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2008年12月19日

■キューバの「EAT LOCAL」運動が伸びている

ハバナ発―1991年のソ連崩壊の後、キューバは、輸入食品の縮小配給を相殺するために何千もの都市の共同庭園に作物植えつけを実施した。

現在、キューバ農作物の30パーセントを壊滅させた3つのハリケーンの結果を受けて、この共産主義国キューバは、国民を十分に食べさせるためにその都市の庭園へ再び向かっている。

「我々の対応能力は、これが協同組合であるので、迅速です。」とミゲル・サルシネ、が、ハバナの外側にあるアラマ郊外で彼が率いる庭園のレタスの畝の間を歩きながら述べた。

サルシネは忙しく眠る暇もないと云う、160人もいる協同組合員が、成長するのにちょうど25日かかるビートの品種を植えたり、収穫するために、駆けつけてくるからだ。

米国農務省によれば、世界の食物の約15パーセントは、市街地域で栽培されている。この比率は、食品価格が上昇し、都市人口が増大し、環境問題が高まれば、増大していく。

市街地の農園は、コミュニティーに直接売るので、輸送に依存せず、燃料価格の上下に比較的に免疫性がある、この利点は、豊かな国々で「ローカルを食べる」として、現在注目が強まっている。

-屋上と駐車場の栽培所-

キューバでは、都市の農園が、空き地の中で、駐車場と共に、郊外、都市屋上、で、盛んになってきている。

市街地農園は、キューバが戦争の場合に自給自足体制になる軍事計画から生れてきた。それらは、ソ連、キューバの当時の最大支援国、の、崩壊に続いた食糧危機に続いて、一般大衆に広げられた

市街地農場は、キューバ島全体で、35,000ヘクタールの土地(86,000エーカー)を占めて、極めて人気が強い事が判明してきた。あの数個のハリケーンの前にさえ、市街地農場は、キューバで食べられる葉野菜の半分を生産した。キューバは、その食品の約60パーセントを輸入している。

「私は、市街地農場が全島のため十分な食物を生産するキャパシティーを持っているとは言いません。しかし、社会的な、さらに農業上の理由で、それらは危機に対する最も適切な対応です」。とキャサリン・マーフィー、キューバの都市農場を研究している米国の社会学者、が、述べている。

-緑の生産力-

アラマ地域では、メンバーは給料を得て、農場の利益を分かちあっている。したがって、彼等が多くつくれば、それだけ多くの金を稼げる事になる。彼等は、1か月当たり平均約950ペソ(すなわち42.75ドル)、全国平均収入の2倍以上、を、得ている、と、サラシネ、が、述べた。

この生協は、1997年に始まったが、今、その11ヘクタール(27エーカー)の土地で240トン以上の野菜を毎年生産している。その広さは約13のサッカー・フィールドになる。

「市街地農業は、国民を食べさせることで従来の農場より非常に速く保証する事で重要な役割を果たすでしょう。」と、リチャード・ヒープ、ドイツの援助グループ「Welthungerhilfe」のキューバ協力者は、述べている。この支援組織は、1994年以来この種類のプロジェクトを援助してきた。

ソ連がばらばらになった時、キューバの石油供給は遅延して、僅かなものになり、大型農業のオペレーションを駄目にした。化学肥料は山をなす自然の肥えに取り替えられた。また、良い働きをする昆虫が殺虫剤の代わりに使用された。「私達は有機農業を社会的なレヴェルに持っていきました」とサルシネが述べた。

ラウル・カストロは農業の意思決定を中央から地方におろして、国家が農産物に払う金額を増やした。これが、例えば、ミルク生産を増加させて、ほとんど20パーセント上がっている。

さらに9月に、政府は使用していない国家所有の土地を、農民、協同組合、に貸し出している。この動きは国際的な援助グループの承認を得ている措置である。

「権力分散と経済的インセンティブ、もしこれらの要素が農業部門の他の部門に拡張されれば、その反応は同じになるでしょう。」とドイツの支援組織「Welthungerhilfe」のヒープが述べた。

Author:事務局 : 2008年12月19日 11:06