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2009年02月03日

■アルゼンチン農民は旱魃が家畜作物を殺し破滅に直面している

サンミゲル/デルモンテ/アルゼンチン(CNN)―ブエノスアイレスの南西105キロ(65マイル)の小さな農業の町では、農民は作物を養い、家畜に餌を与えるのに苦しんでいる。この半世紀で最悪の旱魃は、アルゼンチンのかつての沃土を砂塵に変えて、非常事態に国を押しやっている。

アルゼンチンの農民は、世界へ牛肉を売ることで過去に利益を得てきた。しかし、かなりの農民は牛に餌を与えるのに苦労している。

牛の死骸が大草原のフィールドに散乱している。また、太陽で焦げた大豆は、南アメリカの夏の太陽の下で干からびている。農民達は生計について苦慮している。

「私は金を失っています。私はずっと金を失う余裕なんてないのです。」とフアン・カアン・ダンヴァズが言った。彼の家族は1700年代末以来アルゼンチンで農業をしている。彼はサンミゲル・デルモンテに700ヘクタール(1,730エーカー)を所有している。そこで彼はヒマワリと大麦を栽培している。

彼は今年がかつて経験した中で最も困難だと言っている。「生産は、最小で50パーセント減少している。もっと多くなるかもしれない。分かりません。」と彼が言った。

アルゼンチンは、地球中の国々へ、大豆、小麦、トウモロコシ、牛肉のような産物を供給している、世界の主食産地の1つである。近年、これらの産物は過去最高価格になり、アルゼンチン農民のため数百万ドルを獲得させてきた。しかし、この世界経済危機の打撃以来、需要と利益が落ちている。今度は干ばつが問題をさらに悪くしている。

農民からの圧力に直面して、アルゼンチン大統領クリスティーナ・フェルナンデス・デ・カークナーは、最悪の打撃を受けた農民が税を払うのを1年間免除する緊急措置を発表した。

カークナー大統領は、農民と論争がある関係を持っている。農民は昨年、輸出税の増加で激しい抗議とストライキを行なった。その増税は結局引き下げられた。しかし、農業のリーダー達は、まだ政府が農民のニーズに触れていない、と主張している。

彼等は、今週発表された措置が不十分であると言って、現在の旱魃のような緊急事態の対処に一貫性がある、長期的な計画を要求している。もしそうできなければ、彼らは、再びストライキを打つかもしれないと言っている。

「アルゼンチン地域社会」のロリーナ・デル・リオスは、サンミゲルデルモンテに在る砂塵まみれの畑から死んでいる大豆の蔓を引っぱり上げて、こう述べた:この旱魃がアルゼンチンと海外の消費者に影響を与えて、特にアルゼンチンの世界的に有名な牛肉に影響が予期される。

「我々は食肉がより少なくなるのを見るでしょう。それは上昇する価格を意味します。数年で、アルゼンチンが牛肉を輸入しなければならない可能性さえあります。それは当地の人々にとってほとんど考えられない事です。」と彼女は述べた。

Author:事務局 : 2009年02月03日 12:27