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2008年08月20日

■増大している農民の自殺

「オーストラリア自殺調査防止研究所」 (the Australian Institute for Suicide Research and Prevention )による研究は、この高い自殺率は農民が孤立した人間になる傾向があるからであると述べている。
農民連合(Farmers Federation)は干ばつが高い自殺率に大いに関係があると言う、しかし他の人たちはそれ以上の事があると言っている。

今、「オーストラリア自殺調査防止研究所」による研究が、農園所有者と従業員を含む、15歳から65歳の農業労働者間で、他の住民と比べて自殺率が2倍以上になる事を、発見した。

同研究所の副所長、ジャシンタ・ハウグッド(Jacinta Hawgood)はこう述べている:我々は、農業労働者が、クィーンズランド(Queensland)州の活動している人口の自殺率より際だって高い事を見出した、そして活動している人口の男性自殺率が100,000人で17.74人であるのに、農業の男性労働者は36.58人になっている。この研究は1990年から2004年の間にクィーンズランド州自殺記録所のデータを使っている。

研究所副所長、ジャシンタ・ハウグッドはこう述べている:過去で最大の危惧はおそらくメディアが引用された統計値をセンセーショナルに表現して、そして干ばつと金銭問題を非常に重要な政治問題として使用しているという事であった。

しかし今度は始めて実際に密接に、信頼できる形で、以前にはなかった非常に固定された労働者人口に対して、調査ができた、そして、確かに、彼等が非常に際立ってより高くリスクに直面している事を識別した。それが、農業労働者へのまさしく特定のリスク要因は何であるかを調査する真に必要な土台になると思う。

全国農民連合(National Farmers Federation)のデニタ・ウォン(Denita Wawn)はこう述べている:干ばつが高い自殺率の重要な要因である。それは農民の家族に巨大なプレッシャーを与えて、そして農家に、金銭的なそして感情的な影響両方を与える、それで自殺率が上がる事になる。

ニューサウスウェールズ州(New South Wales)のモレ(Moree)に本拠地を置く「オーストラリア農業健康と安全センター (the Australian Centre forAgricultural Health and Safety Centre)所長、リン・フラガ(Lyn Fragar)、はこう述べている:農民や農場労働者は非常に孤立した立場にいる、彼らは物理的にもそして社会的にも他の人たちから孤立させられている、だからもし彼らの考えが変化を迫られてくると、彼らはこのストレスを受ける事になる、あるいは彼らは何かの精神健康を損なう条件を経験している、それは容易には他の人たちが気がつくことではない、そしてさらに自明な事は、彼等が自分で苦しみ、自殺してしまうのが容易な場所にいる事である。彼等は他の人々に気づかれる事もなく、吟味を受ける事もないのである。

リン・フラガはさらにこう述べている:私が思うに我々がしなければいけない最も重要な事と行動は、農民、農民の家族、さらに農民と共に働く人々に、理解を早めてもらう事である:彼らが何をすることができるか、彼らが苦悩している、そしてよく対処していない人々にどのように気がつくのか、理解を早めてもらう事である、そうすれば、我々が彼らに手助けを与えることができるようになる、大都市や都市中心部の人々がおそらく得ているのと同類のサービスを早く得られるように手助けできるようになる。

Author:事務局 : 2008年08月20日 16:08