« ■米国オバマ新政権での食料政策の方向 | メイン | ■オーストラリアで地域有機農業が伸びている »

2008年12月03日

■エコ・グリーンハウスで地域の通年食物栽培を可能にする

バージニア工科大のYMCAによって支持された試験計画は、地方の食物を年間12か月育てることを可能にすることで、季節に合わせて摂食するという概念を覆すかもしれない。

従来の温室は霜から植物を保護し、太陽からの熱を取り込み、寒い気候の中で野菜の栽培季節を拡大する事である。

しかし、コロラド州、メイウッドストリートに近い所で建築中の「太陽温室」は一年中の地域の食糧生産を可能にするかもしれない、とブラックバーグの環境保護活動家、デイブ・ロウパが述べている。

ロウパ氏は、ブラックスバーグの「クールシティ」計画と他の持続可能プロジェクトのリーダーであるが、家庭の温室効果ガス排出量を削減する彼の家族の探究の一部として、2006年に太陽温室を研究し始めた。

ロウパ氏はこう述べている:「我々は食物を平均1,500マイル輸送させている。冬季にはその距離はさらに大きくなる。それは多くのエネルギーと燃料を使います。地域で栽培された食物の方がよいのです。しかし、どのように冬季にそれをするのか。」

1つの答えは、太陽からの熱を地下に保存する為に石と水を利用する温室を作って、冬季に温度が落下する際に温室を通して熱を循環させる事である。

この引退したバージニア工科大物理学教授は、石炭原動力の電気消費を縮小するために、自分では太陽電池板を備えた電気動力トラックを運転している。彼は、より原始的な設計に基づいた通年温室を建設する計画の概略を述べた。それは中国とコロラド州で使用されている。

計画は、コミュニティー・ガーデンの大きさを2倍にし、果樹園を加え、太陽温室、サイトへの流通経路を設けることである。すべては有機的に、そして環境上の持続可能性への目を持って、行われる。

その後、匿名の寄贈者があり、太陽温室の研究を始めるための元金を提供してくれた。建築業者と、他の業者が資材や専門知識を提供してくれた。さらに他の人達が参加してくれて建築を手伝ってくれた。ビリングスリは、ボランティアの数が150に上がったと述べた。

それは次のようにして作動する:18×32フィートの温室は、「ヒートシンク」と呼ばれるものの上に建てられている。一部のこういった構造の一部は太陽エネルギーを吸収するために水で満たされた黒いバレル(樽)を使用している。

しかし、ブラックスバーグにある温室は、その代りに、熱を貯蔵するために石の層の間にはさまれた地下のパイプを使用している。温度コントロールされているファン・システムは、一定温度で温室を維持するため熱を循環させているとロウパが述べている。

35,000ドルの予想原価では、この温室プロジェクトは平均的な住宅所有者には手が届かないように見えるかもしれない。しかし、ロウパ氏は、このデザインはより小さなスペースに適用できて、また資源をリサイクルできる、従って、それはコストを著しく下げることができると述べた。

Author:事務局 : 2008年12月03日 09:07