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2008年11月27日

■米国農業補助金の会計監査が不正を暴露する

ワシントン–百万長者農家がお門違いの作物補助金を引き取り続けている、と、連邦会計監査官が述べている。少なくとも2,702人の農家が、250万ドル以上の総収入があるのに、全国的に2003年と2006年の間で補助金を受け取っていた。この不当な支払いは合計4900万ドルになり、続いている農務省の管理問題を露出した、と、会計検査官が結論を下している。

「米国農務省(USDA)は、農業計画支払で当局が支払った数百万ドルが適切であるとは言うことができない。」と、≪政府説明責任オフィス≫の検査官が24日に発表された報告書のなかで述べている。

1つのケースでは、検査官達はこう述べている:「プロスポーツフランチャイズ所有権利益を持った一個人は、2003年、2004年、2005年、2006年の農業計画支払で総計20万ドル以上を受け取っている」

検査官達によって識別された他の裕福で不正な農作物補助金受取人には、「大手金融サービス会社トップ管理職、保険会社の創立者、技術会社の重役」を、含んでいる。

農務省の「ファームサービス局」はその公式会計監査への対応で、同局は入手できる資源を最大限利用したと述べている、そして、報告された不適当支払いの総計は全作物補助金支払いの1パーセント未満である、と、さらに強調した。

しかしこの危機的な不正発見事項は、最近の2860億ドル農業法の作物補助金を昨年規制する努力で最小の成功しかあげられなかった市民活動家達をたいして驚かせていない。

新オバマ政権の農務省長官人選では、まだ明確な候補者が出ていない。新しい農務長官が就任する時、彼または彼女は、前監査、調査、また会議ヒアリング記録が重なった山の上に最新の48ページのGAO報告書が待ち受けているのを見る事になる。これらの書類は共通のメッセージ(不正)を伝えている。


この新しい監査報告は以下の警告を出している:「米国農務省は、農業計画資金が、出来る限り経済的に、有効に、費やされることを確実にするもっと適切な監視なしでは、これらの資金が意図されているように農業セクターに役立つという確証は何もない。」

Author:事務局 : 2008年11月27日 17:32