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2008年12月05日

■オモチャに多種の危険化学物質が検出される

アナーバー(ミシガン州)発-―休日のショッピングシーズンに時を得て検出テストされた1,500種を超える子供の全玩具の3つに1つは、「媒体」あるいは鉛、水銀、カドミウム、ヒ素のような化学薬品の「高い」レベルを含んでいる事が見つけられている。

ミシガン本拠の非営利「エコロジー・センター」の研究者達は化学薬物を検出テストした。それらの物質は、生殖障害、発育と学習障害、ホルモン障害、癌に関連するものである、また、問題があるとして規制機関によって識別されている物質も検出テストした。

この検査は、製品の表面、あるいは表面近くの素材の元素組成を識別する検査技術である「ポータブルX線蛍光分析」で実施された。

米国全土のエコロジー・センターとパートナー達は、今日玩具中の有毒化学物質に対する年2回目の消費者ガイドを発表した。

環境衛生諸グループは、玩具テストを行うイヴェントを全国的に主催していて、最も有害な化学薬物を段階的になくすようメーカーと連邦政府に要求している。

「子供の玩具の中に有毒化学物質が許される余地はありません。」とエコロジー・センターのジェフ・ギアハート、この検査の主導者、は、述べている。

「我々の希望は、この情報で消費者に力を与えることによって、メーカーと立法者が最も有害な物質を直ちに段階的になくす事を始め、また高度有毒化学物質から子供を保護する国の法律を変える圧力を感じるようになる事である。」と彼が述べた。

鉛が、今年テストされた玩具の20パーセントで検知された。54の製品中の鉛濃度は、含鉛ペンキで適用される百万につき600ppmパートの連邦リコール基準を上回っていて、新しい消費者製品安全委員会の規則によれば、2月の米国法定制限度を超過している。

テストされた多くの玩具中の鉛レベルは、「アメリカ小児科学会」が提唱する子供用製品中の鉛40ppm上限を超えていた。

子供用装身具は、最も汚染された製品カテゴリーに入ったままで、2年間「HealthyToys.org/健康玩具」の「最悪」リストで一位の地位を維持している。

全体として、装身具は、他の製品とくらべると検知できるレベルの鉛を二倍含んでいる事を研究者が発見している。

多数の「ハンナ・モンタナ商標」装身具類は、鉛含有がテストで高く出た。「健康玩具」は、消費者が低価格子供用の装身具を避けるように勧めている。調査したこのウェブサイトは、製品名、商標、おもちゃのタイプによって、玩具が有毒化学物質を含んでいるか確かめることができる。

「HealthyToys.org」は、検査を通じて、中国で作られた玩具だけが有毒化学物質を含んでいる玩具ではないことを知った。テストは、中国からの玩具の21パーセント、他のすべての国々からの玩具の16パーセントが2008年度での検知レベルの鉛を含有している事を示している。

アメリカで製造された玩具でテストされた17の玩具の約3分の1が検知できるレベルの鉛を示した。2つの玩具が600 ppm以上の鉛を持っていた。最も高い鉛含有濃度を検出された物は、アメリカで作られた「ハロウィーン・パンプキン・ピン」で、それは190,943ppmの鉛を示した。

鉛だけが玩具に発見された有毒物質ではない。研究者達は、カドミウム、水銀、ヒ素、臭素を含んでいる玩具を発見した。テストされた45の製品が1,000ppmまたそれ以上の濃度の臭素を示した。それは臭素処理難燃剤の使用を示していて、子どもの健康へ危険をもたらす化学薬品である。

ヒ素は22の製品に100ppmのレベルを越えて検知され、他方289の製品が検知できるレベルのヒ素を含んでいた。

カドミウム(重金属)は100ppm以上が30の製品で見つかり、製品のうちの38が検知できるレベルのカドミウムを含んでいた。

水銀は100ppm以上で14の製品で見つかり、製品のうちの62が検知できるレベルの水銀を含んでいた。

「HealthyToys.org」は、ポリ塩化ビニル、PVC、のプラスチックで作られた製品を、それらの塩素成分を測定して、鑑別した。

「PVCは問題のプラスチックである、なぜならその製造と処分の中で大きな環境衛生への危険を生み出し、フタル酸塩を含む添加物を含んでいる。それは危険をもたらしうる物質である、と、「エコロジー・センター」がのべている。「HealthyToys.org」によってテストされた玩具の27パーセントは、装身具を除いて、PVCで作られていた。

Author:事務局 : 2008年12月05日 18:44