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2008年09月22日

■米国は遺伝子操作動物食品が食卓に溢れる門口に立っている

ワシントン:「スーパーチキン/最高鶏」がさらに食卓に一歩近寄ってきた。米国政府は、新しい種類の鶏によって産まされる心臓健康卵、急成長魚、狂牛病に抵抗できる牛、に至る遺伝子操作された動物を売る提案を考慮し始めると、述べた。

その関連規則は、さらに遺伝子操作された動物からの薬、および他の医薬素材に適用されるだろう、この分野は、爆発的な可能性を備えたフィールドである。

米国のスーパーマーケットは現在、遺伝子操作された動物からの肉を売ってはいない。しかし、「アクア・バウンティ・テクノロジーズ/Aqua Bounty Technologies」と呼ばれるボストン地区の会社は、来年、そのより急成長しているサケを売る認可を勝ち取り、そのサケを2011年までに利用可能にすることを望んでいる。そのサケのサンプルを出している同社の副議長エリオット・エンティスは「それはどの他の農場で飼育されているサケと比べても同じ味がします」と、述べている。

消費者団体からの反応は一様ではない。彼らは、遺伝子組み換え動物を規制する政府の決定は歓迎している。しかし消費者団体は決定的な事柄が明らかにされていないままである、と、警戒心を持っている。例えば、「食品医薬品局」には、遺伝子操作された肉、鶏肉、魚にそれを示すラベルを付ける事を要求する計画がない。ただ、低コレステロールのフィレミニョン(牛のフィレ肉)のような最終生産物に変更が出る場合だけは、ラベルが付けられるだろう。

ジーン・ハロラン、消費者同盟食糧政策監督、はこう述べている:「彼等はマウスの遺伝子を持つブタについて話している、なのにこれにはラベルが付けられないでしょう。私たちはこの事ではあきれて言葉がありません。」 消費者同盟は消費者リポートを出版している。

FDAの職員は、彼らが食物として使用される動物、あるいは後で人や他の動物によって消費される医薬品を生産する動物に焦点を合わしている、と、述べた。FDAは他の遺伝子操作された動物の調べには興味を持っていない。

ラリッサ・ルデンコ、(FDA獣医学センター科学政策アドバイザー)はこう述べている:「動物の遺伝子工学は現存していて、しかもかなりの時期がたっている。私たちは、開発者達が公衆衛生と動物の健康を確保するのを支援するため、厳格な、危険防止に基づいた規制の道を提供するつもりです。」

Author:事務局 : 2008年09月22日 16:12