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2009年02月20日

■オバマ政権新農務長官の課題

米国農務長官ヴィルサックは、バラクオバマが大統領として初の外国訪問でカナダに向かうなか、この北の隣国との貿易論争に火をつけそうな方針を取りかかっている。

ヴィルサックは、食肉、ナッツ、産物、に関する最近の草案がでた連邦食品ラベル規則を水曜日に全体説明する事を意図していた。この事はカナダではもめそうな課題である。カナダは、世界貿易機構にラベル規則の事で不服申し立てを去年行っていた。

カナダ政府はその規則が「カナダ輸出業者に不利になる不当な貿易制限」を生み出していると当時不服を申したてていた。

カナダは、その後ジョージ・W・ブッシュ政権が食肉業者にその規則で融通を与えることを示したので、引き下がっていた。もしヴィルサック長官がその柔軟性を除去したら、カナダはWTOでこの提訴を続行する事を促すことになりうる。

批判者達は、その規則は来月全面的に発効するのだが、産業界有利に傾き過ぎると、述べている。ヴィルサックは食肉パッカー業者に自発的に厳しい要求に従うように頼む事を計画している。もし食肉パッカー業者がそれを断れば、彼はその規則を義務的にする事を意図している。

ヴィルサック農務長官は、水曜日に手紙を食肉パッカー業者に出して、報道機関への発表をして、彼の計画の細目を明らかにする手はずになっていた。しかしそれはどたん場になって取り消された。そして、農務省官吏はその手紙がまだ作成されている過程であるとだけしか述べなかった。

より厳しくなるラベル規則は、商品情報に飢えている消費者へありがたいことになるか、あるいは食品価格の値上がりに現われて、消費者の財布のひもがきつくなるかである、それは、消費者団体、あるいは食肉パッカー業者に耳を傾けるかどうかで違ってくる。

ヴィルサックは、今週、市民組織「食と水の監視」のパティー・ロヴェラを含む消費者提唱者達との会議要求に出てきて、会談を持った。ロヴェラは、ヴィルサックが規則を厳しくする事ができるいくつかの分野を示した、と、言った。その1つは、加工される食品をどう定義するかである、加工される食品は表示の規制から免除されているからである。

消費者提唱者達は、ブッシュ政権下で書かれた規則が、加工ベイコンのような食品を除外して、余りにも大まかすぎる、と、述べている。ロヴェラは、一部の消費者達は環境保護を助けるために、地域で育てられたプロダクトを購入したいと思っていると、述べた。

ロヴェラはこう述べている:「私達は、プロダクトの起源を知る事が実際に基本的な消費者の事項であると考えている。私達は、食品を除いて、ほとんど他の我々が買うあらゆる商品の起源を知っている。製造物品の起源、衣服や他の何であろうが起源は手に入れられる。」

アメリカ精肉協会上席副社長、規制事項担当、マーク・ドップ、は、こう言った。「ラベル表示は消費者にほとんど恩恵をもたらさない、そしてその事は既に精肉企業に何十億をも費やさせている。」

「今、このシステムにこれだけの費用を追加する本当に正しい時期なのか?」と、彼は問いかけた。

ロヴェラは、食品会社が、自分で望めば、製品にラベルをつけるのに何ら問題はない、と言った。もし食品業者が食品を、新しいとか、改善されているとか、大きいとか、より良い、新鮮、ジュウシーとか、其の他なんとでも、レベルをつける事ができるのであれば、それらはすべてレベルについての事なのである。」と彼女はのべている。

Author:事務局 : 2009年02月20日 16:05