センター (the Australian Centre forAgricultural Health and Safety Centre)所長、リン・フラガ(Lyn Fragar)、はこう述べている:農民や農場労働者は非常に孤立した立場にいる、彼らは物理的にもそして社会的にも他の人たちから孤立させられている、だからもし彼らの考えが変化を迫られてくると、彼らはこのストレスを受ける事になる、あるいは彼らは何かの精神健康を損なう条件を経験している、それは容易には他の人たちが気がつくことではない、そしてさらに自明な事は、彼等が自分で苦しみ、自殺してしまうのが容易な場所にいる事である。彼等は他の人々に気づかれる事もなく、吟味を受ける事もないのである。

リン・フラガはさらにこう述べている:私が思うに我々がしなければいけない最も重要な事と行動は、農民、農民の家族、さらに農民と共に働く人々に、理解を早めてもらう事である:彼らが何をすることができるか、彼らが苦悩している、そしてよく対処していない人々にどのように気がつくのか、理解を早めてもらう事である、そうすれば、我々が彼らに手助けを与えることができるようになる、大都市や都市中心部の人々がおそらく得ているのと同類のサービスを早く得られるように手助けできるようになる。

投稿者 bm_kanri : 16:08

2008年08月19日

■市街地農業への排水使用

排水が、発展途上国で、都市の農地に潅水するために広く使われている、これは有利な点と不利な点を持っているものであると、ストックホルム(Stockholm)で開催されている「水の会議」で提出された53都市の研究が、示している。

排水利用農業が、都市の食料供給に重要な貢献をして、そして貧しい人たちに生計を提供するのを助けている、しかし消費者のためには、特に料理されずに食べられる野菜が、健康障害に至ることができる、と「国際水マネージメント研究所」(International Water Management Institute)(IWMI)による報告書が述べている。

排水は「都市の消費者の多数を助ける事、そしてまた害を与える事の両方をする大きな可能性がある…」と 「国際水マネージメント研究所」の研究者、リカ・ラシド・サリー (Liqa Raschid-Sally )、が、ステートメントで言った。

この研究は調査された市の80パーセントが農業のために化学処理されていないか、あるいは部分的に処理された廃水を使っていることを示した。調査された都市の70パーセント以上で、都市の農地の半分以上が排水で潅水されている。

排水は主に野菜と米を生産するために使われている。この慣行は土地の2千万ヘクタール(ほとんど5千万エーカー)で使われている、特にアジアの国、中国 、インド、ベトナムで、利用されている。また「サハラ以南のほとんどあらゆる都市、また多くのラテンアメリカの都市で使用されていると、このステートメントが述べている。

例えば、ほとんど2百万人の住民を持っているガーナ(Ghana)の首都アクラ(Accra)では、およそ20万人の都市住民が、排水で潅水されている都市の農地100ヘクタールで作り出された野菜を毎日購入している、とこの研究報告が述べている。

この報告は、排水使用を禁止する事を要求していない、それはそのような動きが、「市街地農業に依存する都市の消費者、農民、他の人たちに悪い影響を与える」ことがありうるからだと述べている。

その代わりに、この研究は地域の当局が、安全な排水使用のために政策を発展させるよう督促していて、そして以下の低コスト措置を提唱している:点滴潅水利用、産物の正しい洗浄、浮遊している固定物を沈降させる事を可能にする排水貯蔵池の設置。

投稿者 bm_kanri : 11:11

2008年08月18日

■カリフォルニアで農薬空中散布が中止される

いいニュースは当局者が、科学者と市民が、健康、社会正義、環境保護に関する心配で団結したキャンペーンのおかげで、カリフォルニアの諸都市に有毒なフェロモンの空中散布を中止した事である。

しかしカリフォルニア州は、そこに住んでいる住民に保護がない農地、丘、峰、森林のような田舎の地域に散布する権利を保留した。米国農務省は(USDA)は田舎地域での環境影響報告を準備することを強いられているが、モンテレー(Monterey)とサンタクルス(Santa Cruz)で都市住民の上に空中散布する事を中止させる法廷の決定に反対して上訴している。

-殺虫剤のシナジー(相乗)効果-

都市での空中散布は、「モバイル農薬ユニット」、殺虫剤パーメスリン「Permethrin」を散布するトラック、に取って替えられるだろう。パーメスリン「Permethrin」は免疫機構を抑制して、ネズミに肺と肝臓に腫瘍を起こすから米国環境庁が発がん性物質として分類している「合成ピレスロイドsynthetic pyrethroid」である。それは極めて有毒である、そして子供たちはその被害を成人より、動物実験に依拠すれば、5倍受けやすい可能性がある。パーメスリン「Permethrin」は元戦争で使われたもので、神経ガスの「psyridostigmine bromide」と混合されている、そして湾岸戦争(Gulf War)で3万人の退役軍人に報告されている健康被害の可能な原因である。このガスにさらされることから出る症状は攻撃的行動、震え、体温上昇、身体調和と学習能力の欠落、を含んでいる。それはまた男性と女性の生殖システムに作用を起こし、染色体の異常を引き起こす。

パーメスリン「Permethrin」は、ミツバチ、他の有益な昆虫、魚、水生昆虫、両生類動物にとって有毒である。パーメスリン「Permethrin」と「psyridostigmine bromide」を混合させたものを使った研究は雌鶏に悪作用を与えて、「DEET」のような他の農薬が加えられたとき、その悪作用が増加した。遺伝子改変されたバクテリア細菌「thuringiensis」(Bt)が都市部で同じく地上散布剤として使用されている。「Bt」は田舎地域で人と動物にアレルギーを起こす影響を与えることが知られている、従ってそれで裏庭と都市の空間でパーメスリン「Permethrin」とBtの地上散布による相乗効果の心配がある。

-不妊蛾がその代わりに空中散布される-

真に悪いニュースは、カリフォルニア住民に対して差し迫っている最新の「戦争行為」は、不妊蛾の空中放出である。これらの蛾は、USDAとFDA (Federal Drugs Administration/連邦薬品局)が「薄茶色リンゴ蛾(Light Brown Apple Moth)(LBAM)を、卵を孵化させないようにすることによって、繁殖することを阻止すると言っている。この計画では、2009年~2010年の間に、飛行機で7日~10日ごとに性的発育を止めるため放射線照射されて、次に「CheckMate/王手」と言う農薬フェロモンに浸された2千万羽の雄蛾を放出することである。総数1億匹の遺伝子操作された蛾が推定2万5千のリンゴ蛾(LBAM)抹消する為に空中放出されるであろう。

西オンタリオ大学(University of Western Ontario )のジョー・カミンズ (Joe Cummins)教授は、この計画はうまくいかないとこう述べている:「放射線照射された雄蛾は、雌蛾によって弱くて、とてもセクシーではないと思われるから、ほとんど働きができない。」そして、雌のリンゴ蛾は多数の雄を相手にするから、繁殖行為をして、卵を生むまで生きている。

-農薬の雲霧-

カリフォルニア大学デイヴィス校の昆虫学者、ジム・キャリー (Jim Carey)教授はこう述べている:LBAMを絶滅させる為に散布するプログラムは勝手に動き出している:ほんのひと握りの人々がカリフォルニアの都市に薬剤散布する決定を出している、そしてホワイトハウスは 7千5百万ドルにものぼる資金を供給している。州がその計画を再考して、そして統合化された害虫マネージメントのより広範囲な科学を受け入れて、そして、その計画は決してうまくいかないのだから、生態系でLBAMの虫害をバランスをとるようにさせなければならない、と彼は言う。

-農薬は利益があがる-

農薬産業が大きな事業であることには疑いがない。10億トン以上の農薬が毎年合衆国で使われている。農薬は広告で同じく大きな金額を生み出している。「バークレー日刊惑星」(Berkeley Daily Planet)紙によれば、USDAは、今機能していない「CheckMate散布キャンペーン」を促進するために広告会社に500000ドルの入札なし契約を与えている。他方カリフォルニアでまだ汚染されている果樹園のクリーニングをサポートするのに極めて少ない資金しか出されていない。この汚染は1940年代にまで遡って使われたDDTのような合成殺虫剤の残留遺産である。

投稿者 bm_kanri : 16:13

2008年08月12日

■ナイジェリア:新しい鳥インフルエンザ菌株が検出される

サハラ以南アフリカ地域では以前に記録されていない高病原性鳥インフルエンザ菌株が初めてナイジェリア(Nigeria)で検出された、とFAOが12日言った。ナイジェリアは最近カツイナ(Katsina)州とカノ(Kano)州で2つの新しい高病原性鳥インフルエンザの発生を報告していた。

ナイジェリアからとイタリアのFAOリファレンス研究所からの研究所結果が、新たに見いだされたウイルス菌株は2006年と2007年の前の発生間にナイジェリアで伝染した菌株とは遺伝子的に異なっている事を示している。この新しい菌株はアフリカで前に一度も報告されたことがない;それは2007年にヨーロッパ(イタリア)、アジア(アフガニスタン)中東(イラン)で前に識別された菌株により類似している。

「新しい鳥インフルエンザウイルス検出は深刻な危惧を引き起こす、この菌株がどのようにアフリカ大陸に導入されたかはまだ分からない。」とスコット・ニューマン(Scott Newman)、FAO動物医療サービス局(Animal Health Service)国際野生生物コーディネーターが警告した。

「野鳥がアフリカにこの菌株を運んだというのはありそうにない、なぜなら、ヨーロッパと中央アジアからアフリカへの野鳥の最終の移動は2007年9月に起きている、そしてアフリカへの今年の南への移動はまだ本当にスタートしていないからだ。このウイルスの侵入には他の経路があってもおかしくない:例えば、国際貿易、あるいは非合法の、そして報告されていない家禽の移動がある。これは西アフリカの他の諸国に鳥インフルエンザ拡大のリスクを増大させる」とニューマン氏が言った。

-迅速な報告-

FAO主任獣医官、ジョセフ・ドメネッチ(Joseph Domenech)はこう述べている:「ウイルスの拡大と伝染についての情報不確実はコントロールキャンペーンの主要な困難な課題である。増大される監視体制が状況を監視して、ウイルス拡大の経路を知る鍵となる。FAO はナイジェリアの速い報告とこの新しいウイルス菌株についての適切なインフォメーションの共有を大いに評価します。」

ナイジェリアでは、FAOは動物健康エキスパートと獣医疫学者のチームを持っていて、現地政府とその獣医サービス局と協力して働いている。FAOは、中部と州レベルにおける獣医薬品の備蓄を設立することに加えて、病気監視と発生調査に関して政府を助力している。FAOとナイジェリア連邦政府は、動物健康と 国境越え動物疾病防止策を改善しなければならない優先地域を確認している。

投稿者 bm_kanri : 11:18

2008年08月11日

■ノルウェーが抱える有機農業の問題

有機栽培農産物へのマーケットが拡大しているにもかかわらず、ノルウェーの農民は農業の生態尊重部門を早く去って行っている、他方他の農民はそれに負けない速さで参入している。離脱者達は有機農業では十分な金をもうけることができないと主張している。

チュリッド・ウエンチ・アサム(Turid Wenche Asum)さんは従来の農業に戻ってから、彼女の生産高が15パーセント増加するのを見た。

ノルウェーの農民は大規模な経済を享受する事はほとんどないが、生態尊重のオペレーションより従来の農業でもっと多くの金をもうけている。

ノルウェーの新聞「Aftenposten」は農業研究所からの数字をこう報告している:7人の有機農業の参入者に対し、6人が離脱している。

有機断念をしている人達は、自分のオペレーションを文書化する手間と官僚体勢を非難している。「人は信用されていない、な、という感じを受けるのです。」と以前有機農業をやっていたチュリッド・ウエンチ・アサムさんが言った。

彼女は従来の商業農法に戻っている人たちの1人である。彼女は、「Hedmark」郡

「Sor-Odal」で有機穀物を栽培して7年を過ごした、そしてまだ環境上好ましい方法で彼女の農場を経営しようとしている、しかし彼女はエコロジー証明のために必要とされる書類作りをするのには耐えられなかった。

彼女は「Aftenposten」紙にこう述べている:「私はいくつかの組織のメンバーでなければならなかった、そしていつも提出しなければならない書類の山があった、そして絶対的にすべてがモニターされなければならなかった。エコロジー尊重でオペレイトするのはずっと多くの仕事になる。そして時給はあまりにも低かった。それはとにかく割りが合わないのです。そしてあまりに難しかった。」

有機事業からのアサムさんの離脱は、有機飼育の肉や有機飼育のミルクから有機栽培の果物野菜まですべてに対して増加する消費者需要がある中で起きている。農民達は長い間エコロジー尊重オペレーションを拡張するよう、あるいは専門的な特別作物に焦点を合わせるよう政府に奨励されてきた、そして現在の政府は2015年までにノルウェー農業生産の15パーセントを生態尊重農業にする目標を設定している。

しかし有機生産高は低迷している、そして政府目標が到達されることはとてもありそうにない、ノルウェーで食物に有機栽培という商標を与えることができるかを監視して、承認する政府規制局(Debio)は、有機農業が直面しているチャレンジに気付いている。

「我々はエコロジー尊重生産を確保しようとしている、そして農民達にそれを魅力的にするためにもっと一生懸命働く必要がある」、と「Debio」のモルテン・イングヴァルドセン(Morten Ingvaldsen)が「Aftenposten」紙に言った。

農民の有機産物トレード連合「Oikos」のマイケン・ポレスタッド・セレ(Maiken Pollestad Sele)はこう述べている:「有機規制機関「Debi」は農民達のフィードバックを聞く必要がある。そして、もし政府が本当に生産目標を達成するつもりなら、政府はまた農民達が直面している問題をもっと親密に見る必要がある」

投稿者 bm_kanri : 18:07

2008年08月08日

■米国市民組織が牛乳の人工成長ホルモン禁止に実績を挙げる

ワシントン-モンサント(Monsanto)社が同社の「Posilac」、ミルク生産で使われる人工成長ホルモン、もっと一般には「rBGH」として知られているもの、を、“repositioning”「再位置付けしている」と、発表した。これは、消費者のためにいいニュースであるが、食品安全提唱の努力を終わらせるものではない、と、全国消費者権利組織、「食と水の監視」が警告を述べている。

「食と水の監視」理事長ウエノア・ホータ(Wenonah Hauter)はこう述べている:「モンサントがポシラック人口成長ホルモンを除外(divestment)するというニュースは、誰もミルク生産で使われる成長ホルモン「rBGH」を望んでいない、それを作る会社さえのぞんでいない、さらなる表明である。去年我々は、ウォルマート (Walmart)、クルーガー(Kroger)、スターバックス (Starbucks)を含める、販売業者達が、人工成長ホルモンなしミルクを要求する消費者に応じる競争でドミノのように倒れていったのを見た」

「食と水の監視」は、 rBGHの利益を救おうとするモンサントによる最後のいくつかの試みが陰険に進められたと強く主張する。ほんの先月、rBGHは環境に良いと主張する研究が賑々しく発表された。この研究を取材した多くのメディは、この報告の主導研究者が実際はモンサントのコンサルタントであり、さらに、もう1人の研究者はモンサント社rBGH の技術マネージャーである、ことを指摘していなかった。

「rBGHは小さな環境保護を考える農場によっては使われていない。人工ホルモンは、何千という雌牛を一緒に詰め込んだ超大型酪農オペレーションの拡大を生み出した。それは我々と我々の環境にとって有毒な排出物の山を生み出している。」とホータ氏が説明した。

同時にモンサント社はrBGHのイメージを直そうとして、人工ホルモンについての消費者へのインフォメーションを制限しようとしてきた。モンサントは、市場での一貫した抵抗、米国食物薬品行政部に「rBGHなし」ラベルを、AFACTという団体を通して、さらに制限させる努力の失敗、に直面して、「人工ホルモンなし」ラベルを制限するよう州政府に働きかけ始めた。

「モンサントは州の農業省と知事に、消費者がrBGHが自分のミルクに使われているかいないかを知る消費者権利を否定するよう督促している、そして、誰がそのホルモンを生産していても、その脅威はまさに真実である」、とホータ氏 が述べている。

オハイオ州では、ラベルを制限することへの消費者の反対は州農業省によって無視された。情報自由法 (Freedom ofInformation Act)を使って、「食と水の監視」は州農業省に提出されたすべての公式のコメントを入手した。一握りのこの規則の支持者の内で、彼等のだれもが酪農産業に繋がりがあり、この規則の結果に金銭利害を持っていることを意味している。

「最終的には、今回の事は、ミルクの人工ホルモンに反対する消費者のもう1つの勝利であるということである」、とホータ氏が述べている。

「食と水の監視」は我々の食と水の資源への企業のコントロールと乱用に挑戦する非営利の消費者権利保護組織である。「rBGH」ホルモンの事実:「Anything But Green」は以下で見られる:

http://www.foodandwaterwatch.org/food/foodsafety/dairy/rbgh-not-green

投稿者 bm_kanri : 17:10

2008年08月07日

■恐れられている鳥インフルエンザ勃発で3人が死亡する

インドネシア(Indonesia)で鳥インフルエンザの症状で3人が死亡して、13人が病院に入院させられた。

北スマトラ (North Sumatra)州アサナン(Asahan)地区の役人と住民の話しによれば、先週多数のニワトリが突然死んだ後、村人達が鳥インフルエンザの症状を見せ始めた。

アサハン地区のキサラン病院の看護婦が、エール・バツ(Air Batu)村で3人が鳥インフルエンザ様症状で苦しんだ後死亡したと、言った。

「そこの住民によれば、多くのニワトリが先週突然死んで、その後数羽のハトも死んだ。 数日後に、3人が同じ病気で死んだ」、とこの看護婦マリアナが言った。

さらに13人が「高温と呼吸器疾患」で入院させられた、と、彼女が言った。
これらの内2人-男の赤ん坊と7歳の少女-は州都メダン(Medan)のアダム・マーリク(Adam Malik)病院で今日早く鳥インフルエンザ隔離ユニットに転送されたと当局者が言った。

アダム・マーリク病院スポークスマン、シナ・ギンティン(Sinar Ginting)は2人の子供達からの血液サンプルが分析のためにジャカルタ(Jakarta)の保健省研究所に送られたことを確認した。
「我々は今結果を待っている」、と彼が言った。

男の赤ん坊の父親、スラムット・リアディ (Slamet Riadi)、は、多くの家禽が1週間前に村で死んでいたと言った。彼の赤ん坊はまもなくその後高熱と呼吸器疾患の症状を見せた。

保健省のスポークスマンからコメントを聞くため連絡を取ったが接触できなかった。
保健省は、鳥インフルエンザの定期的情報更新を与えるのをやめているが、インドネシアの鳥インフルエンザによる人間犠牲者数が、19歳男性の最近の死で、112人に上昇したと今週早く発表した。

この男性はジャヴァ島の首都ジャカルタ (Jakarta)に隣接している町の住人であった。
インドネシアは鳥インフルエンザ高致死性H5N1型ウィルスによって最も強い打撃を受けている国であり、このヴィルスは鳥から人に感染しうるものである。

エキスパート達はそれが人の間で容易に感染する型に突然変異して、何百万人もを殺すグローバルなパンデミックになるのを恐れている。

投稿者 bm_kanri : 11:15

2008年08月06日

■インド洋魚類資源の激減が起きている

ビクトリア(VICTORIA)セーシェル(Seychelles):
インド洋全体のマグロ捕獲量が過去二年激減している、しかしエキスパートは地域の60億ドル産業を脅かしている原因について意見が分かれている。

環境保護者達は年来の抑制がない搾取に責任があると責めているが、捕獲加工船業者達は気候条件が魚網からマグロを離れさせ深い所に追いやっているのかも知れないと述べている。

インド洋マグロ捕獲量は、世界捕獲量の約4分の1になるが、この10年以上の間で最低レベルに去年落ちて、約3分の1になった。

インド洋ツナ委員会(Indian Ocean Tuna Commission)会長、アレハンドロ・アンガヌジ(Alejandro Anganuzzi)がこう述べている:「今年初期の兆候を示すものは、捕獲量が最近の平均量を際立って下まわることを示している。我々は乱獲が起こっているという可能性を除外することはできない。風や海流パターンの変化あるいは肉食魚の影響のような他の力がまた役割を果たしているのかもしれない。」

同様な捕獲高急落は太平洋で見られている。太平洋では、環境保護諸団体は、何十年にも及ぶ乱獲が一部の魚類の棲息量を85パーセントも消滅させている、と、述べている。ヨーロッパの漁業会社が、漁獲量が大西洋で下がった後、太平洋でマグロを追っかけている。

先月、EU漁場規制担当局が、東大西洋と地中海でクロマグロをトロール網で捕獲するのを禁止した。これは完全な消滅に接近しているクロマグロ乱獲を止めるためである。漁業者に対する利益報酬は高いままでいる。クロマグロ市場価格は去年からほぼ3倍になっている。

日本では、寿司用マグロに対する莫大な需要があり、最高品質マグロは一本で最高100,000ドルで売れる。セーシェルでは、マグロ缶詰は年に1億8000万ドルの価値を持っていて、輸出収入の90パーセント以上を占めている。

この地域で最大の缶詰有限会社、「インド洋ツナ(IOT)」は、生産量がこの2年間で年加工量が70,000トンに落ちて、約18パーセント減少したと述べている。

IOT社総支配人、アライン・オリビエリ(Alain Olivieri)、は、インド洋がすでに捕獲量で「ひどい」下落を見せている、と言った、そしてその原因を彼は、魚を魚網が届かない深いところに追いやっている高い水温に帰した。エキスパート達はそれがこの段々暖かくなる気候変化の結果であるのか、あるいは周期的な海洋状態の結果であるかに関して意見が分かれている。

オリビエリは魚の大部分が捕獲可能である海面下のおよそ250メートルの標準的深度から、魚が安全になる400メートルの水深まで下っていると言った。「私は魚がそこにいると信じている、そして魚は永久に深いところにはいないだろう、だから温度が良くなるとき、魚は漁師が捕獲できるところまで登ってくるだろう」と彼が言った。

デイビッド・アーディル(David Ardill)、モーリシャスにベースがあるエキスパート、は、南西インド洋のツナ釣りは、モーリシャスだけで毎年ほとんど4億ドルの収入を得られて、1年最高60億ドルの価値が以前あったと言った。

投稿者 bm_kanri : 11:21

2008年08月05日

■ニジェール(Niger)は国境沿いで鳥インフルエンザ高度警戒態勢をとっている

ニジェールの畜産省(Ministry of Livestock)は最近の多数家禽死亡再発後に隣国ナイジェリア北部との1,500キロ国境に沿って鳥の監視を強くしている。

ニジェール畜産省は2006年以来このウイルスを持っていると思われる20,000羽以上の鳥の処分を命令した。同省は感染している家禽を引き渡すのを奨励するため感染鳥が出た農民達におよそ46,000米ドルを補償費用で払った。

隣国ナイジェリア(Nigeria)の北部諸州ケビ(Kebbi)、(カノ)Kano、カトシナ(Katsina)、の当局者、は7月29日以来数千の家禽の死を報告した。感染した鳥はH5N1鳥インフルエンザウイルスが原因かどうかを決定するためにイタリアの実験所に送られた。

2年前にナイジェリアの鳥インフルエンザの発生が北上してニジェールに感染を広げた。ニジェールの動物サービス監督(Director of Animal Services)、マイガ・ズールカラニ(Maiga Zourkaleni)博士は危険性が高い国境地帯(ZinderMaradi、Dosso、Tahoua)を訪問するチームを準備している。「我々はもう1つの境界越え感染を防止するため全力で働いている」と彼が言った。

マイガ・ズールカラニ博士は彼のチームがナイジェリアから来るすべての家禽産物に対する禁止令を強化するだろうと述べている。鳥インフルエンザ監督をする同氏は何百という検査官がすでにナイジェリアの国境に沿ってハイリスクゾーンで働いていると言っている。

「我々のチームは隣国ナイジェリアのウイルス再登場について警戒心を引き上げ続けるであろう。
我々は検査官達が活発にどんな非合法の輸入もブロックし、そして検査官達がどんな疑惑がある発症に対しても迅速に行動をとるように確認している。」

西アフリカ諸国は、ニジェールを含めて、ほとんど、すでにナイジェリアからの家禽輸入を禁止している。この政策は「国連食糧農業機関」が反生産的であるという政策である。

「国連食糧農業機関」伝染病監督官フアン・ルブロス(Juan Lubroth)はこう述べている:「入国できる複数港の管理手段を持っていないとき、何にでも禁止令を課す事は人々を秘密の交易に無理押しする事になる」

「秘密の交易は、この問題をコントロールして、モニターすることができないから、事情をもっと悪くする。家禽に対する禁止令は機能的ではない。これは何世紀間も国境越え交易があった世界の一部である・・・。リスクを管理することのほうが生物学的にはもっと理にかなっている。」

世界全体では、1億4000万羽以上の鳥がH5N1感染の結果として死んでいるが、5年前のこの疫病再台頭以来このウイルスは人間への疫病を、エキスパートが恐れたようには、まだ起こしていない。世界保健機構(World Health Organization)によれば、およそ200人がH5N1ウィルスに感染して死亡している。

パリに本拠がある国際獣疫事務局(World Organization for Animal Health)のアレックス ティエマン(Alex Thiermann)は、不寝番を続ける事が危機回避の最重要事であると言う。

「人々は、緊急時を予測し、そしてそれが来ないとき、なんでもないと思うようになる。しかしながら、パンデミック(広域悪疫)のリスクは消えてはいない。このウイルスはこれまでのところまだ人には良かった;それでもそれは大いに変異性が高いが、まだ容易には人を感染させていない。しかし我々は何が起きるか知らない。私のアドバイスはこの問題を家禽で取り組む事である、そうすれば、我々は人間でそれを取り組まなくてもよくなるだろう。」

投稿者 bm_kanri : 16:24

2008年08月04日

■米国はサルモネラ菌汚染をメキシコの農場の水に関連づける

ワシントン-米国全土の感染発生に結びつけられたサルモネラ菌株がメキシコの農場の潅漑水とセラノペッパーのサンプルに発見された、と連邦保健担当官が昨日言った。

デイビッド・アチソン博士(Dr. David Acheson)、食糧医薬品局の食品安全チーフ、はこの発見を突破口であると呼んだ、また別の健担当官もそう述べた。

我々は動かぬ証拠を持っている、そう見える」、と疾病管理予防センターで食物が運ぶ病気センターを監督するロニー・キング博士 (Dr. Lonnie King)が言った。

FDAは、メキシコからの生のハラペニョペッパーのほかに、メキシコからの生のセラノペッパーを避けるように消費者に忠告した。

この感染勃発は全米で1,300人以上の人々を病気にして、そして米国トマト裁培者に3億ドル以上の費用をかけた。

アチソン博士 (Dr. Acheson)は下院農業委員会(House Agriculture Committee)の小委員会で感染発生を起こしたサルモネラ菌と同じ種類がメキシコの農場で潅漑水とセラノ・ペッパーに見いだされたと言った。汚染されたハラペニョペッパーはすでにメキシコの裁培者に前に追跡発見されていた。

下院パネルの立法者達はアチソン博士とキング博士に質問した。食中毒のソースを追跡するのに5月からいままでなぜかかったのか、そして、この病気をトマトと結び付けることで彼らが始めからずっと間違っていたかどうかについて、質問した。

連邦政府の関連機関からの警告は食料雑貨店とレストランからトマトの大量の撤去に至って、産業界に3億ドル以上のコストをかけた、と小委員会委員長デニスカードウザ(Dennis Cardoza)(民主党カリフォルニア州)が述べた。

彼はアチソン博士に汚染されたトマトが今まで1つでも見いだされたかどうか尋ねた。「いいえ」、とアチソン博士が言った。

しかし彼は完全にトマトを無関係であるとすることを拒否した。彼は、ハラペニョとセラノペッパーと同様、トマトが汚染された潅漑水でメキシコの農場で栽培されている、そしてトマトが同じパッキングセンターを通して加工されていた、それで一部の病気がトマトによって起こされていたことは「ありうる」、と言った。

メキシコの当局者達は最新のFDAの発見を拒絶して、そしてそのサンプルが雨水を入れているタンクの汚れた水から取られていて、ペッパーに潅水した水ではないと言った。ワシントンのメキシコ大使館 (Mexican Embassy)はメキシコ政府がすでに容疑をかけられた会社からの産物の輸出を中止する予防措置をとったと先に述べていた。

メキシコ当局官吏は繰り返して、この汚染勃発が、元はトマトが原因にされ、だが後でペッパーに追跡されたが、メキシコの農場に起原追跡されることを否定してきた。

米国議会の調査官達は、この件の処置を誤ったと言ってFDAを非難した。立法者達は広範囲の改革を考慮していて、調査者と産業間のコミュニケーション改善、良い農業の行ない方の基準を課す事、そしてトレーサビリティ改善、を含ませている。

「我々の現在の食品安全システムを「勃発ルーレット」だと言える。一まわしで勃発に当たれば、産業が破産して、大切な人が病気になってしまう。」と議会小委員会委員長デニスカードウザが述べた。

投稿者 bm_kanri : 18:34

■五大湖水域に於ける市民の水への権利

シカゴ (CHICAGO)-米国議会(US Congress)下院司法委員会(House Judiciary Committee)が五大湖盆地の8州間合意、五大湖協定(Great Lakes Compact)を7月31日承認した。五大湖協定は、大規模プロジェクトと私企業による使用に対してその地域に於ける主要な水供給地からの取水ガイドラインを定めている。しかしその協定で概説された例外の多くは消費者と環境には良くない。「食と水の監視」(Food & Water Watch)と「カナダ人評議会」(The Council of Canadians)の連合が、水が公共のリソースであり、そして利益本位企業の搾取に屈さない事を確保する為、協定に対する一連の提唱項目を公表した。

「食と水の監視」専務理事、ウエノア・ホータ(Wenonah Hauter)はこう述べている:「このコンパクト/協定は五大湖を守る大きい前進になりうる。しかしコンパクトに出されている例外事項には深刻な危惧がある。例えば、五大湖の水を「商品」としてパッケージし、販売を私的利益のため許し、容器入り水をはっきり除外する事を許している。さらに、コンパクトは五大湖盆地水域を私的輸出と販売から守って、そしてこれらの水を国際貿易法の下で水の産物としての要求から守る、パブリック・トラスト・ドクトリン(公共信託教義/The Public Trust doctrine)を取り入れる事に失敗している。」

「パブリック・トラスト・ドクトリン」は、水が市民の利益の為信託されている州諸政府によって管理されなくてはならない公共資源である、と、確認している。だがしかし、それを取り入れさせる市民の要求にもかかわらずコンパクトから省略されている。カナダ人評議会の創設者で有名な積極行動主義者、モード・バーロウ(Maude Barlow)はこう述べている:「これは非常に重要なコンセプトである。これは共有の天然資源は、経済的なステータスにかかわらず、すべての市民と共同体の基本的な必要を満たすために不可欠であるという認識から生まれてきた。」

このコンパクトは五大湖からの大規模な水の迂回流用は禁止しているが、禁止から小さい容器の取水、そして、どのサイズでもよい容器の商品としての水を除外して、商業利益によるパッケージの被害を受けやすいものにしている。「容器が5.7ガロン以下は小さいと見なされている。しかし水が商品と思われる限り、それは水が商品であると主張する利益本位の大企業によって水が奪取される先例を確立する。これは協定のまさしくその目的を傷つけて、そして、北アメリカの水、この場合真水の最大水塊からの水、を輸出する危険な先例を作る。」とホータ氏が述べている。

環境保護弁護士で地域の取水闘争に関係している積極行動主義者、ジム・オルソン(JimOlson)はこう述べている「このコンパクトは我々の五大湖盆地水域の70パーセントを守るので十分に良いと主張して、受容できる妥協であると論ずる人たちがいる。しかし誰でも30パーセントの穴や漏出が水放出になり、水と魚の深刻な害、あるいは減少になってしまうのを知っている、それは五大湖だけではなく我々のすべての内陸の湖沼と河川におきることを知っている」。

オルソン氏は、「食と水の監視」と「カナダ人評議会」と共同して、協定が議会によって承認される前に、次の修正事項がコンパクトに対してなされることを提案している:

1.迂回流用禁止令の中の流用の定義に商品除外を削除しなさい。
それは必要ではない、そして商品としての水は流用禁止令から免除されるべきではない。

2.容器入りの水条項を削除しなさい。
商品が迂回流用の定義から除外されたのでそれを加えた、そして、商品としての水例外が削除されれば、容器入り水は消費品目として見なされるべきで、禁止を受ける流用と考えなくてよい、、、、、

3.すべての水は「公共信託教義」の適用を受けて、そして保護されると宣言されるべきである。
この教義は以下のように主張している:五大湖(Great Lakes)とすべての連結する河川、またそこからの支流は、水が位置している州によって、市民の信託を受けて所有されている、その目的は、市民が航行、ボーティング、釣り、狩り、泳ぎ、飲み水、にする為で、それらの水は害されたり、個人所有されたり、私的な目的で販売されてはならない。公共水資源の妥当な使用は許される;私的な商業化は許されていない。

「食と水の監視」は、この2日間で、このコンパクトが法律になる前に、これらの条件が満たされる事を要求して、議会へ6,000通以上の手紙を送付した。

「食と水の監視」は、我々の食と水資源の企業によるコントロールと乱用に挑戦する非営利の消費者権利組織である。

投稿者 bm_kanri : 17:27

■インド農民が遺伝子操作農業を避けて有機農業の解決策を選んでいる

遺伝子操作コットンはインド農民の救世主になるはずであった、しかし健康を害し、金の心配をさせる事が、GM反発に火をつけている。

40代半ばの活発なインドの女性、サッテンマさん、は、農民を訪問しているグループに自信を持ってこう話をしていた:「私の家族は農薬を使うのをやめた最初の家族です。3年前に、私達は化学薬品に収入の2分の1以上を使っている事に気がついたのです。それはあまりに多すぎました。私達は借金を背負い込んでいました。そして農薬は我々を病気にしていたのです。」サッテンマさんは「アンドラ・プラデシュ」(Andhra Pradesh)州の「Warangal」地区の「LakshminayakThanda」村に住んでいる。訪問者達は彼女と他の村人達がどのように、農薬と「Btコットン」を使うのをやめた後、やってきたのかを熱心に知ろうとした。「Btコットン」は米国バイオテク社のモンサント(Monsanto)によって生産された遺伝子改変された品種である。

「Btコットン」は害虫と闘えるように遺伝子設計されている。それは「Bacillus thuringiensis (Bt)」と呼ばれる土壌バクテリアから取った遺伝子を綿の種子へ挿入している。Btは「Bt-toxin」と呼ばれる自然の虫を殺す毒素を持っている。それが、今世紀の始めにインドに導入されたとき、インド1千7百万人の綿作農民の多くが直面していた深刻な害虫問題を解決する「驚くべきプロダクト」として売り込まれた。

-害虫は-

農民の多くは長い間綿を換金作物としては栽培していなかった。1980年代後期に、国際通貨基金(InternationalMonetaryFund)から圧力を加えられて、インドは、強く保護されてきた経済を開放して、その農民に、ハイブリッド種子、肥料、農薬を使用して、近代的農業に、乗り換えるよう督促した。その考えは、コットンを含めて、インドを産物の重要な輸出国に変えることであった。

最初は綿作農民達は順調にやった。彼等は高い生産高を得て、収入の真の増加を楽しんだ。しかしそれから問題が起こった。ハイブリッドの綿は害虫と疫病を受けやすい事が分かった、そして農民が一シーズンで30回自分の畑地に農薬散布することがめずらしくなくなった。生産原価がとてつもなく上り、借金にはまってしまった。彼等は技術的な解決を必死で求めた、そして「Btコットン」が解決策であるように思われた。

「マヒコ・モンサント」(Mahyco-Monsanto)社はその販売初年に、「Btコットン」の全在庫を売った、と、述べている。同社によれば、「Btコットン」下のインドの地域は2007年に2005年の310万エーカーから1440万エーカーに上昇した。

科学者のアブドゥル・カヤム(AbdulQayum)とキラン・サッカリ(KiranSakhari)は最初の3年で「Btコットン」の実行を査定して、モンサント社による売り込みにもかかわらず、農民達は大きな生産高を達成していなかった事を発見した。これは多分予期できる事だった。なぜなら「Btコットン」は農薬使用を減らすために設計されていて、生産高を上げるようには操作されていなかった。しかし、いっそう驚くことには、農薬使用もまた低下していない事が判明した。その理由は、農民が第二の疫虫という重大な問題に直面していたからである。二人の科学者は、非Bt農民の収入は、平均して、Bt農民の収入より60%高かったと算出した。モンサントはこれらの数字の正当性を受け入れていない。

他のさらに驚くべき問題が出てきている。サッテマさんは、訪問中の農民との話で、彼女の隣人のやぎ数頭が収穫後のBtコットンの植物を丸1日食んだ後で、死んだのを見たと述べている。このような話は堅実な証拠によってバックアップされなかったら、挿話にすぎないとして看過されるだろう。だが2006年に、1,800頭以上の羊が類似の状況で、ワランガル(Warangal)地区の他の村で死んだ。その症状と死体解剖の発見は、それらの羊がひどい毒性物質が原因で死んでいたことを示した。何百という農業の作業者が、Btコットンにさらされた時、またアレルギー症状を起こしていた。

-安全調査-

このような報告がでれば、Btコットンの安全性の徹底的な調査が起きただろうと思うかもしれない、しかし、米国にベースがある「責任ある技術研究所」(Institute for Responsible Technology)によれば、そんなことは一度も起きたことがない。再再度だが。モンサントはこの説明を受け入れていない。ナタラジャンによれば、Btコットンは、リリースへ正式決定を受ける前に、徹底的に6年から8年間テストされた。そして人あるいは動物の健康への悪い影響の報告はなかったと言う。

あまり物議はかもしていないが、Btコットンが他のハイブリッドと同様に、小規模農家にもたらす金銭のリスクが在る。農民が伝統的に1つの収穫から次ぎの植え付けの種子を取って蓄えていた。しかしこれはハイブリッド種子の場合できない。種子が「生気」をなくすからである。だから農民達は仲介人からハイブリッド種子、肥料、農薬のパッケージを信用買いして、その借りは作物が収穫されると払わせられる。問題は、農民が悪天候で収穫を失うときに始まる。返済することが不可能になり、彼らは容易に借金の罠にはまってしまう。問題はBtコットン以前でも重大であった、しかし、Bt綿の種子は高価であるから、もっと悪くなった。

もっと多くの困難が先に横たわっていそうである:ナグプル(Nagpur)にベースがある中央コットン研究所(Central Institute for Cotton Research)による最近の研究が、主な綿の害虫、「bollworm」がBtコットンに対して抵抗力を持ってきていることを示した。多くの農民は、サッテマのように、Btコットン関連の論争を追っているわけではない。彼女は、農業の変革を導いたのは実際的な考えであったと言う。「状況がうまく行くようにしたのは私達の村の自助グループの15人の女性達です」と彼女が言う。

「私達は子供達の健康の事が心配になりました。私達は自分達の側に男性達を引き寄せました。男達にお金が蓄えられることを明らかにしたのです。」サッテマは近くの家の壁にはった図面を指し示す。農民達が、非政府組織の助けを受けて、農薬使用と無農薬で綿栽培をした経費を横に並べて記録していた。「無農薬マネージメント」(Non-pesticide management (NPM)と呼ばれるこのシステムは、明らかに利益がより高い、しかしそれは生産高が高いためではなく、経費が本当にずっと低いためである。

約30マイル先の「イエナバヴィ」(Yenabavi)では、農民達はさらに進んで有機栽培になって、彼等の村がGMOなしであると宣言した。彼等の変革は、農薬への不満から始まった。今度は農薬がうまくいかなかったからである。「10年前に、この畑は赤頭の毛深いイモ虫で覆われていた。私はずっと多くの殺虫剤を撒き続けた、しかし害虫を除去することができなかった。」と、マライア、この変革をリードした農民、が、言う。偶然に有機農学者が訪問していた。彼はマライアに太陽熱パワーで動く「光の罠」を設置する方法を教えてくれた。マライアが喜んだ事に、それらは効いた。その時から、彼と他の農民達は自然害虫コントロールを開発してきた。

他の村もそれに続いている。アンドラ・プラデシュ州のほとんど2,000人が「無農薬マネジメント(NPM)」を採用した。ラグヴィーラ・レディ(Raghuveera Reddy)、同州農業大臣は数年以内に250万エーカーを共同体によって管理された持続可能農業の下に置く事を望んでいる。長期のゴールは、1千万エーカー、同州耕作地の45%、にする事である。持続可能農業はきつい努力を伴って、莫大な利益は保証しない、しかしそれは農民の健康を害さなく、個人の満足をもたらして、金銭リスクは少ししか伴わない。小さな農民のために何が本当に続けられるのかを忘れない事が決定的である。

投稿者 bm_kanri : 10:38