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2008年09月29日

■小麦農作がオーストラリア、アジアで予期されている

シドニー:アジアの小麦備蓄は、主な輸出国オーストラリアが、中国とインドと共に、大きな収穫が予測されて、今年は増大しそうで、小麦はより低い価格の見込みがでていると、アナリストが述べている。

先週公表された公式数字では、オーストラリアは、米国とカナダに続いて、世界で3番めに大きな小麦輸出国の地位を取り戻すことを示している。他方中国が小麦生産で2.4%の増加、そしてインドも増加を予告しているが、世界第2の小麦生産国は、収穫は記録的な7840万トンに達する事を予告している。

増加する収穫は、開発途上国を襲っているグローバルな食糧危機の結果急騰した価格を緩和するのを助ける事が予期されている。開発途上国では、小麦は多くの場合何百万の貧しい人達の主食である。オーストラリア農業資源経済局は、小麦生産高が2008年~2009年で2250万トンになり、昨年の収穫より1300万トン上回ると予測されると、述べている。

アナリスト達はこう述べている:より多くの農民が、縮小する備蓄と増大する需要が今年初め記録的な高値になって後、小麦を植えており、2月にシカゴで1ブッシェルが記録的な10.93ドルの価格になった。小麦作物は何年もの干ばつの後早い収入を求めるオーストラリアの農民には特に魅力的である。干ばつで多くの農民が牧羊からより有利な穀物栽培に転向している。

ジョン・ホーガン、オーストラリア農業資源経済局(Abare)の農業貿易地区マネジャー、は、今年の北半球の小麦収穫は増大が予期されている、従って、世界穀物ストックの増加が予期されると述べた。

価格は一般に、高い世界作物収穫の期待で、より低くなって流動している、と、彼は付け加えた。アジアでは、「中国全国穀物石油情報センター」は、2008年の小麦生産高は11250万トンに達すると予測している。同時に中国の小麦消費は年間1億トン以下に落ちていると、同センター所長、「Feng Lichen」が4月に「Guangming Daily」紙に述べた。

インドは、以前の予測7678万トンを上まって、今年の収穫が7840万トンになり、3.45%の上昇になるだろうと予測した。農業大臣「Sharad Pawar」は、豊作をもたらすモンスーン降雨のおかげで、収穫が独立以来最高になるだろうと述べた。

パキスタンでは、今年小麦は2100万トン生産された、そして同国は、その需要を満たす為にさらに250万トンを輸入すると、先任農業省官吏、「Qadir BuxBaloch」が述べた。

投稿者 bm_kanri : 18:13

2008年09月26日

■ボトル水企業の大規模取水に住民が反対する

メイン州シャプレイ発(9月24日):シャプレイの住民はネスル社の取水採掘活動を停止させることを圧倒的多数で票決した。この票決はメイン州で「ポーランド・スプリングズ」の商標で売るボトル詰め水の新水源を開発する多国籍企業ネスル社の計画に反対するコミュニティーの勝利を示している。

住民、水保護活動家、ジャーナリストが、小学校の食堂に集まってきて、取水を6か月停止させる事を204対38で票決した。この停止期間は、町が水の試験と大規模水汲み上げを規制する包括的水保護法令の法案を作り、承認をとる時間を与えるように意図されている。町はさらにネスル社がテストで15本までの試験井戸を掘るため町の150エーカーへの土地へのアクセス要請も拒絶した。それはネスルがこの土地が来春新しい取水井戸を設置するサイトとして適切であるかどうかを決定する為である。住民達はこの試験掘削提案を183対43で拒否した。

2006年に、ネスル社はヴァーノン・ウォーカー野生生物管理地域で井戸を掘削する許可を「メイン州内陸漁業野生生物省」から受け取った。この土地はシャプレイ町と隣の町ニューフィールドが共有している土地である。ネスル社の最初の興味は、ヴァーノン・ウォーカーの地下にある水の大量取水契約をメイン州と結ぶことであった。メイン州がネスルにとって価格を高く提示した時、同企業は道の向こうにあるシャプレイの町に矛先を転じた。

「ネスル・ポーランド・スプリングズ」は、昨年7億ガロンの地下水を取水したと報道しているが、メイン州全体で8つのサイトから既に水を取っている。ネスルはシャプレイの東25マイル、田舎町ホリスで北米最大の湧水ボトル詰めプラントを稼働させている。

市民グループがネスル社の取水契約への攻撃的な要求に立ちあがった。その取水契約は山間の秘境の田舎町、南部メイン州の河川、湖沼に及んでいる。シャプレイ町では、コミュニティーのメンバーは、草の根組織、「我々の水と野生生物資源を護る」(POWWR)を組織した。その使命は生きるためだけに水を使用する市民の手に水を委ねることである。POWWRの主な関心事の1つは、地方野生生物生息地、水質、および将来世代への水持続可能性へネスル社の大量取水が引き起こす影響である。POWWRのシャプレイ町での勝利貢献について話しながら、議長メンバー、アン・ウイン・ウェントワースはこう述べている:「ネスル社は私たちのグループを「小さく、非常に意見が強い」と言ったが、私たちの目的は事実に関して投票者を教育することです。シャプレイの住民は[土曜日]に投票し、住民はネスルが乗り込んでくるのを迎える気がないという声高なメッセージを送ったのです。私たちは、これが州全体に及ぶ事を望んでいる。」

投稿者 bm_kanri : 10:17

2008年09月22日

■「米国薬品食品局」(FDA)は、食品販売される遺伝子操作動物にラベル添付を要求しない:消費者同盟が不服ステートメントを発表する

ワシントン(9月18日)発:消費者同盟は、FDAが食品として売られる遺伝子操作動物にラベルを付けることを要求しないのは「理解できない」と述べている。遺伝子操作された動物は、完全に異なる種からの遺伝子物質を含んでいるかもしれない。例えば、マウスの遺伝子が豚に入れられて豚がリンを有効に代謝するのを支援させている、また、スパイダーの遺伝子がヤギに入れられて、ヤギがそのミルク中にスパイダーシルクを生むように意図されている。

FDAは、遺伝子操作された動物が食物として安全であるかを調べるだけで、ラベルを付けることを要求しないと今日提案した。

消費者同盟食糧政策イニシアチブ・ディレクター、消費者リポートの非営利公開者、ジーン・ハロラン、は、こう述べました:「FDAがこれらの動物が通常の動物と異なったものであり、したがって、ラベルを付けるように法の下で要求されるものと見なさないことは私たちには理解できない。私たちの見解では、消費者には、彼らが買っているハム、ベーコンあるいはポークチョップがマウスの遺伝子で操作されたブタから来ているかどうか知る権利があります。」

消費者同盟も、ミルク中に抗生物質を生産するよう遺伝子操作された雌牛、それは雌牛が乳房感染病を回避するのを助ける為とされているが、表記ラベルを付けない事になる事を心配している。

消費者連盟先任科学者マイケル・ハンゼン博士はこう述べている:「従来の抗生物質と違って、動物の中で遺伝子操作される抗生物質は常に存在する事になる。従来の抗生物質は、ミルクや肉を生産する前に、雌牛から取り除かなければならないのだが。私たちは、そのような食品の安全性またラベルを付けない両方について不安を持っています。」

投稿者 bm_kanri : 16:19

■米国は遺伝子操作動物食品が食卓に溢れる門口に立っている

ワシントン:「スーパーチキン/最高鶏」がさらに食卓に一歩近寄ってきた。米国政府は、新しい種類の鶏によって産まされる心臓健康卵、急成長魚、狂牛病に抵抗できる牛、に至る遺伝子操作された動物を売る提案を考慮し始めると、述べた。

その関連規則は、さらに遺伝子操作された動物からの薬、および他の医薬素材に適用されるだろう、この分野は、爆発的な可能性を備えたフィールドである。

米国のスーパーマーケットは現在、遺伝子操作された動物からの肉を売ってはいない。しかし、「アクア・バウンティ・テクノロジーズ/Aqua Bounty Technologies」と呼ばれるボストン地区の会社は、来年、そのより急成長しているサケを売る認可を勝ち取り、そのサケを2011年までに利用可能にすることを望んでいる。そのサケのサンプルを出している同社の副議長エリオット・エンティスは「それはどの他の農場で飼育されているサケと比べても同じ味がします」と、述べている。

消費者団体からの反応は一様ではない。彼らは、遺伝子組み換え動物を規制する政府の決定は歓迎している。しかし消費者団体は決定的な事柄が明らかにされていないままである、と、警戒心を持っている。例えば、「食品医薬品局」には、遺伝子操作された肉、鶏肉、魚にそれを示すラベルを付ける事を要求する計画がない。ただ、低コレステロールのフィレミニョン(牛のフィレ肉)のような最終生産物に変更が出る場合だけは、ラベルが付けられるだろう。

ジーン・ハロラン、消費者同盟食糧政策監督、はこう述べている:「彼等はマウスの遺伝子を持つブタについて話している、なのにこれにはラベルが付けられないでしょう。私たちはこの事ではあきれて言葉がありません。」 消費者同盟は消費者リポートを出版している。

FDAの職員は、彼らが食物として使用される動物、あるいは後で人や他の動物によって消費される医薬品を生産する動物に焦点を合わしている、と、述べた。FDAは他の遺伝子操作された動物の調べには興味を持っていない。

ラリッサ・ルデンコ、(FDA獣医学センター科学政策アドバイザー)はこう述べている:「動物の遺伝子工学は現存していて、しかもかなりの時期がたっている。私たちは、開発者達が公衆衛生と動物の健康を確保するのを支援するため、厳格な、危険防止に基づいた規制の道を提供するつもりです。」

投稿者 bm_kanri : 16:12

2008年09月10日

■有機農業の未来の暗と明

毎年収穫期には、英国の大商業都市ブリストル(Bristol)はヨーロッパ最大の有機産物のフェスティバルを主催している。今年のフェスティバルは、週末に開催されるが、今までよりずっと大きなパーティー/賑わいを見込んでいる。全国の食通が得意な事をみせるので、過去には最高10万の人々を引き付けた。

有機農業はもはや運動しなければならない間隙の産業ではない。それは「シック」なものになり、そして主流になっている。しかし食物物価が急騰し、そして人々が用心すると、有機産物のパーティーは終わってしまうのか?

いくつかの数字は有機農業の推進者にとっては十分に心配を起こさせるものである。小売りアナリスト機関「TNS」は全体的な売上高が6月への3カ月間で1年前の同期間と比較して8.1%下がっている事を見出している。

アメリカの有機食品チェーン店「自然食品マーケット」(WholeFoods Market)は去年英国のオペレーションで1,000万ポンドを失った、そしてそのブリストルのストア「新鮮で野生」(Fresh andWild)店を閉鎖しようとしている。

ベン・イヤーズリ(Ben Yearsley)、ブリストルの投資会社「ハーグレーブス・ランズダウン」(Hargreaves Landsdown)のアナリストはこう述べている:「残念だがそれは単に経済事情ですね。人々は持ち金を減らしている、人々の通常の食物購入価格が屋根を突き抜けている。人々はぜいたくを切り捨てている。そして残念なことに有機食物はぜいたくである。」

同氏は「Aldi」や「Lidl」のようなディスカウント店の成長を指摘する、そしてそれは今英国の食物マーケットの6%を持っている。

-家族の食事-

しかしすべてが陰鬱なのではない。「ボックス・スキームズ」という泥れたドア口に新鮮な有機野菜を届ける販売はまだ発展している。そしてブリストル市の英国最大の有機ストア、「ベターフード」(Better Food)スーパーマーケットは持ちこたえている。

「ベターフード」(Better Food)の創設者、フィル・ホートン(Phil Haughton)はこう述べている:「去年我々は成長した、今年我々は平地に達した。私は困難ではないというふりはしません。我々は中から低収入の普通の買い物客を持っている、そして私は彼等が有機食品の買い物をするのを手伝わなければならない、しかも前より安くに。」

前日の売れない有機パンは無料である。そして10月に「ベターフードカフェ」(Better Food Cafe)のシェフは100%有機食品で週75ポンドで家族を支えるやり方を夕方の学級を開いて教えている。

-自然の肥料-

上昇する石油価格が非有機生産を襲っているので、有機飼育の豚が有利になっている従来の農民は天然ガスから作られる何トンもの窒素肥料を使う。石油とガスの価格が急騰したので窒素肥料の価格は2倍になった。

「これが私の肥料です、クローバーの野原です、そしてそれはただです」、と、スインドン(Swindon)の西で養豚している、よい豚で有名なヘレン・ブラウニング(Helen Browning)が言う。

彼女はソーセージをすべての主要スーパーマーケットに売っている、しかし彼女は主として彼女の豚を食べさせるために、また小麦と大麦を栽培している、そして土壌にはクローバーの種を蒔いている。

-石油価格の影響-

自然界の小さな奇跡で、クローバーは大気から窒素を捕まえて、そして土壌にそれを固定させる。そしてその過程で、ブラウニングさんは彼女の豚を放牧で給餌させる。

「豚達はクローバーが好きである、子豚はクローバーの中で遊ぶ、そしてそれは彼らをより健康にする。それは彼らの脂肪酸を引き上げる、そしてその肉は結果として我々にいっそう良いものになる。」と彼女が言う。

クローバーは今やスマートなビジネスのように見えている。従来型農民の肥料請求書が上昇するにつれて有機と非有機農法の間のギャップは狭くなっていくだろう。

ブリストル市の土壌協会(Soil Association本部で、担当者達が農場の利益に対する影響を計算してだした。土壌協会の政策ディレクタ、ピーターメルシェット(Peter Melchett)はこう述べている:「尊敬されているエキスパート達は石油が2015年までに1バレル109ポンド(200ドル)になる事を予測している。
そしてその石油価格レベルでは、一部の有機農場は非有機の競争相手よりいっそう利益を上げる、そして大部分は収支が均衡するだろう。」

それで有機農業の運動は今日世界経済を駆動させている2つの巨大な力の間に捕えられている。

一方では急騰する食品価格が消費者に打撃を与えていて、消費者が今度は有機食品を買うのが少なくなっている。他方では、上昇する石油価格が、やがては、有機農法を、非有機農業と対応できるものにするかもしれない。


投稿者 bm_kanri : 16:22

2008年09月09日

■先進国で移民季節労働者の死亡事故が増大している

バンクーバー(VANCOUVER)-カナダのブリティッシュ・コロンビア州労働者連盟 (The B.C. Federation of Labour)はマッシュルームプラントで3人の農場労働者が死亡した後、移民農夫の使用に関して公共の調査を求めている。

この男性達は金曜日にラングリー(Langley)のマッシュルーム加工工場で、地下のポンプ室で正体不明のガス物質によって、圧倒されて、死亡した。

労働者連盟会長ジム・シンクレア(Jim Sinclair)はブリティッシュ・コロンビア州の農場労働者の安全を改善する時期がきていると述べている。彼等の多くは、英語を話す能力に限界があるメキシコ人か、あるいはベトナム人である。

マッシュルーム農場に於ける言葉の壁が、犠牲者を識別するために派遣された調査者と家族が協力する事ができなくなっている。

シンクレア会長は業界が他の事故が起こるのを阻止するために劇的な変更をしなければならないと言う。

彼は、2007年に起きた3人の農夫の死亡事故も指摘している。彼等が乗っていた定員を超えて詰め込まれた車が転覆して、3人が死亡した。これも当然州による調査を促してよい事件であった。

投稿者 bm_kanri : 12:32

2008年09月08日

■カナダで牛の尿検査で狂牛病を発見できる方法が発表される

ワシントン(WASHINGTON)-カナダの研究者達が金曜日に、生きている牛を尿にあるタンパク質痕跡を使って、狂牛病のテストをする可能な方法を発見したと言った。

研究者達は、科学的に牛の海綿状劣化脳症、即ち「BSE」として知られている病気に感染している牛の尿にあるタンパク質のパターンを発見した。

このパターンは、この病気に罹っている牛をチェックするために使用できる尿検査の基礎を構成することになる、そしてそれは牛が今検査されている方法をおおいに楽なものにすることになる。

現在のテストは、BSEや関連した病気を起こすタンパク質片である、「間違えて折られた/misfolded」プリオンを検出する為に脳組織のサンプルを必要とする。現行のテストは実施に数日を要して、そして生きている動物-あるいは人には使うことができない。

「我々がこの研究から得た知識が、やがて生きている牛のテストに至る事を我々は期待している」、とデイビッド・ノックス博士(Dr. David Knox)、ウィニペグ(Winnipeg)にあるカナダ国立微生物学研究所 (NationalMicrobiology Laboratory)公衆衛生機関の研究者、が、ステートメントで言った。

「クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt Jakob Disease)(CJD)に罹病した人を含めて、他の種類の病気へ類似テストを開発することが可能であるかもしれない。CJDのための尿検査が、痴呆症を持っている人々の潜在的な診断の幅を医者がせばめる事を支援することができる。」

この研究者達は、バイオ医療中央ジャーナル誌、「Proteome Science」にこの研究を書いているが、彼等が4頭のBSEに感染した牛の尿を4頭の健康な牛の尿と比較したと、伝えている。

BSEに罹病している牛を発見することでは、タンパク質にでた変更のパターンは100パーセント正確であった、と彼等は言った。

「これは重要な発見である、そして我々はそれがやがて監視を単純化して、そしてコストを減らす有用な診断テストに至ることを期待している」、と「カナダ食物検査機関」(Canadian Food Inspection Agency) のステファニ・クズブ(Stefanie Czub)がステートメントで言った。

BSEは、1980年代に英国の酪農牛の群れを席捲して、何百万という牛の大殺戮処分が強制された。数年後に、人々が奇妙な型のCJDの症状を見せ始めた。それは正常な百万人に対しおよそ1人に起こる脳を駄目にしていく病気である。

それは、牛に羊の残骸、一部はスクレピーと呼ばれる病気に感染した羊の残骸[正確には牛やその他の家畜残骸も含む]、を食べさせたことが原因であるとされた。

「vCJD」と呼ばれるこの新しい変異型は、BSEによって感染された牛肉製品を食べることに結びつけられた。それ以後167人の発症だけが報告されている、しかしこの病気の恐れが牛肉の貿易をかき乱してきた、そして多くの国が、牛への給餌の仕方と、屠殺の仕方に対して、規則を修正してきた。

時折出てくる新しい発症は我々を揺さぶる- カナダではこれまでのところ14の発症を出している-したがって、農業省の官吏達は、より速い、もっと安い、そしてもっと良いテストを発見する事に熱心である。

投稿者 bm_kanri : 16:36

2008年09月05日

■カリフォルニア都市への新給水ルート建設への反対

カリフルニア、サクラメント(SACRAMENTO)-アーノルド・シュワルツェネッガー知事 (Gov. Arnold Schwarzenegger)の政治命運を促進するために気前よくかつて寄付して、葉巻を一緒に吸って時間を過ごした裕福な農民が彼の最も率直な批判者の1人になっている。

ディーノ・コルトパシ(Dino Cortopassi)は、知事の主要政策の1つ、州給水システム格上げ、を攻撃目標にした宣伝爆弾に個人資金の10万ドルを使っている。

ディーノ・コルトパシイはインタビューで、シュワルツェネッガー、南カリフォルニア水地区、セントラル渓谷(Central Valley)南部にある彼の土地で農業をしている農業利益団体、が、共謀して、カリフォルニアの水系中心地であるカリフルニア肥沃デルタ地域周辺の新しい水を管送する運河を建設しようとしている、事を確信していると、述べた。

彼は、そうすることで、「サクラメント・サン・ホアキン・デルタ」(Sacramento San Joaquin Delta)の生態系に取り返しがつかない害を与えるであろうと言った。彼は、その生態系は、それが市と農民に提供している水と同じぐらい州にとって重要であると、述べている。コルトパシイは、彼がホームと呼ぶこの地域への政治的脅威を感じて、シュワルツェネッガーの提案を、投票者の前に出される前に、攻撃する動きを取った。

コルトパシイ、71歳、は、オリーブオイル生産から農業関連事業貸し付けに及ぶ農業帝国を構築してきた。彼はまたそのデルタ地帯の野生生物に生涯の関心を持っていて、750エーカーの鳥の生息地を作ってきたと言った。

彼は、知事がそのデルタ地帯南部の農民対達を代表する共和党議員と結託して「拾得見返りの一部」として運河を支持していると知事を告発している。コルトパシイの論によれば、シュワルツェネッガーは、運河支持の見返りに、州予算のこう着状態を終わらせる方法の増税に賛成票を手に入れる。カリフォルニア州は7月1日以来これまで予算なしで活動している。

このデルタはサクラメント(Sacramento)川とサン・ホワキン(San Joaquin)川の合流地である、そして、カリフォルニア人のほとんど3分の2に水を送っている主要な水路である。水を南部に送る巨大なポンプが魚を殺すことで非難されている事もあり、法廷が都市や農場への割り当て水量を厳しく制限することになっている。

新しい運河の提唱者はこう述べている:それが州の大部分へ適切な水供給を保証するために必要である、それはもろい生態系の周辺の新しい河川の水を送るルートになる。コルトパシイのような反対者は、それが、さらに生態系を危険にさらして、デルタを取水であまりにも塩分が多い状態にするだろうと言う。

シュワルツェネッガーは自身の党の議員達との裏取引を否定した、そして水問題は直接の予算交渉に上らないと言った。「我々は水を予算と引き換えにしたり、あるいはその逆もしない。」と知事がAP通信(The Associated Press)とのインタビューで言った。

コルトパシの反対運動は前のシュワルツェネッガーファンの急激な転換を画している。選挙キャンペーンレコードは彼と彼の妻がシュワルツェネッガーの選挙運動に総額369,600ドルを寄付したことを示している。コルトパシは彼がシュワルツェネッガーと一緒に食事をして、葉巻を吸った事があると言った。知事のオフィスはコルトパシが2005年の選挙資金集めのゲストであったことを確認した。

投稿者 bm_kanri : 16:44

2008年09月04日

■FDA:クローンの子孫が食料供給に入ってしまっているかもしれない

ワシントン(WASHINGTON)-クローン動物の子孫からの食物とミルクが米国の食料供給に入ったかもしれない、しかし、クローンされた生産物と従来の生産物間の相違がないから、知ることは不可能だろう、と、アメリカ政府が火曜日に言った。

米国食品医薬品局は、クローンされた牛、豚、やぎ、さらにそれらの子からの肉とミルクは、伝統的な動物からの生産物と同じぐらい安全であると1月に言った。それ以前は、農民達と牧場経営者達は、クローンとその子孫の販売には自発的禁止に従っていた。

一方ではFDAがクローンとそれらの子からとる食物の安全性を評価するが、米国農務省は食料供給の中にこれらの「動物の移行(transition)?」を管理することに責任を持っていた。

クローンからの子孫が食料供給の中に入っていることは「理論的に可能である」とシオバーン・デランシー(Siobhan DeLancey)、FDA報道官、が述べた。

動物をクローンすることは成長した動物の細胞から核をとって、それを代理母の中に移植される卵細胞に融合させることを伴う。合衆国には推定600匹のクローン動物がいる。

バイオテク提唱者達は、生物工学産業組織(Biotechnology Industry Organization)

を含めて、クローニングが、もっと多くのミルクともっと良い肉を生産する病気に対する抵抗力が強い動物を作る方法であると言う。クローニング産業とFDAはクローン動物とその子は伝統的な動物と同じぐらい安全であると言う。

批判者達は、この技術が安全であることを保証するほど十分な事が知られていないと強く主張する、そして彼らは、FDAは動物虐待と倫理的問題に関する危惧に対処する必要があると言う。

環境健康センター(Center for Environmental Health)の報道官チャールズ・マルグリス(Charles Margulis)はこう述べている:「この技術がとても多くの面でコントロールされていないことが私を心配させる。この子孫が食料供給に入っている可能性は、「まさしくその要素がさらにでている。」

FDAとUSDAは、クローン動物やその子と慣習的に飼育された動物を区別することは不可能であり、その子が食料供給にいるかどうか知ることは困難であると、これまで言ってきた。

FDAがその最終規則を明らかにした際、USDAは生産者達にクローン動物からの生産物を売る禁止を延長させるように求めた。だがその禁止はクローンの子からの肉とミルクには及ばなかった。

最大の米国食肉会社、タイソン食品(Tyson Foods Inc)とスミスフィールド食品(Smithfield Foods Inc)を含む主要な食品会社は、安全性不安のためクローン動物を使うのを避けると述べてきている。

このクローン忌避リストは、「食品安全センター」(the Center for Food Safety Center)と「大地の友」(the
Earth)が、20の食料生産者と小売り業者がクローン動物からの成分を使わないと誓ったと発表した後、大きくなった。

この2つのグループによって提供されたリストには以下の会社が含まれている:クラフト食品(Kraft Foods Inc)、ゼネラル・ミルズ(General Mills Inc)、キャンベル・スープ社(Campbell Soup Co)、ネッスル(Nestle)SA、カリフォルニア ピザキッチン社(California)、スパーヴァリュー社(Supervalu Inc)。

食品安全センターへの手紙で、スーザン・デビソン (Susan Davison)、クラフト社の企業問題ディレクターはこう述べている:「製品の安全だけが会社が考慮に入れる「唯一のファクター」ではない。我々は同じく慎重に消費者の利益や受容度のような付加要因を考慮しなくてはならない、...そして米国での研究は消費者が現在クローン動物から成分を受け入れる気持ちがないことを示している。」


投稿者 bm_kanri : 15:47

2008年09月02日

■フィリピンの有機肥料作戦

フィリピン農業省官吏は、農場生産原価を減らすために、「エコロジー友好プロジェクト」を通じて野菜廃棄物を有機肥料に転換させる事を奨励している。

「土壌と水マネージメント局」(Bureau of Soils and Water Management)局長シルヴィノ・テジャダ(Silvino Tejada)氏は農業省がこのプロジェクト実行のために地元の最高経営責任者達との会合を始めたと言った。

この計画の下では、公共の複数の市場と他の商業センターからの野菜の「食べ残し」が肥料変換のために収集される。

「土壌と水マネージメント」局長シルヴィノ・テジャダ氏は当局がこのプロジェクトをマニラの官吏達と話し合い、科学技術省からのバイオリアクターを利用して、クインタ(Quinta)とディヴィソリア(Divisoria)公共市場でテストさせるように段取りをつけた、と、述べた。マニラ市の官吏達は以下の組織をこの計画に含めるように提案した:スモーキー・マウンテン(Smokey Mountain)、清純環境株式会社下のピア18(Pier18 under Pristine Environment Corp.)、マラカナン・バランゲイ(Malacanang Barangay)、パコ・マーケット(Paco Market)。

「野菜の残り物を有機肥料の生産に使うことは、農業省の「Organikong Magsasaka」プログラムの一部である。このプログラムは、農作物を植える際に非化学物質インプットの使用を通して持続的農業を促進するものである」と土壌と水マネージメント局長シルヴィノ・テジャダ氏が言った。

「土壌と水マネージメント局」は他の「LGU」がそれぞれの地方でこのプロジェクトを立ち上げるのを手助けする事を視野に入れている、と言った。

テジャダ氏はこう述べている:「野菜廃棄物を有機肥料に換える地域の技術があり、それを、堆肥を作り出すために、ただそれを自然に腐敗させることは別にして、取り入れる事ができる。」

野菜廃棄物を有機肥料に変換させる為に使われる生物学的媒体には、質素なトリコデルマ「trichoderma」がある。トリコデルマ菌は、わらと茎を堆肥に分解するためにパレイ農場で「土壌と水管理局」によって普及させられている。

「また地域で生産された酵素と補酵素を、野菜と魚の廃棄物をソリッド有機肥料の高級な液体に変換させる為に利用する事ができる」とテジャダ氏が述べた。

投稿者 bm_kanri : 16:52

2008年09月01日

■高まる熱帯雨林破壊

リオデジャネイロ(Rio De Janeiro)-アマゾン(Amazon)の森林伐採がこれまで12カ月で69%に跳ね上がっている。これはこの3年間で最初の事である:大豆と牛への急騰する需要が農民と牧場経営者達が樹木を破壊するように駆り立てている、と、当局が言った。

約8147平方キロメートルの森林が2007年8月から2008年8月の間に破壊された、これは前の12カ月に伐採された4820平方キロに対して69%の増加になる、と、アマゾン破壊をモニターしている「国立宇宙研究所」(National Institute for Space Research)INPEが述べている。

「我々は満足していない。森林伐採がもっと減少しなければならない、そして持続可能な開発のための条件が良くならなければならない。」とカルロス・ミンク(Carlos Minc)環境大臣が言った。

ブラジル政府は今年非合法のアマゾン伐採と戦うための現金支払いを増やした、そして農作物を植えるため不法に森林を伐採する農民への政府銀行ローンを削除した。

今年はさらに増大する。

ブラジル国は2007年にそのアマゾン熱帯雨林の2.7%、11000平方キロを失った。環境保護省の官吏達は、さらにもっと多くの樹林地が今年破壊されることを心配している-しかし彼らはどれぐらいの森林になるかは予測しなかった。

ミンク環境大臣は毎月の山林伐採率は5月以来遅くなっていると言っている、しかし環境保護団体は森林伐採の季節での数字がもっと正確な査定になると言っている。

たいていの森林伐採は、3月と4月、ブラジルの乾季の始まり、に起きて、そして5月と6月と7月に定期的に減少していく、7月は323平方キロの樹林が伐採されて、6月に破壊された地域より61%少なくなっている。

環境保護者達はこう主張している:INPEの山林伐採報告は正確な毎月の数字を与えるように意図されていなくて、政府が森林伐採「ホットスポット」で土地を救うのに間に合うように警告して、指揮するよう意図されている。

アマゾン地域はブラジルの約410万平方キロ、国のほとんど60%、を占めている。その土地のおよそ20%がすでに森林伐採をされている。

投稿者 bm_kanri : 11:56