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2009年02月24日

■クローンで作られた「有機」はカナダで拒否された

クローンで作られた雌牛が有機飼育されていればそのステーキを食べることは、「アピール」するものなのか?

その答えは、カナダの食物当局によれば、「否」である。

カナダは、有機食品とクローン動物は相容れないと宣言した。この事は、どんな製品もクローン動物に由来していればカナダでの新しい「有機ロゴ」をつけられない。

この規制は、全体に及んで改訂されて、先週金曜日に発表された全国ガイドラインの下で導入されるだろう。そのガイドラインはカナダの有機食品産業を規制し、かつ一般の会社が偽った、あるいは誤解を招きやすい主張をするのを防ぐように意図されている。

クローンされた有機製品の今回の禁止は、現行の有機生産で禁止されている物質リストに10月静かに加えられていた。このリストは、有機的生産方法に関する他のすべての規則と一緒に、6月30日に効力をもつ。

この新しい規則は、全ての食品、飲料、有機農業産物、が、全国的に公認された団体に承認されて、カナダ政府によって導入される新しい有機ラベルを付けなければならない。この新しいラベルを付けた全製品の内容は、少なくとも95パーセント有機でなければならない。この数字は、大多数の有機公認団体の現行基準である。

この全国的規則は、どの有機製品が高い基準を満たしているか、消費者に容易に伝えることができる。しかし、有機のシーフード、化粧品、ペットフード、織物、になると、それはまだ買い手の警戒がいる。カナダ政府は、これらの分野では、主としてそれらを有機的に生産する方法について規則がないので、義務的有機証明を免除した。

この事は以下の事を意味する:それらの製品を売っている会社が、高い基準を満たしているという保証のないままで、有機ラベルを使用することがゆるされる。有機農業と生産からクローン動物を禁止する今回の動きは、カナダがクローンで作られた製品が国に入ることを認めるべきか、またそれが有機といえるかどうか、について持ち上がる議論のまっただ中で、起きている。

アメリカとカナダの健康と消費者保護運動家達は、クローンで作られた製品を市場に出る事を許可する事に反対してきた。特に米国で売られるそのような製品が識別するラベルをつけなくてよい事になっているので、反対が強かった。

「カナダ保健省」スポークスウーマン、ジョーイ・ラスウエルは、電子メールでこう書いている:「クローン動物からきた食品は現在カナダで売り出す事を承認されていない。」

しかし、カナダ保健省が、クローンで作られる肉あるいはミルクを未来に売ることを可能にする政策を開発することを、排除するかどうかは不明瞭である。

昨年、米国の健康担当官吏は、どんなクローンで作られたミルクあるいは肉も、有機と呼ぶことができないと、宣告していた。

Author:事務局 : 2009年02月24日 11:01