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2009年02月25日

■市民組織「EARTHJUSTICE」が米環境保護局との闘いに勝訴する

ワシントン(2月24日)―連邦上訴裁判所はブッシュ政権時代の清浄大気基準が不十分だったという裁決を今日下し、その基準を、是正処置を求めて、米国環境保護局に差し戻した。ブッシュ政権は、より強い浮遊微粒子規制基準への科学アドバイザー達による推奨を拒否していた。また、同法廷はこの「アクション」は勝手なものであったという判定を今日下した。この問題の基準は、煤、煙、そして毎年何万もの早すぎる死亡にリンクされている他の浮遊微小粒子のレヴェルを制限するものである。

「Earthjustice」の弁護士、ポール・コートはこう述べた:「これは呼吸する者誰にとっても大きな勝利です。微粒子物質は今日外にある汚染の最も致命的な形の1つである。ブッシュの環境保護局は、国民の健康を保護するためにより強い基準が必要であると主張した科学者だけでなく、主導的な健康提唱者の助言も拒否していた。今日の判決はその不正を正すものです。」

「Earthjustice」、環境法律事務所、は、全米肺協会、環境防衛基金、国定公園保存協会、を代表して訴訟を起こしていた。多くの州もブッシュの基準に挑戦した。

2006年10月に、環境保護局(EPA)は、それ自身の科学助言パネル、さらに微粒子物質大気汚染に対するより強い年基準を求めるスタッフ科学者達を退けた。「清潔空気科学諮問委員会」は、1997年に設定された1立方メートル当たり15マイクログラムの既存年基準を、1立方メートル当り13から14マイクログラムまでにする事を推奨していた。

米国肺協会、アメリカ医学会、アメリカ胸部学会、アメリカ小児科学会、全てが、汚染微粒子物質によって起こされる健康危害から子供、年配者、その他の人達を保護する為、年基準を強化するように環境保護局に要求していた。

「全米肺協会」の全国政策提言副会長、ジャニス・ノーラン、はこう述べている:「この勝利は、国民健康へのしかかる脅威が非常に深刻なので、特に重要です。微粒子物質は殺すことができるのです、また毎年何万の生命を短くしています。我々は、環境保護局に、明らかな科学的証拠に返り、そして、大気汚染防止法が要求するように、不健康なレベルの大気汚染で苦しんでいる地域に住んでいる何百万の市民を保護する基準を採用するように、督促します。」

浮遊微粒物質(PM)は、発電所、工場、ディーゼル・トラック、のような起源から放出された煙、すす、金属粒子、化合物等の微細粒子で構成されている。科学者達は、PMは、私たちの肺へ深く浸透することができるので、大気汚染の最も有毒な形の1つであると述べている。科学者達はPMが毎年全国的な何万もの早すぎる死の原因であると推測している。それは、喘息、気管支炎、肺気腫、慢性閉塞性肺疾患、肺炎のような呼吸器疾患の悪化にリンクされている、さらに、肺癌、臓病のような他の原因による早期死亡にもリンクされている。PMはまた私たちの都市と公園の多くを曇らせるもやの多くの原因になっている。

Author:事務局 : 2009年02月25日 13:33