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2008年10月24日

■農作物疫害駆除に苔が出すバイオガスの利用を開発する

有益な苔によって出されるガスの混合カクテルが、貯蔵されているリンゴからリンゴ蛾の幼虫を駆除する為生物学的に燻蒸する方法を提供するかもしれない。

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ワシントン、ワパト、に在る「農業研究サーヴィスARS」の「ヤキマ農業研究実験所」の昆虫学者レリ・レイシィと他の科学者達による研究はバイオ予防を示している。

初期の研究では、科学者達は次の事を示した:「Muscodor albus」という学名の苔によって放出されるガス、アルコール、エステールの混合体が成長したジャガイモの根茎につく蛾とその幼虫を殺した。
この害虫は貯蔵根茎につく犠牲が高い疫病である。

このARS研究者達の仕事はカリフォルニア、デイヴィス、にある「AgraQuest」社との協力合意の一部である。

太平洋岸北西部地方では、リンゴにつく蛾(学名Cydia pomonella)は栽培者と配給業者の両者にとって問題になっている。貯蔵されたリンゴは、外国の市場に向けられる時は、薬効範囲が広い化学物質で燻蒸されている。

しかし、バイオに依拠した措置は、標準の化学燻蒸消毒よりも、経済的な、環境保護の利点を持つリンゴ蛾コントロールへの選択を与えてくれる。ワパト達の研究班による「M. albus」苔の調査は、合成化学薬品コントロールに依存する事を少くして、統合された疫害管理方法でバイオコントロール媒体を利用する大きなプログラムの下に入る。

レイシィ氏は、実験トライアルで、リンゴの蛾を特別な燻蒸室の中に入れた、そして苔の燻煙によって3日間曝した。それは蛾の83%を殺した。同様に幼虫を曝すと、その生育段階によるが、87%までを殺した。この苔の燻煙はリンゴの中に穴をあけて潜っている幼虫にも達して、その害疫の73%を殺した。

初期の短時間露出は広範囲薬効化学物に対抗できる効果はだせなかったが、バイオ燻蒸の十分な潜在力は、リンゴのカートン容器内で未だ評価されなければならない。カートンの中で害虫は延長された時間で苔の燻煙にさらされるからである。

例えば、この蛾は越冬期には繭に入って抑制が最も困難であるが、 14日の被露出で、駆除率は100%になった。

「AgraQuest」と他の場所での研究は、貯蔵される果実や野菜や人間に有害な他のコケやバクテリアを殺せる「Muscodor」苔の潜在能力を示している。Arsは米国農務省の科学研究機関である。

Author:事務局 : 2008年10月24日 17:38