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2008年10月01日

■米国でやっと食品ラベル法が実施される

米国で9月30日以後に食料品店に行けば、買おうとする一個のレタスがメキシコかまたは米国で栽培されたかが分りそうである。しかし、袋入りの[バラの]レタスを取り上げる場合、必ずしも同じ情報が期待できるわけではない。

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数年間に渡って揉めた後、いわゆる「原産国ラベル」が9月末で実効を現わす事が予期されている。それは殆どの食物小売り業者に、多くのタイプの肉、産物、その他の食品が何処から来たかを明示しなければならない、事を要求している。この新しい規則は、いつもの消費者が彼等の買う食物が輸入されたかどうか、容易に分かるようにする事を目標にしている。それは彼らが子どもたちに買う玩具が国内で、あるいは海外で作られたか知ることができるのと同じようにする事である。

しかし、これらの規則は顧客に食品がどこから来るかに関して多くの情報を提供するのだが、消費者(またエキスパート達)が何がこの規則の下でカバーされているか、また、何がそうでないか、を正確に理解しようとすれば、まだ混迷があるようである。

なぜなら、これらの規則は、ラベル付け義務下にある一連の食品を除外しているからである。それは、焙りピーナッツ、パン粉付き鶏肉やベーコンを含めて、加工されていると見なされるからである。加工食品への免除は、混ぜ合された食品もラベルを付ける必要がないことを意味する。それには例えば、冷凍エンドウ豆とニンジン入りパッケージが含まれる。

消費者達、食品安全提唱者達は、この規則に一般的には満足していて、規則がついに非常に多くの遅延後にやっと実施されるようになってほっとしていると、述べている。しかし、彼らは、このガイドラインが一部の消費者には混迷を与える事になるだろうと思っている。

パティー・ロヴェラ、清浄な水と食品安全に焦点を置いた非営利団体、「食物と水の監視」のアシスタント・ディレクター、は、規則の定義が、焙りピーナッツのような包装で覆われた食品のような広く食べられる形を除外するので、広すぎると思っている。

ビリー・コックス、農務省スポークスマン、は、どの食品が、加工食品を除外する決定を含めて、カバーされるかでは、現政府が議会の政令に従っていると、述べた。彼は、何が加工食品を構成するかどう決定したかに関してはさらにコメントすることを断わった。

デボラ・ホワイト、フード・マーケティング研究所、小売業グループ、の、主任法律顧問、は、こう述べた:同グループはこの規則が何をカバーするか、例えば鶏肉が入って七面鳥は違う、またスーパーマーケットは入るが肉屋は違う、という事で、長い間疑念を表明してきた。

このほとんど最終的な規則は今9月30日に発効する予定である。そして小売り業者は、6か月かけてその規則を正確に理解した事を確信できるようにして、順守する事になる。次のステップは、米国政府が最終の一連の規則を出して、個別のシーフードと貝類食品への規則を組込んでいく事になる。しかし、それが起こる時期はまだ決まっていない。

米国消費者連盟のウォルドロップ氏、は、消費者はどれだけ多くの産物が、特に季節はづれの食品が、輸入されているかに気がついて、驚くだろうと、思っている。

「私の推測は、消費者がますます自覚が強くなっていくので、買物をする習慣のいくつかに変化が出てきて、食品がどこから来るか知りたいと望むようになるでしょう。」と彼は述べた。

Author:事務局 : 2008年10月01日 15:57