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2008年09月26日

■ボトル水企業の大規模取水に住民が反対する

メイン州シャプレイ発(9月24日):シャプレイの住民はネスル社の取水採掘活動を停止させることを圧倒的多数で票決した。この票決はメイン州で「ポーランド・スプリングズ」の商標で売るボトル詰め水の新水源を開発する多国籍企業ネスル社の計画に反対するコミュニティーの勝利を示している。

住民、水保護活動家、ジャーナリストが、小学校の食堂に集まってきて、取水を6か月停止させる事を204対38で票決した。この停止期間は、町が水の試験と大規模水汲み上げを規制する包括的水保護法令の法案を作り、承認をとる時間を与えるように意図されている。町はさらにネスル社がテストで15本までの試験井戸を掘るため町の150エーカーへの土地へのアクセス要請も拒絶した。それはネスルがこの土地が来春新しい取水井戸を設置するサイトとして適切であるかどうかを決定する為である。住民達はこの試験掘削提案を183対43で拒否した。

2006年に、ネスル社はヴァーノン・ウォーカー野生生物管理地域で井戸を掘削する許可を「メイン州内陸漁業野生生物省」から受け取った。この土地はシャプレイ町と隣の町ニューフィールドが共有している土地である。ネスル社の最初の興味は、ヴァーノン・ウォーカーの地下にある水の大量取水契約をメイン州と結ぶことであった。メイン州がネスルにとって価格を高く提示した時、同企業は道の向こうにあるシャプレイの町に矛先を転じた。

「ネスル・ポーランド・スプリングズ」は、昨年7億ガロンの地下水を取水したと報道しているが、メイン州全体で8つのサイトから既に水を取っている。ネスルはシャプレイの東25マイル、田舎町ホリスで北米最大の湧水ボトル詰めプラントを稼働させている。

市民グループがネスル社の取水契約への攻撃的な要求に立ちあがった。その取水契約は山間の秘境の田舎町、南部メイン州の河川、湖沼に及んでいる。シャプレイ町では、コミュニティーのメンバーは、草の根組織、「我々の水と野生生物資源を護る」(POWWR)を組織した。その使命は生きるためだけに水を使用する市民の手に水を委ねることである。POWWRの主な関心事の1つは、地方野生生物生息地、水質、および将来世代への水持続可能性へネスル社の大量取水が引き起こす影響である。POWWRのシャプレイ町での勝利貢献について話しながら、議長メンバー、アン・ウイン・ウェントワースはこう述べている:「ネスル社は私たちのグループを「小さく、非常に意見が強い」と言ったが、私たちの目的は事実に関して投票者を教育することです。シャプレイの住民は[土曜日]に投票し、住民はネスルが乗り込んでくるのを迎える気がないという声高なメッセージを送ったのです。私たちは、これが州全体に及ぶ事を望んでいる。」

Author:事務局 : 2008年09月26日 10:17