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2008年09月02日

■フィリピンの有機肥料作戦

フィリピン農業省官吏は、農場生産原価を減らすために、「エコロジー友好プロジェクト」を通じて野菜廃棄物を有機肥料に転換させる事を奨励している。

「土壌と水マネージメント局」(Bureau of Soils and Water Management)局長シルヴィノ・テジャダ(Silvino Tejada)氏は農業省がこのプロジェクト実行のために地元の最高経営責任者達との会合を始めたと言った。

この計画の下では、公共の複数の市場と他の商業センターからの野菜の「食べ残し」が肥料変換のために収集される。

「土壌と水マネージメント」局長シルヴィノ・テジャダ氏は当局がこのプロジェクトをマニラの官吏達と話し合い、科学技術省からのバイオリアクターを利用して、クインタ(Quinta)とディヴィソリア(Divisoria)公共市場でテストさせるように段取りをつけた、と、述べた。マニラ市の官吏達は以下の組織をこの計画に含めるように提案した:スモーキー・マウンテン(Smokey Mountain)、清純環境株式会社下のピア18(Pier18 under Pristine Environment Corp.)、マラカナン・バランゲイ(Malacanang Barangay)、パコ・マーケット(Paco Market)。

「野菜の残り物を有機肥料の生産に使うことは、農業省の「Organikong Magsasaka」プログラムの一部である。このプログラムは、農作物を植える際に非化学物質インプットの使用を通して持続的農業を促進するものである」と土壌と水マネージメント局長シルヴィノ・テジャダ氏が言った。

「土壌と水マネージメント局」は他の「LGU」がそれぞれの地方でこのプロジェクトを立ち上げるのを手助けする事を視野に入れている、と言った。

テジャダ氏はこう述べている:「野菜廃棄物を有機肥料に換える地域の技術があり、それを、堆肥を作り出すために、ただそれを自然に腐敗させることは別にして、取り入れる事ができる。」

野菜廃棄物を有機肥料に変換させる為に使われる生物学的媒体には、質素なトリコデルマ「trichoderma」がある。トリコデルマ菌は、わらと茎を堆肥に分解するためにパレイ農場で「土壌と水管理局」によって普及させられている。

「また地域で生産された酵素と補酵素を、野菜と魚の廃棄物をソリッド有機肥料の高級な液体に変換させる為に利用する事ができる」とテジャダ氏が述べた。

Author:事務局 : 2008年09月02日 16:52